選択肢は、あなたに委ねられた。

 ある日、主人公の少女は森にいた。そこには、魔獣の群がいて、主人公に襲い掛かって来た。そんな万事休すの主人公に救いの手を差し出したのは、妖精のような少女だった。主人公は妖精と協力して、魔獣の群を追い払おうとするのだが、主人公は再び窮地に立ってしまう。そこで示される残酷な二択。主人公が選んだ衝撃的な選択とは⁉
 さらに、主人公と同じ格好の「私」が、「ゲーム」を進めるように促す。ここは主人公自らが制作した、ゲームの中だったのだ。「私」は主人公の「ヘルプ」として助言したり、アイテムを用意したりするのだが……。
 
 小説の中であるにもかかわらず、ダンジョンマップらしき地図が出現したり、ゲーム内でよく見かける選択肢が表示されたり、様々な仕掛けがある。
 これは拝読してみないと味わえない魅力だ。

 是非、御一読下さい。