「アニバーサリー 第4回」を含む小説

KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～ 第4回お題「深夜の散歩で起きた出来事」

転移装置におけるバグによって生み出された『真っ黒な本』。 それは転移装置使用時には一定の確率で起こり得るものだが、ある意味では人災とも呼べる。 だって本は持ち歩けるもの。 …

都合が好い話 『KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～』７つのお題連作作品 第３回『ぐちゃぐちゃ』出品作品 第１回『本屋』出品作品　「本屋…

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…

都合が好い話 『KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～』７つのお題連作作品 第２回『ぬいぐるみ』出品作品 第１回『本屋』出品作品　「本屋さ…

人類文化学を専攻する友人から「『人類らしさ』はこの本屋を訪ねれば分かる」と過分な評価を貰った。 『人類らしさ』って何だろう。 ――これは、とある廃屋で本屋を営む「蠅ｨ鬟溘＞陌…

都合が好い話 『KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～』７つのお題連作作品 第１回『本屋』出品作品 第２回『ぬいぐるみ』出品作品　「キャン…

「ある日彼は花売り娘を見かけた」これはチャップリンの『街の灯』 喜劇をオーダーされた私は、美しい話が書きたかった。 「笑われるのではなく笑わせる」 そんな話が書けるだろうか。 …

『推し活』の有用性が科学的根拠をもとに立証された世界。 これは、とある女子高生の凡庸で、しかしひどく切実な悩みのお話。 『推し』と好き、優劣なんてあるのかな。 ＝＝＝＝＝＝＝…

傘を持って通学路を歩く。 みなさん一度は経験したことがあると思います。 これは、自分の傘と自分のものではない大きな傘を持って通学路を歩く少年の話です。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝ …

KAC2021 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021～ 第4回お題「ホラー」

『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』第4回、参加します。 併せて、自主企画3件、参加させていただきます。 →KAC2020第5回用に書…

気づいたらダンジョンだった！ そんなありきたりな展開を、予習済だと受け入れる主人公。 すぐ傍には「ダンジョンを脱出しましょう」と書かれた看板があった。 訝しむ間なく、彼女は指…

婚約が決定し、彼女の実家を訪れた主人公「俺」。 絵画のように美しい谷合の村を前に詠嘆する主人公だったが、彼女曰く、この土地はかつて草木が生えず、川の水すら一切飲めないほど荒れた…

死に場所を探していたアランは、死にかけの老人から〈希望の種〉を託される。 それは、魔王の瘴気に侵された国を、人々を救うことができる花の種。 その種を育てるには、条件が三つある。 …

憂鬱の種：触れたものすべてに寄生し、それが持つ本来の能力を引き出す程度の兵器。 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』 第4回に参加させ…

『若い女の子の間で流行ってる花がある』そういって友人から勧められた花は…… 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』第4回「拡散する種」に…

　白いワンピースに黒髪。後ろ手を組み、それはじっとこちらを見つめている。それに出会ったら、何を話し掛けられようとも決して応じず、静かにその場を立ち去らなけらばならい。 　そんな…

時はカニカマ歴48年。 赤い皮膚に白い繊維のアイツは、憎きカニを討ち取るという宿願を果たした。 全てはカニの地位を侵略し、カニとして食卓に並ぶため。 その野望を果たす前に、先…

――4年に1度だけ咲く花がある。 その噂を聞きつけて、「僕」は山を登る。 山の頂上で待っていたのは青々と茂る木と、羽衣のような白い花。小さな祠。そして赤いワンピース姿の少女だ…