終電帰り

同じ事の繰り返し。

同じ事を昨日も考えた。

きっと今日も考える。

そして明日も考える。

そこに鳴り響くチャイム。
―ぴんぽーん

何気ない日が変わる瞬間はありますね。

上手くいかない日とか、寂しい日とか。
人生、楽しい時ばかりじゃありません。
そんな時、どこに救いがあるのか──。
このお話を読んで、「友達」って素晴らしい存在だなと再認識できました。

キレの良い文体に、洗練された表現。高いリーダビリティに、読む手がとまりません。是非！　素晴らしい作品です！

何かの拍子にとんでもなく自分が分からなくなってしまうときがあります。
それは、雨かもしれないし、ニュースかもしれないし、いつもは聞き流してしまうような他愛のない会話かもしれない。

そんな時にどうするのだろう。

日常の中での苦しさが、一転して、特別な一日になりうる。

とても心地のいい話です。