終末後のイギリスを舞台に、ソフィアとソウの出会いから始まるSFファンタジーです。
ソフィアは幼い頃に家族を失い、その喪失を抱えたまま大人になります。
そんな彼女が、赤い外套をまとった謎の男ソウと出会い、神話に隠された秘密へ向かっていく流れが描かれます。
語り口はしっとりしていて、ソフィアの強さと寂しさがよく伝わります。
ソウは寡黙で強いだけでなく、食事を分けてもらって笑うような人間味もあり、二人の掛け合いが魅力的です。
近未来SF、終末世界、ケルト風の伝承が重なり、続きへの期待を高める作品です。