10 Girl with a broken heart


 別室の扉が開きベルニら三人が出てきたとき、グレースは真っ先にベルニの許へと駆け寄った。

 それはこれまでのグレースからは考えられない行動だったが、兄のロイはそれを咎めることなく、自らは上官であるロジャーへと視線を向けた。

 ロジャーは表情を消しており、その後ろから最後に出てきたダークエルフ──アイナリンドを見遣れば、その表情かおが皮肉っぽく冷めているのが気に掛かった。

 ロイがロジャーの言葉を待って視線を戻すよりも早く、グレースの〝ちくり〟と傷付いた感情の小波さざなみが伝わってきた…──。

 ロイは思わず妹とベルニの方を見遣っていた。


 視界の中では、妹が無言のベルニの小さく上げた〝拒絶〟の手振りジェスチュアに困惑していて、言葉もなく立ち尽くしている。その彼女の前に立つベルニの態度はいっそ丁重だったが、決して目線を向けようとはしないことが、グレースの心をいよいよ傷付けていた。

 その場の重い空気を誰もが感じ取り、小さく舌打ちしたティムがベルニに一歩を踏み出そうとしたタイミングで、ロジャーはティムの腕を強く掴んで言った。

「グレース、伝達事項がある」 そう言って空いている方の手で彼女を手招きをする。

「…………」

 グレースはもう一度ベルニの顔を見遣ったが、彼の目線が動かないので仕方なしに傷心の表情を隠し──それは必ずしも成功してはいなかったが…──〝子供たちハーフリング〟の輪に加わった。


 そんな健気な妹が加わった輪の中で、ロイは小隊長のロジャーが別室で聞かされた事──イングレスのガリア支援の事実上の打切りとアシュトン博士の連邦ゲールへの亡命、そしてそれに伴う対竜戦の展望と自分たちハーフリングの今後の扱いについて、全てを伝えられた。


 ──そうか…… イングレスはガリアを見棄てたわけだ……。


 感情を切り離したロジャーの言葉で、ロイと他の〝子供たちハーフリング〟はそれぞれに事態を確認した。


 ──…そして僕たちも……見捨てられた……。


 その中でロイは、言葉を失ったグレースの背中越しに、ガリアの青い制服ジャケットを纏った〝戦友ベルニ〟を見た。

 ベルニは同じガリアの青い制服を着るドゥミ伍長に先任者の責務で説明をしなければならぬ破目となっていた。感情を激発させ〝子供たちハーフリング〟に怒りの矛先を向けようと肩を震わせる伍長ドゥミを宥め、辛抱強く言葉を掛けている。

 年齢から言えばドゥミの方がずっと年上であるのだが、年長の戦友の亡国の怒りや不安の念に、ベルニは優しい笑みさえ浮かべて気遣い寄り添ってやっていた……。


 ──素直で優しいね……。


 祖国を失ってなお自分の為に泣けないでいるベルニを見遣りそう思いつつ、一方でロイは傷付いた妹の顔へと視線を向け、その心情を思った。


 蒼褪めたグレースの貌は、本国イングレスの決定がベルニを裏切ることになったのは自分の所為せいだとばかり思い詰めていて、同時に、どうやら──結果として──デイジーに捨てられたらしいという事実に、呆然と自分の心の置き所を失くして固まってしまっている。


  *


 一方──…。

 ガリア竜騎兵とイングレス・コマンドスの三人を退出させた後の室内では、ヴァイマル=ゲール国防軍の女士官──ナターリエ・ヘルナー少佐がヘイデン・アシュトン博士に複雑な目線を向けていた。

「〝子供たちハーフリング〟 ……本当に使えるのか?」

 つい今し方までその〝子供ハーフリング〟らを前に〝殲滅戦〟について一席ぶっていたアシュトン博士にそう訊くナターリエの視線には、内心の怪訝の思いが滲み出ている。

 竜殲滅の最前線に立つべく造られる〝無敵の兵士〟、との触れ込みであった兵器ヽヽは、どう見ても繊細な少年少女である。そして彼らが我ら連邦ゲールへ向ける目は、明らかに朋友ヽヽに対するものではなかった。

