卵焼きの作り方

読んだばかりで、頭を殴られたような感覚がまだ続いています…

前半は読みやすいようにあえて軽い文体で引き込もうとしたのでしょうか。玉子焼きが食べられない真相を知るあたりから落差で軽傷を負いました。

読ませる才能やストーリーに圧巻されました。

ストーリーを考える者としてこの話はどのようにして書かれたのか気になります。

玉子焼きからここまで話を作れるものなのか……
僕には無理だ……


ストーリーも深く、登場人物も生き生きとしていて、何より中盤からの流れが美しい。

ちょっとした伏線もあり、この文量でこれだけの世界を作り上げることが出来るのかと驚きました。

心暖まるお話をありがとうございました。

もう何から書けばよいか、分からないんですけれども。
……すごく好きです、この作品。
最初は私自身が卵焼きが大好きなので、卵焼き題材の小説！と食いついたわけなんです。
でも木村くんが卵焼きが食べられない理由とか、それでも卵焼きが弁当に入っている理由とか、すごく練りこまれていて、うわあすげえって、ただ感心させられました。
やっぱり短編もあっと驚く急展開が必要なんだなぁと思いながら読ませて頂きました。

ほのぼのしているんだけれども、ただほのぼのしているだけでないところにも、すごく驚きました。ほのぼの作品にもそういった、ただほのぼのするだけでない部分が必要なんだなと、学ばせて頂きました。

これは…続きを読む