現在16話まで拝読しています。
タイトルに「天賦」「無双」と入っているため、序盤から一気に力を得て活躍するタイプの物語を想像していましたが、読み進めていくうちに、かなり印象の異なる作品であることに気づきました。
本作は、主人公が何度も何度も失敗を繰り返しながら、その都度気づきを得て、少しずつ成長していく物語です。
特に印象に残ったのは、「死に戻り」という、何度も「死」を繰り返す非常に過酷な環境に置かれながら、その中で主人公が成長の鍵を自分自身で見つけていく点でした。
死を繰り返す設定でありながら、「死ぬ」という状況を軽く流すような描写ではなく、毎回しっかりと精神的な負荷が描かれています。
単純に「死に戻り=何回でもリセットできる気軽なイベント」ではなく、主人公が成長していくための、非常に重要な要素として機能していると感じました。
圧倒的な存在との戦いの中で、何度倒されても、そのたびに「どうすればよいのか」を自分で考え、修正し、少しずつ前に進もうとする姿勢が丁寧に描かれており、強い共感を覚えます。
派手さよりも、「心の成長とは何か」を重視した、骨太な成長物語を読みたい方におすすめしたい作品です。