 アシュトンの方は、そんなナターリエの懸念を正確に推し測り、例の人好きのする微笑で言った。

「FPAは小型であればあるほど使い勝手がいいでしょう? ──であれば、それを纏うも小柄な方がいい ……連邦ゲールへの感情は、彼らには〝育成〟の段階で深層心理に〝イングレスへの愛国心〟を刷り込んであります」

 ナターリエの形の良い眉が寄せられた。アシュトンは落ち着いて返す。

連邦ゲールで育てる〝子供たち〟には〝ゲールへの忠誠心〟が刷り込まれることになります。心配いりません」

 何でもない事のようにそう言うイ国の科学者に、ナターリエは思わず訊き返した。

「──ではハーフリングらは、博士の亡命に同道してきたわけではない、と?」

 問われて博士アシュトンは、平然と笑って返した。

「竜の群れの中で、私が無事にあなた方に合流するのには彼らの力が必要でした ──…それに、あなた方だって〝子供たち〟がどのくらい使えそうなのか、それを確認する必要があったのでしょう?」

「…………」

 博士の言うことは事実だった。国防軍上層部は、H計画の成果の確認を優先していたし、そのために自分はここへ派遣されてきている。──結果は満足のいくものであった。


 だが高い戦闘力と〝異能の力〟を持った情緒の安定しない集団が、深層心理に〝敵性〟と刷り込まれた別の集団の中に放り込まれたのだ。何が起こるかわからないという懸念から博士を見遣るナターリエに、アシュトンは言い放った。

「私は無事、ここに辿り着きました ──そして彼らの役目は終わった。後の処分は貴国にお任せします」

「…………」

 ナターリエは国防軍の軍人であり高級士官であったが、自分が女であることを捨ててはいなかったらしいことを改めて感じた。

 ことの初めから人間ヒトとして扱われていない〝子供たち〟が哀れであったから……。


  *


 グレースは自らの半身とも言えるヨロイ──〝グレムリン〟──の傍らに小さくなって膝を抱えていた。

 ベルニに〝拒絶〟されたことはショックだった。


 遠慮がちにわたしを向いていたあの砂色の瞳は、理不尽さを怒って、伏せられてしまった……。

 もう、わたしを向いてはくれないかも知れない。

 でも、それも仕方ない。──彼の祖国を、わたしを造った国が棄てたのだから……。


 そして、わたしも捨てられてしまった……。


 ──だから言ったでしょう……。彼と関わるのはよいことにならないって……。


 心象イメージに現れそう言うデイジーの顔は怒ってなどいなくて、優しい顔の蒼い目が哀し気に揺れていたように思う。

 心が際限なく沈んでいきそうになったとき、もう一人の〝半身〟の声を聴いた。


「それは違うんじゃないかな……」

 すぐ近くに佇んでいた双子の兄ロイは、控え目な声で言った。

「──軍曹ベルニはいまは混乱してるけど、これがお前の所為せいじゃないことを、ちゃんとわかってるよ」

 グレースの膝の上の頭は固まったまま動かなかった。

 ロイは、こんなときのグレースが意固地になるのを知っているから、構わずに続ける。

「彼は優しい子だからね。溢れてしまうことだってあるのさ」

「…………」


 やはりグレースは〝自分の存在が拒まれた〟と思い込んでいるようだ。だけど、実際はそうじゃないだろう。ベルニはただ時間が欲しかっただけだと思う。妹に昂った感情のままの自分を晒すのは嫌だったろうから。

