水縹 こはる

彷徨いの末に拾われた女性、たどり着いたは木曽路にある旅籠「種火屋」 そこから稀有で素敵な縁が広がってゆき、やがて縁は結いになっていく。 旅籠で流れる小さな小さな日々の物語です。

私には素敵な妻がいる。 出会いは、こんな情けない始まりだけども。

私には素敵な夫がいる。 出会いは、こんな情けない始まりだけれども。

甘やかされたい後輩と甘やかしたい先輩の、大学生ものの百合です。 ※作品の展開上未成年が飲酒をする描写がありますが、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

君が海で死んだ。あの暑い夏の日、私たちの前で高波に攫われて死んでしまった。 残された私たちはこれからどう生きていけばいいのだろう。私たちは君のいない夏に永遠に囚われている。

「無意識に行っているその演じ分けを、意識的にしてみるんです。世界を認識し直すために、意識的に演技してみる。つまり、ままごとです」

捜し人と間違えられた「私」は、相手の女性を放っておけず、こっそり後を付ける。待ち続けて捜す女と、ひたすら待つ男の武蔵野慕情。

第一回神ひな川小説大賞参加作品。 テーマ「ハッピーエンド」

少子化を止めるべく政府が考案した『結婚確定マッチング』。プロフィールから相手を選べば必ず結婚できるというもので、そんな夢のような企画に魅了された俺はすぐ使用してしまう。数多くの女…

　深夜のテンションってありますよね。 　夜の勢いを借りて文字を書く。そのためだけの、これはなんのためにもならないエッセイです。

それはどこにでもあるような都市伝説。 旧校舎の図書館には悪魔が住んでいて、そこに一歩足を踏み入れると異世界に連れて行かれてしまうと言う。 三野谷 栞はある日友人との肝試しの最中、…

草食信仰森参加作(主催)です これがおれの信仰ですが、作中の内容はフィクションです 絶対に真似をしないでください

人魚姫になるのが趣味の、女の子のお話です♡

　これは、18年生きてきたわたしの回顧録。事実は小説より奇なり……の体験談。 　信じてもらえないなら、現代ドラマとして……。信じてくださるなら、エッセイとして……。 　たぶん、…

友人Yの作品からインスピレーションを受けました。

すなおな愛情表現を綴ってみました。 純情な感情表現は歌ってみました。 すきなひと、すきなもの、すきなこと……、ぜ〜んぶに！ すきっていいたい！

きらびやかな中華風異世界に転移した女子高生が目にしたものは……。 ――2023年6月30日、「大検」を「高認」に修正しました。 ――2021年3月29日、「安南《あんなん》族」…

同じクラスの木村くんは卵焼きを食べられないのに卵焼きを持ってきては捨てていく。 ねえ木村くん、なにやってるの？ 気に入っていただけたらこちらもぜひどうぞ。https://ka…

飼い猫が死んだ。とても大切にしていたし、可愛がっていた。だけど私の心は特に落ち込んだりはしていない。こんなもんなのかな…。大切なものって、一体何？

庭に植わっている二本の柿の木。 仲良く毎年交互に実を結ぶ。 養子に出された主人公は離れ離れになっている双子の兄と自分を象徴しているように思えるその二本の柿の木を愛しく思っていた。…

才能なんてクソくらえ これを読んだら次はこれ https://kakuyomu.jp/works/16816452220571951094

騒然とした教室の、騒がしい小学生たち。 彼らを静かで冷ややかな眼差しで刺す先生。 ハートフル小学生バトルコメディ。

僕の祖父は、大企業の部長にまでなった人だ。 係長止まりの父より尊敬できる祖父が大好きだけれど、好きな理由は別にある。 祖父は会社員になる前、警察官をしていた。 ずっと憧れていた警…

学校に残る古い焼却炉。 そこは人が行方不明になるという怪談スポットだったが……。 ※火に関する表現があります。

二〇二〇年がこんなことになろうとは、作者自身もまったく想像もできませんでした。 それはこのお話の主人公も同じ、過去の災禍の犠牲となり神にもすがる思いでやってきたこの時代もまたこん…

