アーマード・ハンター

大都市オアシスとを繋ぐ一本道は危険区域に指定されていた。
唯一の道を塞がれてはこんな田舎町など細い糸で首を閉めれるようにゆっくりと衰退する未来しか残されていない。

早急に対策しなければ……。
だが素人が手を出して解決できるようなものでは到底ないことであることもわかっていた。
「どうか安全な道路を取り戻して欲しい」
住民の不満と不安は募るばかり……。
町長はこの事態を解決してくれる者達を探した。そして見つけ出した。
「金なら払う！　いくらでも！」
本来は自分の為の金だった。汚れた金だった。
貧窮していく民を見て彼はどうして町長になろうと思ったのかを思い出した。
「この事態に自分のできることはない。だが今一度、町の為に」
そう言って彼は契約を交わした。