 ロイは敢えて、そんなベルニの情動を代弁してやることはしないことにした。結局は彼が自分で自分の感情を整理して、妹に伝えなければならないことだ。

 だからロイは、妹の受けた〝もう一つの喪心〟の方に言葉を継いだ。


「──それと、デイジーは僕らを見捨てることはないと思う。どんなことをしてでも、必ず僕らを連れ帰りに来ると思うよ」

 グレースの頭がゆっくりと持ち上がった。ゆっくりと泣きそうな顔がこちらを向く。

 ロイは、そんな妹に優しい笑みを向けた。


 ロイには確信があった。

 祖国イングレスは僕らを切り捨てたろうが、デイジーは──彼女だけは──僕らを決して捨てはしないだろう、と。


  *


 そんなグレースら〝子供たちハーフリング〟の居るペロンヌの郊外から離れること西へ330㎞──。

 シェルブールの軍司令部正面玄関を出たポネット曹長相当官は、長身の幅広な肩を怒らせて大股で港──水上機桟橋──を目指して歩き出していた。

 その後ろをイングレス・コマンドスの制服を着た金髪の〝ラ・ベル美人さん〟が追っている。

「曹長…──待って……待ちなさい!」

 その声をポネットは無視した。時間が惜しかったのだ。


 イングレス・コマンドスのマクネアー少佐から状況は聞いた。その背景も政治的な思惑についても。──本来、一介の下士官相当官が聞ける話ではない、……が、マクネアーは〝ここだけの話〟として全てを聞くことを黙認してくれた。

 ポネットにとって政治の話はどうでもよかった。パリが失陥したとき、祖国を守り切れなかった事実ことを痛感させられている。また、イングレスが全くの善意のみでノルマンディーに展開しているのでないことも先刻承知だ。

 ガリアは既に滅んでおり、ただ葬送を取仕切る者が居なかっただけなのだから……。

 結局、事態がここに至ったのも自分たち〝大人〟の責任で、そのことから目を背けることができなくなっただけだ。


 だがだからこそ、得られた〝事実〟は活かしたかった。

 息子ほどに年若い〝友人〟がペロンヌの郊外に取り残されている。ゲールとの接触に成功したのか、竜の群れの中に孤立したままなのか……それは判らない。だが竜の活動圏に取り残されていることは判った。


 ──東に330㎞……1時間半で到達できる。水上機は離着水にソンム川を使えるが、そこからはどうする……。

 ポネットは頭の中でガリア北部──ピカルディの地勢を思い描き、そこを蛇行するソンムの川辺か運河の何処かに愛機〝侯爵夫人ラ・マルキーズ号〟を降ろした後の行動ことを考えている。……モト単車を積んでいくか…──


 そこまで思考を進めた所でポネットは、シェルブールの街区の中の路地にいる事実に引き戻された。

 ようやく追いついた〝ラ・ベル美人さん〟──デイジー・アップルビーに、水上機を泊めた桟橋への行く手を遮られたのだ。


「──礼儀を知らない男ね……あなた」 肩を怒らせたデイジーが仁王立ちになり、その蒼い目で睨め上げていた。

 これにはさすがに無視し続ける訳にもいかなくなって、ポネットは〝ラ・ベル美人さん〟を見返し口を開いた。

「申し訳ありませんが中尉、いま時間がないんです」

「奇遇ね、わたしもそうよ」

 しばし睨み合いとなる……。その好戦的な目線と口調にポネットが息を吐いて口を開こうとすると、それをデイジーは遮って言葉を継いだ。

「──時間がないから〝単刀直入〟でいく。あなた、水上機を所有してたわね? それをわたしに貸してもらう」

「は……?」

 ポネットはデイジーの顔を見返した。デイジーはイングレス・コマンドスの幹部士官だ。本国に避難するのに自分で手段を講じなければならないような〝やくざ〟な立場の人間ではない。とすれば…──。

