「からあげ 短編」を含む小説

デスクワークで朝から晩までエアコンのきいた社内にいて、帰りは電車やバスでさっさと帰ってしまうから外など見てもいない。 そんな日々を繰り返しているからか時々、季節や 曜日を忘れると…

奴隷の少年の思い出と、やがて犬になる少女の中途半端な優しさ。 元「奴隷」の秀才少年は飼い主となり、才色兼備の加害者少女は飼い犬となる。 ふたりが再会して、どうしようもなく、ペッ…

町で唯一の本屋が廃業した後、誰かが声をあげた。「本屋をつくろう」。やがてプロジェクトが立ち上がるが……。町営の本屋をめぐるてんまつ。 KAC20231「本屋」参加

失恋をしてから、私の恋はようやく目覚めた。産声をあげたのだ。私自身を焼きつくさんばかりに、私の身も心も焼き焦がしてくる。荒波が岩礁を抉り取るように、私の精神をごっそりと削り続けて…

北鎌倉の一角に居を構える一家は、祓い屋を家業としていた。 高校生の煌道風夜は、相棒の飛龍とともに、日常に蔓延る怪異と対峙する。 雑誌『カルチェラタン』で短編連載中のシリーズ「北…

1,000文字程度のショートストーリーあげます。毎回三つのお題をランダムで決めます。

僕は車のスピーカーが壊れてしまうかと思った。 　彼女が僕のオンボロ車で、ボリュームをガンガンあげて再生したレモンティという曲のせいだ。 　彼女は弾けるような笑顔で、困惑…

捨て猫にお菓子をあげることが日課の売れない小説家の話です。 ※この話は小説家になろう様でも掲載しております。

「この子を助けてあげたいんです」 そう告げた同僚の肩には、真っ黒な手が。 同僚のそばから離れない怨霊、相談に乗った主人公ができる事は。

恨みつらみを積み重ね、刃を片手にずるずると重い体を引きずって歩く主人公。 そんな彼女に話しかける者がいた。 そいつは言った、「願いを叶えてあげましょう」。 彼女が返した答えは。

※ あらすじを読んでも、本文とはほとんど関わりはありません。多分。 この物語は短編です。 「そんな事、出来るわけないだろう！！ 」 僕の言葉で全てを変えてしまったキミがいる…

その国は、戦争の真っ只中であった。 その国に住む女性は、毎日、ある電話を待っていた。 それは、看護師として戦地へと赴いている、女性の娘からの電話だった。 来る日も来る日も…

田舎の田んぼだらけの場所に住む少年と少女がいた。 いつもテンションが低く、一人でいることが多い『近衛すず』。あまり人と関わることがないせいか、となりの家の幼なじみである『彼』と…

【まえがき的なやつ】 『カクヨムWeb小説短編賞2022』への参加作品です。 最近はちょくちょく昭和初期から中期の話を書いてます。この作品もそんな感じの話で、川が舞台で、月をちょ…

自分の剣の力を磨いてのし上がることを夢見る勇者サン。しかし実力はパッとせず。 そんなサンの幼馴染である研究者アルカは、冒険者の能力を大幅に上げる薬を発明する。それをサンに一番に使…

独りが好きな主人公・元宮樹が立ち上げた部活がギャルに乗っ取られてしまった。しかもクリスマスイブに。 元宮樹…主人公。高校2年生。高校に入学後すぐにぼっち部を立ち上げぼっちライフを…

短編、集めました。 古いものから新しいものまで。 散文詩のようなものからエンターテイメントまで。 いろいろ入っています。 新しいものを書いた時に随時更新する予定です。 …

古今東西、高齢化社会は切実な社会問題になっているようで･･･

故郷を焼かれたアスラは燃え落ちる村で見た星色の竜《ギャラクティクドラゴン》を仇と定めて復讐を誓った。 やがて腕をあげたアスラは、王国初の経歴をもつ騎士として召し上げられることにな…

「カクヨムWeb小説短編賞2022」の中間選考突破。胸の奥に棲みついたそれが、ひょこっと黒い頭をのぞかせる。完璧な母親になれなかったことに深い罪悪感を抱いて来たが、母性神話への疑…