第24話
⑥ 説明されないまま日常になる
この店では、
扱われ方が
先に決まっている。
でも、
それを説明する人はいない。
説明しなくても、
店は回る。
卓は立つ。
点棒は動く。
客は帰る。
次の日も、
同じように始まる。
ホットブラックは平等に出る。
少なくとも、
オーナーが来るまでは。
そして、
ミルの音が鳴る。
誰も聞かない。
誰も怒らない。
区別だけが、
何事もなかったように
残る。
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