「〝子供たちハーフリング〟を救いに? ……ですが、失礼ながら中尉に飛ばせますか?」

「…………」 言葉に詰まった彼女だったが、その蒼い目を真っ直ぐに向けてきた。「──そうね……わたしには無理ね ……だから借り上げる」

 そう言ったデイジーの表情かおは、決意と共に、有無を言わせようとしない傲慢さがあった。が、その傲慢さの中に、追い詰められた彼女の必死さが見え隠れしている。


 ──まったく……。


「…………」 ポネットは目線を外して歩みを再開した。〝ラ・ベル美人さん〟の表情が硬くなる。

 そんなデイジーの横を通り過ぎしなにポネットは言った。「──借りられてやってもいいですが、安くはないですよ」 その口許が小さく綻んでいる。

 その言葉に、デイジーの頭が勢いよく彼の背中を向く。視線の先のポネットの歩調は、それまでのように速くはなかった。


  *


 正午にはペロンヌに進駐したゲール軍と共に城塞内に入ったベルニは、小隊の〝子供たち〟から距離を置いてゲール軍からの指示に従って聖堂の前の広場の端に〝パラディン〟を降着させると、機体の影の中に背を預けて腰を下ろすと足を伸ばした。

 現在いまのところ、ゲール軍から拘束されるようなことはなかったが、それでも監視くらいはされているのだろう。小隊のFPAの武装は、全て取り上げられていた。


 何とはなしに見遣った足元に、小さな白い花が風に揺れていた。

 するとグレースの、傷付けられ、寄る辺なく揺れた碧い瞳が思い起こされた。


 ──まったく、大人気無いな、俺……。


 このガリアの〝現実〟は、5年前──年齢を偽って──軍務に就いたときから、もうわかっていたことだったのに……。

 今更ながら後悔し、そんな自分に腹が立ってくる。

 そんなベルニだったが、傍らに人の立つ気配を感じると目線を上げた。

 そこに赤毛の〝子供ハーフリング〟──ティムの顔があった。予想に反して、ティムの顔に怒気はなかった。

「ちょっといいか?」

 彼にしては〝慎重な〟その物言いに、ベルニは少しだけ上体を起こすと、目で隣に座るよう促した。

 ティムは隣に腰を下ろすと、おずおずと神妙な声音トーンで切り出した。

「──…御国ガリアのことは、その……ご愁傷様… でした……」

「…………」

 選択された語彙の連なりが少々仰々しいのが不思議で可笑しくもあったが、ティムに他意がないのは感じ取ることができた。

「アンタがイングレスの決定に憤るのは、理解できる ──そりゃ、辛いだろうな……」

 そんなティムにベルニが視線を遣ると、赤毛の少年は真面目な表情を正面に向けたまま言った。「──でも、グレースに当たるのは間違ってると思う」

 痛い所を突かれた、と、そう感じたベルニが顔を顰めるより先に、ふと気付いたようにティムは続けた。

「──あ…… オレがフィービーフィーのことでアンタに当たったのも、あれは、その……間違いだった。悪かったよ……」

「…………」

 互いにバツの悪い表情を並べて間の抜けた数瞬を共にした後、何方どちらの口からともなく押し殺した笑いが漏れた。


 一頻ひとしきり笑った後にベルニは明るい空を見上げて言った。

「ああ。確かに間違ってた。彼女に謝らないとな……」 それからティムの方に向き直って訊く。「──大人気なかったか?」

「かなり」 応えは間髪入らずに帰ってきた。

 ベルニは今度こそ大きく顔を顰めると立ち上がった。隣にティムが立ち上がるのを待って右手を差し出す。ティムはその右手をしっかりと握った。


 それからベルニは、独り言ちるよう小さく言った。

「まさか君みたいな子供に諭されるなんてな…… なっちゃいないよな、俺……」

「…………」 それを耳にしたティムは、今まで隠していた面白いことを明かすような表情になって言った。「──…そうでもないよ。アンタよりは年上だからね、オレ」