初投稿です。 2月に書いたものを今更ですが、投稿してみます。 若い旅人がバーで或る男に出会い彼から話を聞くという、のんびりとした話です。男の正体を考察しながら読んでみてください…

特段おかしな家庭環境で育ったわけでも、何か特殊な事情を抱えていたわけでもない。ただ何となく周りに溶け込めなくて、『普通』でいられなかっただけ──そんな女子高生二人が、一日だけ『普…

──あの頃私たちは、女子高生だった。 友人である市杵京子と「普通の女子高生」をしてから約八年。すーちゃんこと天津燈子は、社会人三年目、味気ない日々を過ごしていた。 姉も京子も…

20代の恋の悩みや生活での些細な瞬間。

川端康成の「少年」は、川端の青春期に、清野という少年との同性愛を描いた自伝的小説と言われている。少年期特有の友情を越えた性への執着や惻隠の情の物語かと思い、読んでみて驚愕した。川…

１分で読める１話完結の短編です。 ふとした時間の空きにでも目を通してもらえると嬉しいです。

この人のためなら、死ねる、というのを

夢見る僕と不条理の姫君、あと鬼。

私、高校２年の相澤小春は、去年担任だった中野葉月先生とひとつ屋根の下で暮らしている。 そう、これは誰にも知られてはいけない私と彼だけの秘密。 最後まで読んだあなたはきっと始め…

『心臓転移』。 その人を想っている誰かに心臓を奪われてしまうというものだ。 心臓が誰かに奪われ――盗まれる時代。『心臓窃盗保険』や『心臓探し専門の探偵』なんいうのもある。 二つ…

草むしりしていて、うっかり地中に落ちてしまった京子。 地上は遥か上で、上れそうにない。 だが京子はいつものように、さほど悩むこともなく目の前の横穴に入っていく。 果たして京子は無…

授業は退屈。「放課後までのスマホ使用禁止」の校則を守れる訳がない。 高校生の「あたし」にとって、授業中にゲームをすることが密かな楽しみだった。告白した相手から辛辣な言葉を投げ掛…

【Rising！の2話と内容が重複しています。ご注意下さい】 　甘粕亜紀は防犯課少年班に所属する婦警だが、厄介な事に、業務管轄外の事件に首を突っ込みたがる悪癖がある。 　彼女…

カクヨム3周年記念選手権　八日目のお題『三周年』について書きました。 【8日目お題】 『3周年』 一応ミステリーにしていますが、本格的なものではありません<(_ _)> お見苦…

高校新聞部員、相田早夜（あいださよ）は驚愕する。 「一週間後の文化祭までに、校内の『部長』全員にインタビューしろってー!?」 ドタバタ新聞部企画の火ぶたが切って落とされた！ 新聞…

エッセイと言う名を借りた作文？ドキュメンタリー？ 伝えられなかった想いや、日常の些細な出来事を書いてみました 心の中から溢れる言葉たちを くるくるっと丸めて 丸投げします！ テ…

とある月夜の丘の上、好奇心旺盛な猫たちに見守られながら、魔法使いの少女は魔術の儀式を行う。 それは禁忌とされている『死者をよみがえらせる魔法』だった。 第4回 匿名短編コンテ…

8月のお話です。

【☆50感謝！】 (旧タイトル「先生になりたい俺は今日も、そんな登る入道雲を見ていた。」) 夏の北国は少し暑い。 彼は今年も向かう。 海沿いの、あの場所へ。 大切な人を思い…

雨が降る街で、私は骨の折れた傘を差す。 そこへ、雨が当たっているが濡れない男性が現れ、私に相談をしたいことがあるので話を聞いて欲しいらしい。 彼は泣いていたが、重い話なら勘弁して…

子供時代。 真夏のあの日、あの約束。 僕らの心の隙間をうめてくれたのは、あの一瞬の出来事だったんだ。

幸せな涙　 寂しい涙　 喜びの涙　 怒りの涙 溢れる涙の一粒一粒は　 大切な想いの結晶 　　　　　　　　　　　　　　　　　龍宮紫夜