「若い人間は魂が安定しないのじゃ」と目玉の親父が言っていた。

わがままな人間は、大人が飛び越えない何かをふと飛び越えて、あやういところに行ってしまうかもしれない。
この世の中にまだ染まりきっていない、不安定な何かを、ふと思い出した。
不思議と、こういうのが心に残ってしまうのだ。