みなさんご存知の通り、吸血鬼の弱点といえば、十字架や聖水や銀製の武器などなど。
つまり、キリスト教由来のものです。
吸血鬼の生き残りであるクリストファーは、キリスト教徒ゆえの弱点を克服するため、なんと仏教徒になるのです。
まず、この発想がすごい。考えたこともありませんでした。
そんなことで本当に無敵になれるのか?
当人は至って大真面目です。だからこそ、じわじわとおかしみがあります。
真面目に修行を積むクリストファーは、次第に仏の教えに目覚めていきます。
住職の言葉ひとつひとつが深い。
己の弱さはどこから来るのか。
真の強さとは何なのか。
とても納得できるし、沁みてきます。
そして、クリストファーの至った境地とは。
仇敵との再会のシーンは、静かながらも熱いクライマックスでした。
読み終えた今、謎の感動に包まれています。
いやすごい。お見事でした。
たくさんの方に読んでいただきたいお話です!