後者だ。
後者でなければならない。
というのに、人々に多く望まれ親しまれるのは前者だ。
でなければ世はもっと生きやすい優しさで溢れていた。
正しさが人を傷つける事もある、という事とも違う。
他の生命を奪ってはいけません。正しい。
人の尊厳は護りましょう。正しい。
全てを傷付けるのは駄目です。正しい。
でも、どうだろう。
生命は生存の為で無く、快楽や時に無意味に無価値に奪われ続け、
尊厳は匿名で有ればいつでもどこでも傷付けられ、
その言葉に文字に音に傷付いた私達は簡単に他害も自傷もする。
そしてそんなのを繰り返す戦争だって、対岸の火事でも無く
明日にでも日本に飛び火する可能性も有る。
日本だけではない。
今、保障やら安全だとされる国だって明日には滅ぶ可能性も有る。
正しさ、よりも、らしさが優先されるなんて良くないに決まってるのに何故私達は大義名分に振り回されるのだろう。
歴史だけでなく、自身の体験でも正しい、の定義も意味も正しく知っているのに、正しさらしさばかりに囚われてしまうのか…
きっと耳心地が良すぎるのだ。
正しさの皮を被った其れは人に良い面ばかりを夢想させるのだ。
ソイツが視せる幻影に人々は簡単に騙されてしまうのだ。
悔しい。けど、負けられない。
ソイツにだけは。
正しい、が真反対のらしさ、に等負け続けてはいけない。
正しい、在るべき姿を、私達は取り戻そう。
皆に強制なんて出来ないから、私だけでも正しさを以て正解の未来を掴み取ろう。
そう決意させてくれる話でした。