「投げる カクヨムオンリー」を含む小説

現代社会のあり方を海藻ネオの独自の視点から分析し、日本社会の未来への希望について綴っていけたらと思います。 多様な考えがあります。自分の考えの押し付けにはならないように気をつけ…

俺――鈴原悟浄には、容姿も頭脳も限りなく完璧な幼馴染、斗南美優がいる。学校が同じどころか生まれた病院まで一緒である美優とは、今も一緒に登下校するほど仲がいいのだけれど、この校内外…

掌編などを投げる場所になります。 基本的に全話独立。 静かな、綺麗な話を中心に上げる予定です。 更新はあまりにも不定期になると思うので、常時完結済みとしています。

小学四年生のときに行った沖縄旅行で僕は犯罪者になるところでした。

どうしよう。 俺、本当はバッターになりたかったのに。 今期の防御率５．１だよ。 いや。 抑えのピッチャーは２桁でないなら優秀だけどさ。 だけど、上は先発と比べやがるんだよな。 値…

四国山中――現代まで続く陰陽師の末裔、神宮秋沙は地元では知らぬ者のいない不良――女番長《スケバン》であった。 ある日秋沙は山の中で鉄仮面をした青いヤギを目撃する。 「あれを見たん…

“ある朝、グレゴール・ザムザがなにか気掛かりな夢から眼をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な毒虫に変っているのを発見した。” フランツ・カフカ『変身』より ある朝目覚めると、…

　突然だが、私、宮山ヒナは恋に落ちてしまったらしい。 　実のところ、ずっと昔から恋をしていて、それに気付いただけなのかもしれないけれど。 　そしてその相手は、バッターボックス…

人間に「好き」という気持ちを芽生えさせる存在、恋欠片。 彼女達は恋の神様によって選ばれた人間に、「好き」を芽生えさせる矢を投げる。 ごく普通の高校生、木元慎一は手違いで矢をぶっ刺…

つい先日までは、公子（こうこ）は人間の女の子だった。 でも、いまは、仔犬の「コロ」になった。 だから。いい仔になるために、おない年のご主人さまの未来（みらい）が投げる、マシュマ…

　西暦２１XX年。予言の日から１００年余りを過ぎた頃、ようやく地球にやってきた『アンゴルモア大王』の出現により、世界は核の炎に包まれた。 　その絶望の世界をアンゴルモア大王が慈悲…

私が炬燵の中で受け取ったのは、幼馴染で家族同然のように育った“あいつ”からの結婚報告だった。 決して幼馴染でしかなく、それ以上の関係を求めたことはないはずなのに、底冷えするような…

彼女が言う。彼が突っ込む。 彼が投げる。彼女が躱す。 それがこの2人の作る関係。 会話のみで繰り広げられる恋人同士のコミュニケーション。

ホームレスとして生活していた久保倉晋也(くぼくらしんや)こと俺は、ある日人生を棒に振る覚悟で犯罪を犯すのだが、何を間違ったのだろうか、あろうことか神様を殺してしまった。しかも結構…

　ええ。そうなんです。作れるんですよ。オリジナルが。実録です。 　自主企画用の読み切りのつもりだったんですが、他にもいろいろ書けそうなので延長戦。どこまでも直球投げるのが嫌いな…