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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 私も紫瞳さんと同様に、アルディス殿下の白檀王香が漂ってきました。ふふふ

  •  気の所為でございましょうか、アルディスの嫉妬の情が漂ったように感じてしまいました。次回、いよいよ乗馬ですね。儀礼馬と軍用馬との違いがセラフィナの心に何をもたらすのか、楽しみです!

  • ダリウスのエゴのために、娘二人とも傷を負っているのが、見てて痛ましいですね。
    そしてエヴァリエもセラフィナも、相手の辛さを知ることができない。
    エヴァリエの、深い喪失感には泣きます。
    しかも、王太子妃とかいってるよー。
    それまでセラフィナに取られたと感じたら、どれだけ傷つくか。
    うう……拝読しながら、心が痛い。
    父性の喪失が理想の男性を求めさせているところもありそうですし、適当なその辺の男性の賞賛や愛情では満たされなそう。

    必死で、己のうつろを埋めていく現在が、いつか本当の幸福で上書きされますように。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます。
    エヴァリエの回が続き、気持ちを持っていかれてしまうところだったかと思います。
    作者も、エヴァリエの不条理はつらいなと思いながら書いておりました。
    ただ、エヴァリエの幸福探しは、当分迷走しそうです。

    次からはしばし谷での空気に移ってまいります。

  • 実は…通勤中に拝読させて頂いていてので
    ものすごくハラハラしました。

    並ぶのは美しい香りと静寂な文章。

    チラ見されても大丈夫なはず。……と思いながらも、読み進めるのをやめららませんでした。笑

    それにしても…初めから二人とも手篭めにするつもりだとか…。王の妄執が止まりませんね。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    通勤のお時間に読み進めていただき、ありがとうございます。

    多分見られても大丈夫です……本文ではかなり婉曲に、香と気配に寄せて書いております。
    ただ携帯から香が漏れていたら、語ってしまっていたかもしれません💦

    王は、聖女になった子を本当に根こそぎ持っていきかねない人です。
    こんな王だからこそ、二十三年も聖女が出ていないのだとしたら、ずいぶん皮肉だなと思いながら書いておりました。

  • イリオスの説得に、そうよねぇと納得しました。アルディスと一緒に乗ることを想像してドキドキしつつも、やはり、自分自身の足で砦に向かいたいと考えるセラフィナは、元来の芯の強さが見えて素敵です。
    ……殿下は、ちょっと残念だったかな?(笑)

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。

    馬がセラフィナの自立を促す鍵になっていくのは、彼女らしいところかもしれません。
    軍馬に慣れながら、自分の手で手綱を取りたいと願う姿を見ていただけたら嬉しいです。

    殿下はたぶん、少し残念だったと思います(笑)。
    それでも、セラフィナの「自分で辿り着きたい」という気持ちを尊重できるお方です。

  • 香星環の描写が綺麗で、選ばれた。というところまでが絵のように目に浮かびました。
    これまで、エヴァリエはライバル心がすごいんだな、薔薇の香への強い誇りと自信が少し高慢な印象なのかな?などと単純に思ってましたが、エヴァリエなりの心の鬱屈があったのですね。
    父親だけでなく、アルディスもセラフィナを選んだと分かったら、エヴァリエはどうなってしまうんでしょうか。なかなか難しい関係ですね…

    作者からの返信

    佐子 八万季 さま

    コメントありがとうございます。
    目に浮かぶと感じていただけて嬉しいです。
    エヴァリエは気丈に見えるぶん、内側に抱えているものは見えにくい子かもしれません。
    セラフィナとは対照的に映るところもあると思いますので、引き続き見守っていただければと思います。

  • 舌に鉄の味。言葉は出し過ぎない。

    この端的ながら、心情が伝わってくる文章がものすごく素敵です。

    政治と私欲を満たすための物として扱わられ話が進む中、アルディスの人として扱ってほしいという優しさが沁みます。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    コメントありがとうございます。
    表現を褒めていただけて、とても嬉しいです。
    大序章は、重苦しい王都の空気を出したくて、香も含め、いろいろ表現を試しながら書いておりました。
    アルディスの想いも受け取っていただけて、ありがたく思っております。

  •  なるほど、軍馬と乗用馬だと、目的も違いますね。乗馬の仕方も異なるのでしょうね。片手で操作するか両手か、とかでしょうか? 考えたことありませんでした。さすがです、丈王音羽さま!

