「スケッチブック 恋愛」を含む小説

　——好きな人に好きと伝えたいから、絵を描いているんだと思う。 　高校二年生になったその日、満開の桜の樹の下でスケッチブックに向かっていた河内凛咲は、入学したての少女・宮古いち…

　 　ある日、小さなスケッチブックが、家に届いた。そこには、数々の絵が描かれていた。でも、一つおかしな点がある。どの絵にも、「色」がないのだ。 　そのスケッチブックは隣に引っ越…

　ある夏の日、絵が描けなくなった美大生の文は声を失った高校生の美波と出会った。

五十嵐 秋人（いがらし あきと）はどこにでもいる高校1年生の少年だ。 幼馴染みの双葉 祈里（ふたば いのり）に告白するため、屋上へと呼び出した。しかし、そこでとある事件が起き、二…

文字で書いたスケッチブック。最終話のみ短編小説になります。 2022年7月開催「文を綴り披く月」参加作品。

楓には、同い年の幼なじみがいる。 三年前、栄養失調で倒れてしまった幼なじみが。 さらには正体不明の病気まで見つかり、状況は絶望的だった·····。 それでも、二人は変わらず過ごす…

僕には忘れられない人がいる。 彼女は高嶺の花で、誰もが一目置いていた。 僕と彼女は美術部に所属している。僕は彼女を内緒でスケッチをしていた。 ある日、僕は彼女の秘密を知った。 僕…

　なりゆきで参加した新歓コンパ。会場のすみっこで、彼はひとりスケッチブックをひらいていた。近くをとおったとき、たまたま目にしてしまったあの衝撃は、きっと一生忘れないと思う。 …

幸せの兆しはいつだったんだろう。 　生きている間は通り過ぎるような日常を過ごしているのに、終わった途端にあの時は幸せだったなと後悔の念に駆られてしまう。 　いや、実際に僕は幸せだ…

かつて野球部のエースだった祐司は、甲子園目前の大ケガから、野球への情熱を失ってしまう。 ある日彼は、白紙のスケッチブックを持つ少女と出会う。 彼女、舞もまた、とある事件をきっかけ…

高校入学後しばらくして、遅咲きの桜が舞い散る中、彼を見て恋に落ちた小林凛。学校は同じはずなのに見たことのない彼と会うために、そして彼に近づく為にテニスコートに入る。 学園恋愛小説…

クリスマスイブの夜、事故で帰らぬ人となった最愛の人、和美。 その和美が啓介の前にいる。 夢か幻か？ 啓介の手元に残された和美のスケッチブックに描かれた奇妙な絵の意味は？ …