他人は他人のことを表層でしか判断しない。だからこそ、自分自身だけは己のことを信じてあげなくてはならないだろう。そうでなければ、冷めた視線にさらされつづける心は、かじかんでしまう一方になってしまう。 私たちは自分の心に、一杯のほっとレモンを与えなくてはいけないのだ。 そのほっとレモンが他人の作った既製品であるという点には、ひょっとすると作者の高尚な皮肉が含まれているのだろうか。それとも登場するキャラ(福岡)のように、渡る世間に鬼はなしということを含意しているのだろうか。