2020-06-21 『味』のある作品
カウ○トダウンTVをご覧の皆さんこんばんは、稀山美波です。
気づけば、今週は連載短編を進めることもなく、かといって何か短編を書くでもなく、かといって何かネタを絞り出すでもなく……まあとにかく何もしない一週間が続いてしまいました。
このままじゃ勘が鈍っちまうぜ!などと一流作家が如く考え、こうしてまた日記もどきを書くことにしたわけです、はい。
そういえば、ちょうど一週間前に『角川武蔵野文学賞』なるもののために短編をひとつ書きました。
なんでも、関東は武蔵野台地なる場所に、角川のミュージアムができるとかなにかで、『武蔵野にまつわる作品をぜってぇ応募してくれよな!オラわくわくすっぞ!』とのことです。
ということで、「武蔵野なんか行ったことねえよ関東民以外にはかなり不利な企画だなゴルァ(はい喜んで!)」と思いつつも、武蔵野に明るい友人に話を聞きながらも書いた次第です↓
『ヒューマンライフ・イン・ムサシノ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054898428572
中間発表が9月、最終結果発表が10月ですから、選考にオチたかオチてないかは忘れた頃に判明するわけですね。
こういうの、ステマって呼ぶんでしたっけ?
え?全然ステルスしてない?
こまけぇこたぁいいんだよ。
作品によって、『コメディ寄り』『真面目寄り』と色々作風を変えてみてる稀山ですが、web小説というのはホント何がウケるか全然わかりません。いわゆる、『長いタイトルで作品の概要を説明している異世界ファンタジー』みたいなのがウケている印象(偏見)ですが、全部が全部そういうわけでもないし、本当にわかんないです。
じゃあ最近の流行を研究して作品に反映できるかといったら、そこまでの熱量も技術には稀山にはないわけで……反映してらウケるかといったらそういうことでもないと思うわけで……(北の国から感)
小説には、作者ごとの『色』というか『味』というか、とにかくそんなものがあると思います。ツイッターで仲良くさせてもらっている方たちも、「描写がとにかく美しい方」とか、「世界観を作るのが上手い方」とか、人によって『強み』のようなものがあるように思うのです。
「競うな 持ち味をイカせッッ」
範馬勇次郎もこんなことを言ってました。
じゃあ稀山の持ち味、さらに言えば強みってなんだろうと考えました。
文章力?いやいや無いです。
構成力?行き当たりばったりですわ。
テンポ?リズム感ゼロです。
行きついた先は、『オチ』です。
自分は基本、『オチ』がないと気に食わん人間です。
日常会話でも、「で、オチは?」とか言ってくるウザい人、いますよね。
あれ、多分稀山です。
どこかで聞く機会があったら、『この腐れ社畜が!』と殴り飛ばしてOKです。もし稀山じゃなかった場合の責任は負いかねますので、悪しからず。
三題噺を沢山書いていた時期も、ツイッターでお題をもらって書いている時もそうですが、短編では何よりも一番『オチ』を大切にしています。
落語とかお笑いが大好きな影響なんですかね、オチが全てみたいに思ってる節、あります。先週書いた日記にすらオチを入れずにはいられなかったくらいですから。
作品の流れをガラリと変えるようなオチであればあるほど、気持ちがいいですねえ。お笑い的に言えば、『緊張と緩和』というやつでしょうか。あれ、小説にも同じことが言えると思うのです。
「
範馬勇次郎もこんなことを言ってました。
三題噺やお題貰って書く系でも、「オチwww」みたいなコメントを頂くことが多いので、自作でも『オチ』だけはちょっと自信を持っていいのかなと思います。というか、オチのために書いているまであるので、「オチwww」というコメントが一番嬉しいです。
この『味』は、これからも大切に、そして磨いていくべきなんだろうなあと感じます。
美しい描写・面白い設定・目を見張る構成、なんて作品は逆立ちしても書けません。というか、逆立ちができません。
数多くの作品が眠るweb小説という界隈の中で戦っていくには、こういった自分にしかない『味』を磨いていくしかないのかと。
『他の作品を研究してこうしよう!』とか『流行を取り入れてこう書こう!』とか、稀山にはできません。そんなことを考えると、とんでもないこと深みに嵌っていってしまいそうです。
稀山は、ただオチを意識して書けばよいのです。
色々な考えは、かえって邪魔になるだけかもしれません。
「上等な料理にハチミツをぶちまけるがごとき思想!!!」
範馬勇次郎もこんなことを言ってました。
稀山の作品が上等な料理かどうかは置いといて。
ま、とにかく。
これからも稀山はオチを大切にしていきたいです。
……え?
これだけ『オチ』について熱く語った日記のオチはどうなるのかって?
今回はですね、オチ、ないんですよ。
なんでかって?
そりゃあ今、『角川武蔵野文学賞』とやらに応募しているからに他ならないですよ。こいつ、まだまだ選考中ですから。
『オチない』ってね。
おあとがよろしいようで。
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