大人気YouTuberの裏を支えていた編集スタッフの俺、追放されたらチャンネルが崩壊した件
えいてぃーん
プロローグ
「編集なんて、誰でもできるだろ?」
その一言で、すべてが終わった。
大人気YouTuberグループの編集スタッフとして、俺は三年間、裏で数字と向き合ってきた。
再生数が伸びる構成。
離脱されないカット。
伸びるサムネの色と文字。
投稿する曜日と時間。
それらを積み重ねて、チャンネルは登録者数百万人にまで成長した。
だが、評価されたことは一度もない。
表に立つ彼らが称賛され、裏にいる俺は「ただの編集」。
そして今日、俺は切られた。
「最近、再生数は安定してるしさ。もう外注でいいでしょ」
「正直、コストのわりに価値が見えない」
そう言って笑う彼らに、俺は何も言い返さなかった。
言っても無駄だと、分かっていたからだ。
荷物をまとめ、スタジオを出る。
最後に振り返ったモニターには、
“次回予告動画・再生数順調”
という文字が表示されていた。
――それが、ピークだった。
俺がいなくなった翌週。
再生数は目に見えて落ち始める。
編集のテンポが変わり、視聴維持率が下がり、コメント欄が荒れた。
「なんか最近つまらなくない?」
「編集変わった?」
「前のほうが良かった」
小さな違和感は、やがて炎になる。
その頃、俺は別の場所で、静かに動画編集ソフトを開いていた。
数字は、嘘をつかない。
誰が成功を支えていたのかも。
これは、
**裏方を切り捨てた結果、すべてを失った者たちの物語**であり、
**無能扱いされた編集スタッフが、自分の価値を証明していく話**だ。
――チャンネルが崩壊する、その瞬間まで。
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