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[因果の鑑定] 私が売った武器を、死体から回収する旅 〜心臓を射抜いたのは、私が研いだ矢だった〜

[因果の鑑定] 私が売った武器を、死体から回収する旅 〜心臓を射抜いたのは、私が研いだ矢だった〜

トイレットペーパーの芯

おすすめレビュー

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★★★
★3
1人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 財務白関
    36件の
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    ★★★ Excellent!!!

    正しさを磨き続けた果てに辿り着く地獄

    本作は「善良であること」を疑いなく信じて生きてきた語り手が、その信念そのものに裏切られる瞬間を、静かに、しかし容赦なく描いています。
    矢を拾い、磨き、売るという行為が、祈りや慈しみと並列に描かれることで、読者は主人公の倫理観に自然と同調していきます。
    だからこそ、少女の胸に刺さった一本の矢が明らかになる場面の衝撃が際立ち、言葉少なな描写が強烈な余韻を残します。
    暴力を直接描かず、「手を汚していない」という自覚が崩れる過程が、非常に鋭く心を突いてきました。
    静謐な文体のまま因果が反転する構成が、この物語を忘れがたいものにしています。

    • 2026年1月26日 06:35