 それに半分は怪訝に、半分は微苦笑気味となったベルニに、ティムはしれっと言った。

「オレら、〝ヒト〟じゃーないからな。これでもオレ、今年、22だぜ」

「えっ……⁉」 これにはベルニも絶句させられた。そして、ふと思い至ったことを口にしていた。「──そ、それじゃ、グレースも……?」


「それは言わないでおくことにする」 ティムはその外見上の年齢に相応の笑みを浮かべて言った。「──言ったのがバレたら、数日は口を利いてもらえなくなるからな」

「…………」

 何とも名状し難い表情となったベルニに、今度はティムが不安そうな表情かおになって訊き返した。

「なんだ…… そういうの、気にするか? やっぱり……」

「い、いや……大丈夫‼ ただちょっと驚いただけ……」

 そう応えるのがやっとなベルニの表情に、ティムは内心の安堵を押し隠して、可笑しそうに笑って返した。


 と、広場の雰囲気がにわかに慌ただしくなった。ゲールの言葉が飛び交い、広場に降着していた〝ゴブリン〟やゲール軍の主力FPA〝ヴィルデ・ザウ〟が、次々と膝を上げていく。それぞれのFPAは、その手に対竜戦用の重火器を掴んでいた。

「始まるらしい……」

 ティムがその様子に呟くと、ベルニも小さく頷いた。


 広場の反対側の端にゲールのハーフトラックが乗り付けてきて、男女が一組、降り立つのを見た。

 すると、やにわに広場の上空から爆音が降ってきた。ほどなく1機の回転翼機ヘリコプターが風を巻いて広場の中央に降りてきて、暴風が吹き荒れるように回転翼の風が周囲の木々や建物を揺らす中で、女は男を見送った。男は回転翼機ヘリコプターの方へと向かう。

 風に帽子を飛ばされぬよう、しっかりと抑えて回転翼機ヘリコプターの中へと消えた男は、イ国製の三つ揃えを着込んだヘイデン・アシュトン博士で、ベルニはアップルビーデイジーからの頼まれ事が、これで〝不可能事〟となったことを知った。


  *


 それから2時間としないうちに、ペロンヌは南から押し寄せる竜の大群に襲撃されることとなった。

 午前中の列車砲の砲撃によりいったんは退けられた竜が、再び〝知性体〟の竜に率いられて舞い戻ってきたのだ。


 この時、ソンム川と旧城の城壁に拠った戦力は、ゲール国防軍 第808特殊任務 教導中隊のFPA 34機、ガリア軍のペロンヌ駐屯守備隊のFPA 13機、イングレス 第3《実験》コマンドの〝グレムリン〟7機及び帯同の〝パラディン〟1機──計55機のFPAと、総計で約280名の兵員。それに数台の車輌と観測機、各種の火砲が残されていた。

 これに加えゲール教導中隊は、ヴァシニー郊外の鉄道支線に展開する4両の28㎝列車砲の支援砲撃と、回転翼機ヘリコプターを含む前線航空戦力からの近接航空支援を受けることができるはずであった。


 図らずもペロンヌの防衛を統括する立場となったナターリエ・ヘルナー少佐は、ガリア/イングレス連合軍の後送は間に合わないと判断するや、無事確保した亡命者──ヘイデン・アシュトン博士を本国へと送り出した後、〝ガ軍ガリア〟と〝イ軍イングレス〟の指揮官に対し共闘を呼びかける道を選んでいる。

 連合軍のそれぞれの指揮官──一人はロジャー少尉相当官──はこの呼びかけを受け、戦闘可能な〝グレムリン〟と〝パラディン〟には武器が戻された。



 そんな中でベルニは、グレースに謝る機会タイミングを逸してしまった。



 謝ろうとは思っていた──。

 他の誰のためではなく、〝自分のために〟許しを乞いたいと、そう思っていた。



 でも、それが出来ずに、俺はペロンヌの戦場に立つことになった…──。

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