「自動販売機」を含む小説

彼はいつも帰り道の自販機でコーンポタージュを買う。 春でも夏でも秋が始まってもそうだった。 そして、10月にしては珍しく北風の冷たい放課後。 「あ、百円足りない」 そう呟いた彼は…

ろくに施設もない高速の簡素なパーキングエリア。 奴はそこで静かに獲物を待ち続ける。 至福のもてなしと、このPAで唯一とれる食事を提供する為に。 奴の名はツクモン。心を持ったカッ…

時刻は深夜の2時15分。「ガタンッ」という音に目を覚ました夕輝。窓から外を眺めると、家の近くにある自動販売機の前に、初老の女が立っている。

ショートショートです。

時間を売買でる自動販売機に出会ったぼくは、自分の時間五分を売る事にする。 売ったお金で買った宝くじがあたった。 しかし、売った五分はぼくにとって一番大切な時間だった。

　恋愛自動販売機が、引き起こすワンコイン依存症。 　対策として、作ったハーブティーのコーヒーバージョンを作って欲しいとリクエストされ…。

　僕の発明、恋愛自動販売機。 　しかし、またまた大失敗。 　ワンコイン恋愛依存症対策は、成功するのか？

webコバルトの企画にて、もう一歩だったものです。テーマは『トラウマ』。 とある少年と、少女と、トラウマの話。

ずっと好きだった親友に彼女ができてしまった… そんな佑衣の前に、突如として現れた、ケバケバしい自動販売機。 売っているのはただのジュース…と思いきや？ 男勝り女子×あざと男子…

男は自動販売機になけなしの硬貨を入れた。男は語りかけた。「死ぬことにしたよ」

人気のないところに自動販売機があった

短編シリーズ【ものおもうものども】、その第一作です。 ひょんなことから自動販売機になってしまった、ある老婆の物語。

綿アメみたいな雲。 トクトク注がれる牛乳。 まるまる太った白の毛糸玉。 ビー玉から溢れる光。 それと、立花くん。 私は真っ白で汚したくなる貴方に合わなかったらどんな人生を送っ…

この学校で、1番すごい人は誰ですか？ ー　自販機かな？ 自販機、ですか？ ー　いや、街中にある普通の自販機じゃなくて、風紀委員会が運営している自販機があるんだ。なんというか、説明…

短編箱の中から応募用にページを作りました。 よかったら短編箱の中も覗いてみてください。

最終面接の部屋にやってきたのは受験者と、その彼女。 面接官の質問きっかけで2人は口論に発展。 私が仕事より大事ってことをこの場で言って！！ ↓前回の投稿↓ 『ぺろっ…これは…

自動販売機のタネをひろった子供は水をあげて育てていた。 面白がって近づいたおじさんもタネを1つわけてもらうことに。 育てていくうちにだんだんと対抗意識が燃えてきて……！？ …

ヨレヨレスーツにすり減ったパンプス。気づけは時刻は日付変更線を回っている。 『社畜』という言葉を体現したような社会人の主人公、鳩森ふゆ。 ある冬の深夜。帰宅中に自動販売機でコン…

使われなくなった駅に、コートを大量に着込んだ人物が住んでいた。 ある日、その駅に泊まろうとふたりのバックパッカーが訪ねてきて、コート人間はそれを了承した。 その翌日、バックパッ…

妻はある日から生き生きする様になった。 それは———あの自動販売機に出会ってからだった。 少し悲しいホラー。