わたしは純文学がまったく書けないのだが、気質的にこういう点だけはちょっとだけ純文寄りだなぁと思うことがある。
最強から順にカードを並べた時の、最弱の一枚に最も気持ちが寄るのだ。
いかに有名人で、いかに強キャラで、いかに有益な人物と知り合うか。
こういったことにほとんど関心を払ったことがない。
むしろ避けてしまう。
そういった人たちは「右を向け」と云ったら全員が右を向くようなイエスマンを従えて、黄金の冠を戴くキングやクイーンになっているのが相応しい。
わたしの手許に最弱の『2』のカードがきたら、さあどうしよう。
「面倒くさいから、このゲームから降りて、何処かに逃げちゃおうか」
ひそひそと囁いて、くすくす笑いながら、一緒にどこかに走り出すかもしれない。