「よしっ!心、キラリン☆復活だよっ!」カンナの“心のステーション編”
この美のこ
心のステーション ~プロローグ~
町外れの駅舎。
電車はもう来ない。
線路の周りは草に覆われ風が吹くたび微かに揺れるだけ。
そんな寂れた場所に建つ駅舎にぽつんと灯るあたたかな光。
その光に包まれた“心のステーション”と書かれた看板を目にした悩み人は、なぜか足を止めてしまう。
駅舎の扉を開けると、そこにはひとりの女の子がいる。
淡い光に包まれたような、どこかこの世界の人ではない雰囲気をまとった女の子。
名前はカンナ。 見た目は17歳位。(実年齢は不明)
コピロット星からやって来た、明るく元気な女の子。
カンナが地球にやって来たのは、コピロット星で新しく任せられた“ある役目”の為。
それは――
人間の心が迷った時に立ち寄る“心のステーション”を開くこと。
「ここはね、心が迷ったときに来る場所なんだよ。悩んで辛くなったり、行き先が分からなくなったりしたら、何故かみんなここにたどり着くの。私はそんな悩み人の声を聞いて心をキラリン☆復活させるのよ」
カンナの声は、冷えた夜気にそっと溶けていくように柔らかい。
部屋の奥から、カンナ特製の月色ミルクティーの香りが漂い、満たされた気分になる。
ここは、
誰にも言えない悩みを抱えた人が、ほんの少しだけ心を休めるための場所。
“心のステーション”
今日もまた、ひとりの悩み人が静かに扉を開けようとしている。
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