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。
    そうなんです。ソレイユは儀礼馬なので、どちらかというと安全面がかなり意識された馬です。
    一方で軍馬は、高性能なぶん感度も高く、少しの動きにもすぐ反応するようなイメージで考えております。

    その違いがうまく伝わるように書けていたらよいのですが。
    引き続き、見守っていただけましたら幸いです。

  • 安全のため、という理屈はもちろん分かるのですが、殿下それだけじゃないですよね……?と、にやにやしてしまいました。
    一緒に乗りたかったはずなのに、セラフィナの「自分で乗りたい」を
    ちゃんと尊重して引くのが、あまりにも殿下らしくて素敵でした。

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン) さま

    コメントありがとうございます。
    安全のため……といいながら、白檀が深まりましたので……。
    にやにや、頂戴いたしました。ありがとうございます。

    殿下を素敵と言っていただき、嬉しいです。
    引き続き、谷の殿下と白檀をお楽しみいただければと思います。

  • 怖っ。
    王だけでなく、さらには父も絡んでの妄執……。

    一文一文、一語一語、全てが美しい故に、この不穏な空気がより禍々しいものとして引き立つようです。

    この二人がこれから何をするのか
    どんな試練が双子を待つのか。興味深く続きを追わせて頂きます。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    読み進めていただいてありがとうございます。また、怖いを二回頂戴して恐縮です💦

    あの場の不穏さや禍々しさを受け取っていただけて、とても嬉しいです。
    親子の因縁は、この物語の大きな軸のひとつでもありますので、そこに目を留めていただけたこともありがたく思っております。
    双子がこれから何に巻き込まれ、どんな試練に向かっていくのか、引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  • 怖っ。
    王の眼差しと、増えた甘い香りというのがものすごく怖いですね。
    人の執着ほど怖いものはないです。

    双子がどう運命にとこの国の政治と、王個人の欲望に飲み込まれていくのか……

    そして、そのにどう救済の手が伸びるのか、とても先の気になる回でした。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    コメントありがとうございます。
    香の動きまで目を留めていただけて、とても嬉しいです。
    執着は、人が最後まで手放しきれないもののひとつだと思っておりますので、王の眼差しや増した甘みに怖さを感じていただけたのが嬉しかったです。
    双子がこの国の流れと個人の欲望にどう巻き込まれ、そこへどう救済の手が伸びていくのか、この先も見守っていただけましたら嬉しいです。


  • 編集済

    二人の父の漏らした言葉が、少しだけ気の毒にも思えます。もちろんやばい人達なので、絶対的にアルディスを応援しますが! それだけセラフィナ、聖女への思いが強烈だったんだと思うと、苦い気持ちになります。
    アルディスはセラフィナを助けただけで何もしてませんよね?
    下衆な言い方ですみません。宿香に濁りはない、とカミュールが言っているので、そうなのだと思うのですが。アルディスがめちゃくちゃ責められてるけど、あのままじゃ、大事になったでしょうから。儀式の則を破ったり誤解を招く行動があったのは解るんですけど…それだけ王太子の行動としては軽率だったということですかね…

    作者からの返信

    佐子 八万季 さま

    コメントありがとうございます。

    まず、ご安心ください。ピナもそばに控えておりましたし、アルディスは何も致しておりません(殿下が後ろでぶんぶん頷いております)。

    三権の取り決めもありましたし、軍務府自体が大主座に睨まれていたこともあって、王太子の行動としてはかなり重く見られてしまったのだと思います。
    クレヴァンも念を押していましたが、それでも抗えないものがあったのかな、と思います。

  • 追放…!
    セラフィナが、聖女を利用しようとする勢力から逃れられて、父親のもとに帰らずにすむなら、その方がいいのかなとも思うのですが…。
    テオドールの勇気が報われるといいなぁ

    作者からの返信

    佐子 八万季 さま

    コメントありがとうございます。

    追放と聞くと穏やかではありませんが、セラフィナにとって何が救いになるのかは、まだ簡単には言えないところでもあります。

    テオドールの勇気も含めて、引き続き見守っていただけたら嬉しいです。

  • コメント失礼します。

    とても美しい回ですね…。
    “結香”や“編香”の響きの美しさだけでなく、“侵香”にきちんと名前が与えられることで、セラフィナの怖さや痛みの輪郭がはっきりしていくのが印象的でした。

