「尼崎」を含む小説

「しかし、今や豊臣を滅ぼした徳川もやりたい放題じゃな」 北面の武士の話はそれ以上はなく、話題はいつもの徳川批判になった。 「ほんに、ほんに」 しきりに相槌を打つ紹由は、 「東軍は…

【20年前、ある村で大量殺人事件が起こった。犯人は、当時20歳だった幸田宗也という男。彼は、日本刀を持って病院に侵入すると、受付の看護師を殺害した後、待合室の患者、診察室の医師、…

大学生の尼崎は憧れていた先輩の船戸に、「幻滅してほしい」という妙な理由で奇行を仕掛けられていた。 船戸は尼崎が自分を美化して慕っていると考え、そのイメージを壊してもっと打ち解けた…

兵庫県神戸市から大阪の阪神、その中でも兵庫県西宮市、そして両隣の芦屋市、尼崎市の阪神間は裏家業が多い、セレブ殺し屋だらけの芦屋、揺り籠から墓場まであらゆる始末を請け負う始末屋だら…

自主企画、三題噺の競作「オートバイ」「ファミリーカー」「街」のために書いた短編小説です。 バイクに乗ったおじさんが、尼崎から姫路まで兵庫の道を走ります。

オンラインイベント「尼崎文学だらけ」内「444書」企画に投稿した小説のまとめです。 章タイトル末尾の括弧内がテーマです。 素敵なイベントを有難うございました。

オンライン即売会イベント「尼崎文学だらけ テレ旅→ブックス」内の企画「444書」に投稿した作品をまとめた作品集です。 どこからでも読めます。 すべて444字以内で完結しており、…

ミラクルワンとアブール女王の夫婦愛によって救われた地球(主に尼崎) 平和な日々が訪れる。 そんなある日、二人の息子である豪秀幸は父から変身スティックを渡される。それは、正義の…

昭和30年代の尼崎、船が出る港でお互いの外見におけるコンプレックスを語り合い、キスをし合った少女たちの思い出を書いた掌編小説。 外国人の父に捨てられた秀子と、彼女の桃色の瞳に憧れ…

【登場人物】 ミラクルワン・正義の巨大ヒーロー、紫外線をエネルギー源にして戦う。 豪　秀幸・普通の高校生、しかし……。 父・秀幸の父親、妻を溺愛 母・秀幸の母親、夫を溺愛 怪獣…

　過去を根に持つ方ではない碧は、良いことも悪いことも寝るとすっかり忘れてしまう。人を恨んだり深い妬みを抱いたりする人たちが苦しんでいるのを見るたびに、都合のいい性格だ、とつくづく…