筆者である田鶴様が辿った取材旅行の軌跡です。
ドイツのバイエルン州へ赴いた証跡が記されており、メインたる目的地とは別に立ち寄ったとのことですが、それでも読みごたえ抜群の旅行記となっています。
拝読した限り、大都会の観光名所を巡ったわけではなく、田舎の村を訪ねたご様子。
作品に織り込みたい歴史上の人物に所縁のある場所、とのことです。
日本にはない文化に触れ、現地の空気を肌で感じ、時には苦労や多少の落胆もしながら歩いて回った記録が細かく記されています。
良い部分はもちろんですが、そうでない部分も素直に書かれているため、思わずクスっと笑ってしまいました。
自分では行ったことのない(もはや地名すら知らない)海外の地を、一緒に散策している気持ちになれるエッセイです。
ヒストリカル&異世界恋愛小説を書かれる作者さまによる、ドイツはバイエルン州ヒッテンキルヘン村への取材旅行のエッセイです。
まず、ヒッテンキルヘンってどこ!? となりますね。
エッセイを拝読するに、近くに湖のある、風光明媚な小さな村のようです。
田舎なんだろうなぁ…不便そうだなぁ…と共感とともに読み進めると、取材旅行は順調順調♡というわけでもなく、がっかりしたことや、残念だったことも率直に書かれておられます。
ドイツへ旅行に行こうとして、まずヒッテンキルヘンに行こう! と最初から目指す人はあまりいないでしょう。
旅に出る動機や目的はさまざま。これは小説の下調べのために向かわれたという、ドイツの田舎の旅です。
自分では経験するチャンスがまずないだろう、リアルなドイツの田舎の風景を楽しむことができました。
作者さまの語り口は詳細ですし、エッセイ中には、写真を掲載した近況ノートのURLもありますので、書かれている風物をイメージしやすいと思います。
さあ、ぜひエッセイを読んで、ヒッテンキルヘンを味わいましょう!!