    そのうえで、「編香は、わたしが選ぶ」と自分の足で受け取り直していく流れが本当に美しくて……。
    静かな希望まで含めて、とても好きです。

    作者からの返信

    福山 蓮 さま
    コメントありがとうございます。

    美しい回、好きと言っていただけて、とても嬉しいです。
    “侵香”にきちんと名前が与えられたことで、セラフィナの怖さや痛みの輪郭まで感じ取っていただけたのが、本当にありがたかったです。
    レナートの軽口に触れて、セラフィナも少しずつほどけていく回になったかなと思います。

    いつか彼女が自分で選ぶ“編香”の時も来ると思いますので、見守っていただけたら嬉しいです。

  • この回、ものすごく好きです。
    セラフィナからの目線ですと、どうしても不穏な影がついて回りますが
    その分、アルディスの温かい思いと、しっかりした意思、先駆的な考え方に
    この人に任せておけば大丈夫!という安心感を抱きます。
    二人の純愛が楽しみになります。

    そして、クラヴァンとイリオス。アルディスが信頼をおける人が二人もいる。孤独になりそうな立場ですが、彼が一人ではないことが伝わってきます。

    神殿の仕組み、とても現実的で納得してしまいました。未来の聖女様をお預かりするのですから、それはそれはお金が掛かりますよね。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    コメントありがとうございます。
    セラフィナ側はどうしても不穏さや不安を積み上げていく構成なのですが、その一方で、アルディス側には救済へ向かう道筋をきちんと置くことを意識して書いております。
    クレヴァンやイリオスの存在も含めて、彼が一人ではないことを感じていただけて嬉しいです。
    そうしたアルディス側のものが、これからどうセラフィナと合流していくのか、楽しみにしていただけましたら嬉しく思います。

    また、神殿の仕組みにも目を向けていただきありがとうございます。
    独立した機関である以上、やはり運営にはお金が要りますし、本来であれば聖女の存在が国の安定や民の暮らしにもつながって、その循環の中で支えられていくはずのものだと思っております。
    けれど二十三年、聖女が不在のまま、それでも次代を育て続けなければならない。
    そうした現実も、この世界の一部として書けたらと思っております。


  • 編集済


    他の方も書かれていますが、香の揺らぎでここまで情や関係性が伝わるの、本当にすごいですね。
    直接的に描かれていないのに、場面の空気や距離感がはっきりと浮かんできて、引き込まれました。
    ちょっとドキドキしてしまいました。香の描写だけでここまで伝わるのがすごいです。

    王の切実さと、それでも他者を巻き込んでいく危うさがとても印象的で……。
    その中で、レクシアの静かな感情の変化が最後に残るのが、とても切ないです。

    p.s平日はスマホで読んでいて、PCから続きを読むを選ぶと大分遡ってしまったようで…不思議な動きを失礼しました。

    作者からの返信

    福山 蓮 さま

    コメントありがとうございます。

    香でどこまで伝えられるかを意識していた場面でしたので、そう仰っていただけて励みになりました。
    レクシアの変化まで汲み取っていただけたのも、本当に嬉しいです。あの小さな揺れが、この先どんなふうに響いていくのかも、楽しみにしていただけたらと思います。

    p.s. お気遣いありがとうございます。お読みいただけただけでとてもありがたいです。

  • 儀式の描写、とても美しく神々しかったです。
    恋している時は、幸せなんですよね。
    でも、それが永遠に続くわけではないがゆえに、微かな不安が……

    グレイオスは書記官に何を告たのかしら
    この方、胡散臭いので何をやっても気になってしまいます

    作者からの返信


    @SERIS-KO さま
    神さまを感じている描写って難しいなあといつも悩んでいるので儀式を褒めていただいて嬉しいです。

    グレイオスは出番が少ないぶん、常に怪しくなってしまいます。
    彼は古書霧香ですし、ちょっとカビ臭いのかもしれないので、胡散臭くて当然かもしれません。。

  • さすがもと聖女。
    コルネリア様の言葉には重みと説得力がありますね。

    幸福は、自分の心のありようによって得られるものだと思っています。
    もちろん外からもたらされる充足も大事なのだけれど、求め続けるだけでは幸福にはなれない。自らが幸福な心をつくれないと。
    エヴァリエは果たして幸福を保てるのか、心配になります。
    こうしてみると、聖女って、なってしまった後の方が大変な気がしますね。
    過去に闇堕ちした聖女さんとかもいるのでは……などと想像してしまいます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コルネリアは任期五年を無事に務めました。なので、聖女としてのエヴァリエを導いてくれそうです。

