美しき「エメラルドギロチン」

小説を読む前に、まず「エメラルドギロチン」というタイトルに目が留まった。
「エメラルド」と「ギロチン」という言葉の並びには、詩がある。
この『エメラルドギロチン』という小説は、タイトルに劣らず美しい。
美しく、とびきり面白い。

この作品の美しさ、そして面白さの一端は、魔法の自然律や道理についての具体的な記述があることだ。
魔法の道理があり、その道理に基づいて、作用する。
世界を想像し、創造するとは、こういうことだろう。

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