1677年1月 ブエン・レティーロ宮への応援コメント
ハプスブルク家の黄昏に咲いた、兄弟の切なくも美しい愛に胸を打たれました。
特にファン・ホセが自身を「サフラン」になぞらえる場面がよかったです。
高貴な「皇帝の紫」であり、覚悟の「死装束」でもあり、そして何より大地に張り付いて懸命に咲く花――そのメタファーが彼の実直な生き様そのものに感じました。
作者からの返信
読んで戴き有り難うございました。
史実上のカルロス2世とファン・ホセの関係性については、いろいろな解釈があるようです。
当時の家族観は現代と大きく異なりますし、特に血によって諸国を結びつけた『選ばれた一族』ならば尚のこと、彼らの行動や心情を思い描くのは難しいなあ、と感じました。
“紫”に注目戴いて嬉しいです!
1677年1月 ブエン・レティーロ宮への応援コメント
読ませていただきました。
「純血」を求め過ぎた末に朽ち果てつつあったハプスブルグ王朝。
その中にあって、その気になれば王位を望むこともできたであろうファン・ホセは、スペインハプスブルグ家最後の王となる異母弟カルロス二世を支え続けたのですね。
もちろん、史実のファン・ホセには色々思惑もあったのかもしれませんが、後継者を残せる望みも無いと周囲の者たちも承知しているカルロスから、王位を奪い取ろうとしなかったことは確かなわけで。
それは兄弟愛の故か、それとも「腐った血」を自分たちの代で終わらせることを望んだのか。
考えさせられるお話でした。