「牛」を含む小説

俳句連作二十句

　現在より昔。 　それよりずっとずっと昔。 　世に鬼が存在した時代。 　人間が牛や豚の肉を食すように、鬼は人を喰らった。 　鬼にとって、人間は食料だった。 　そんな時代、人…

明鏡止水はオタクである。カバンとか服とか美容室での髪の手入れも後回し。グッズの宅配便もたくさん届く。母に使い過ぎを注意されると大変。 荷物は見つからないように……。 そんな明鏡止…

人間と妖怪が数年前から共存して暮らす現代の日本。そんな時代に何でも屋を経営する男がいた！その名は、鬼塚清志郎。 見た目は何処にでもいる男性だが、彼の正体は、牛鬼という妖怪だ！牛鬼…

シルベストリ氏…スイス・ルガーノ湖畔のレストラン『鹿角亭』にて舌鼓を打つ美食家。 代理人…シルベストリ氏との「商談」のために『鹿角亭』を訪れた男。 『鹿角亭』本日のフルコース…

霊能力がある小学５年生の少年、根元蔵志は、親友の環状線牛麿とテレビを見ていてあることを閃いた。それは、霊能力を使い、古生物の幽霊の後をつけて化石を見付けるというものであった。やが…

高校生の鼠尾（ねずお）チュン二郎は、周囲からチー牛と呼ばれて馬鹿にされていた。 両親が流行り病であっさり死んでしまい、おじさんの廃品回収を手伝いながら暮らしている。 ある夜、鼠占…

　少女は牛と友達になった。 　※小説家になろう様、アルファポリス様にて重複投稿しております。

「おんどれぇえぇ！　猿ぅぅ！　許さんぞぉぉぉ！　天界も仏界も、捻り潰したらぁぁ！」 芭蕉扇を巡る戦いで、孫悟空と天界・仏界から、こてんぱんにされた牛魔王。復讐の為、彼は三つの新術…

フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。 そんな彼女も18歳となり、強烈…

ー…牛鬼を喚べば必ず喰われる。 過去に女が非業の死を遂げたと噂される心霊スポット『怨霊トンネル』 フリーライター・雨宮洋峰はその場所で霊障にあったという女子大生の失踪を知り、オ…

天慶の乱、それは時の摂関藤原忠平と近い血縁関係にあり、南海道の海賊鎮撫に功のあった藤原純友がその身の内に抱えた不満と、現地で友誼を結んだ者からの合力を求める声に応えて立ち上がった…

　戦国時代末期、天竺宗を盲信して生きていたメルショル。 　あるとき、命を落として彼は気づくと日本の地獄で閻魔の前に立っていた。“減刑”を条件に、メルショルは通辞としてキリスト教圏…

紛争やテロの多発、自殺者の増加などにより、地獄の処理能力は限界に達していた。そこで、殺人者などの悪魔にとって上質な魂を確保しつつ、紛争やテロを阻止し自殺者を減らす機関「フェイル・…

人が生きていくうえで小さな無数の命が犠牲になっていること忘れないでほしい。

　あじたまは絶海の孤島「ぬぱ」に住むうつぼだ。いつものようにラーメン屋で時間をつぶしていたあじたまは牛から「星が来る」との噂を耳にする。半信半疑のまま「ほうとう」探しに出たあじた…

国を興す！　王を育てる！　目指すは化け物が眠る封印の地！！ 魔王アルラは異世界から訪れた牛を引き連れ、少女と共にそこを目指す。 どうしてそうなったかと言うと、魔王は怠惰の末に国…

　西暦2200年。 科学の進歩により、人工知能が発達。 しかし、地球の資源不足により、AIロボットが作れない。 　そこで偉い人たちは考えた。 「じゃあ、死んだ人間にAIチップ埋…

米沢3日間戦争を経て、母の実家がある姫路市に逃れてきた少年と猫。 少年と猫は皿屋敷伝説に挑む。 前編『僕と猫と米沢牛』の続編です。