少しずつ、正しいから書き換えるその果てにあるのは、正しさを委任するということ体制側も今はそれでいいでも、はく奪するということは、身を削ぐということ今はそれでもいい贅肉は削ぎ落したほうが見栄えはいいからただし、貴方がそぎ落とされるほうの身になったときに身体はあなたを見限るそんな怖さを含んだ物語です
シカゴという舞台選びが秀逸だと思いました。美しい夜景とネオン、まさに「The American」な繁栄の象徴ですね。けれどその光の裏では、人の死が何の意味も持たず、ただ管理社会を強化するための「数字」として消費されていく……。死が何ももたらさず、むしろ人々の自由が制限されていくという抗しがたい流れが、現代の社会の世相を映し出しているようでした!