幻術士 除霊屋綾幻

小日向陽介は、幼なじみの里美が幼い息子をマンションのベランダから転落死させてしまった事故をニュースで知る。
それ以降連絡が取れなくなっていたが、数か月ほど経ったある日、陽介は里美の夫で親友の新一に呼び出される。
そこで陽介は里美が心を病んでしまい、息子の霊がなんども現れては当時の事故を再現すると訴え、そのたびに錯乱すると告げられる。
陽介は新一に懇願されて、かつて一度だけ出会い心惹かれたものの再会を果たせなかった女霊能者を再び探す羽目に。
しかしなぜか今回あっけなく再会。女霊能者はそれを「縁」と受け止め、除霊の依頼を快諾する。
女は除霊屋綾幻と名乗り、あやとりと体術を使う不思議な雰囲気を漂わす幻術士であった。