「人型機動兵器 カクヨムオンリー」を含む小説

「つまりキミは、アイドレから降りたら死ぬんだよ」 　人型機動兵器サイドツーを駆る傭兵のルプスは、依頼を遂行できずに致命傷を負ってしまう。 　このまま死を待つのみかと思った矢先…

　二〇〇九年十二月二十日。クリスマスを目前に控えたその日に、世紀末から十年遅れて破滅の使者が空からやってきた。巨大な人型機械生命体アーマロイドの軍勢が地球に降下、世界各国に攻撃を…

人類が地球環境を限界まで追い込み、宇宙コロニーや火星にまで生存圏を移して二半世紀余り。 火星と月から地球圏を支配する地球圏再生政府と、宇宙での生活が通常となったコロニー連合との戦…

年末の都内、オレは大型同人イベントに参加するべく、電車に乗ろうとしていた。 大手出版社が出張編集部を構えて、原稿の持ち込みを待っている。オレはそこに自信作を出すつもりだった。 …

近未来、大きな軍事同盟が睨み合う時代。人類は幾度も戦いを繰り返し、未だにそれを続けていた。 空中戦は機動兵器の進化により、様相を大きく変えた。 かつて、空中戦の王者であった可変…

地球とは異なる異世界にある島国「似本」には、時折「百機鵺鵺」と呼ばれる現象が起こる。 百機鵺鵺光とは様々な異世界から人型機動兵器がやって来るという現象で、人々はこれを大きな災いの…

二国間の戦争事態。少年兵・デルタは、窮地に陥ったところを、自軍の最新人型兵器・ステッパーによって救出される。その後デルタは才能を買われ、ステッパーの整備士として前線基地で働き始め…

二〇一九年八月。友達はたった一人だけ、部活も入らずひたすらバイトに精を出す男子高校生、波木晃太。夏休みも終わろうという頃、彼はひとけのない町の片隅で倒れている少女を見つける。二〇…

■あらすじ　 　貴族の一人息子＜デル・アドバンテージ＞は、人型機動兵器＜アイリス＞を起動できなかった。 　出来損ないと見下げられる日々から抜け出したい—— 　デルは、十数年ぶりに…

　宇宙資源の獲得でスペースコロニーを建造し、月周辺を生活圏に収めた世界。スペースコロニーは植民地として地球圏政府の統制下におかれていた。しかし、火星や木星圏、小惑星帯から運ばれる…

シキは目の前に巨躯を折り曲げ、自分を待ち受ける悪魔へと問いかける どうして貴女は私を選んだの？　……と 悪魔の答えは「それは貴女が一番適任だったから」 それは嘘だと見抜きながら、…

　正暦1943年12月、ソビエト連邦陸軍に所属するラスカー・トルストイ中尉は極寒の戦場で人型機動兵器FoTE（フォート）の姿を見る。 　世界は予断を許さぬ欧州大戦の真っ只中。各国…

　月経済圏の現状は、比較的良好である。 　十数年前までの月経済圏の自治権は、名目上は与えられていたものに過ぎない。 　 　防衛戦力の保有制限や、地球圏連合からの駐屯艦隊の派遣とい…