• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
結局のところ、私たちは不幸を求めてるのかも知れない。

結局のところ、私たちは不幸を求めてるのかも知れない。

コトカキ

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★7
3人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • ギール
    239件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    冒頭の不調描写が、そのまま“恋”の伏線になっている

    恋に落ちる瞬間の身体感覚を、ここまで丁寧に描いた作品はなかなか無いと思いました。
    動悸、息苦しさ、匂い、触感――すべてが「恋」の正体であり、読んでいる側も主人公と同じ不調に引き込まれます。

    ヒロインの距離感と無邪気さが絶妙で、分かっていても抗えない主人公の心情がとてもリアルでした。
    冒頭とラストで繰り返される「知らない方が幸せだった」という一文の意味の反転が美しく、強い余韻を残します。

    甘くて、苦しくて、どうしようもなく惹かれてしまう。
    そんな“夏の恋の不幸”を見事に描いた印象的な短編でした。

    • 2026年1月11日 06:11