    闇堕ちは、過去にはいない……はずです。ある理由がありまして。

    エヴァリエが自分で見つける幸福は、どんなものなのでしょうか。

  • エヴァリエ……彼女のことも大好きなので、その美しさと華やかさにうっとりしつつも、誰も彼女を抱きしめてくれない現状が可哀想で。
    本来それを与えるべき父親は、あんなですし
    ルセリアのような友もいない
    王や大人たちが求めているのは聖女としての器

    表面を整える強さがあるだけに、内側の孤独と繊細さが痛々しく思えます。
    かといってアルディス殿下とは多分、結ばれない……
    エヴァリエにも素敵な人、現れてー!と願ってます
    孤独な戦い、辛すぎる……

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    エヴァリエのことを大好きになっていただいて嬉しいです。
    なかなかに厳しい道が続きますが、こんなに好きでいてくださる方がいると思うと、救われる気持ちです。

    エヴァリエの素敵な人がどんな方か。ね。楽しみですね。

  • ひぇー、嫌な感じ、やな奴ですね!アゼル!
    テオドール達がいなければ、セラフィナはどうなっていたんでしょう。そう思うくらい、棘がありました!
    なんか、些細でも傷つくことが積み重なっていくことがかわいそうです。聖女になるの大変すぎますね…。

    作者からの返信

    佐子 八万季 さま
    ひゃー。コメントありがとうございます。
    アゼルにお会いになってしまいましたね……。

    やな奴、間違いありません。彼の独特の口調にはこだわりましたので、嫌われてくれて冥利に尽きます。

    大序章は不条理なことが続いてしまいますが、どうぞ抜けていただいた先には、空気と湿度が変わりますので、どうぞ今しばらく見守ってくださいますと嬉しいです。

  • 現実の厳しい歴史とは裏腹に、老いた軍馬を「戻るべき場所」で労わるバレン谷の描写に、この地の誇りを感じました。

    「捨てられるために走るのではない」という姿勢は、馬だけでなく兵士たちへの「国は役目を果たした者を見捨てない」という強いメッセージでもあるように思います。その誠実なアルディスの姿勢には好感が持てます。

    セラフィナも「自分も誰かを支えたい」と自ら包帯に手を伸ばせたのは、こうした空気に触れたからでしょうか。命への敬意が循環する、優しくも気高い一編でした!

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。
    また、深く読んでいただいてありがとうございます。
    アルディスの「人を道具にしない」この理念が息づく場所でもあります。
    セラフィナもここで得るものが大きいと思います。

    目的地への中継地点ではありますが、ここは王太子軍にとっても、書き手にとっても大事な場所だったります。

  • 前話を読んだ時は、嫌な姉だ…と思ってしまったのですが

    姉からの独白があることで、どちらも思いがあり、その思いゆえにすれ違っているのが切ないです。

    つい、お互い分かりあける時が来れば…と願ってしまいます。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    コメントありがとうございます!
    エヴァリエの気持ちわかっていただいてありがとうございます。
    そうなんです。単なる嫌な姉ではなく、いろいろなものが積み重なってのあの言葉でした。
    この大序章は名の通り、呪縛となっております。
    けれど、脱出いただくと光が見えてまいりますので、ぜひその先に一緒に行っていただけますと幸いです。

  • セラフィナがバレン谷で少しずつ自分の居場所を見つけていく気配に、胸があたたかくなりました。
    守られるだけではなく、自分にもできることを見つけて手を伸ばす姿がとても素敵です。
    臣下の皆さんとも少しずつ打ち解けて、この谷の空気の中で、どうか早く心安らげるようになりますようにと願いながら読みました。

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン) さま

    コメントありがとうございます。

    セラフィナの成長を感じて頂いて嬉しいです。
    セラフィナ自身の立ち直り、そして王太子軍との関係性が深まればと思いながら書いています。

    しばらく谷に滞在しますので、見守っていただければと思います。

  • あの日の事件に名前がついて、それが編香ではないとしれてすごく安心としました。あんな人には言いにくいことをセラフィナがこのまま抱え続けるのは苦しすぎる、それをちゃんと違うよって言ってくれる人がいて救われます。
    レナートのような違いをちゃんと説明してくれる人がいて良かったと思いました。

    作者からの返信

    フグが美味しい さま

    コメントありがとうございます。
    あの夜のことに、ようやく名前を与えられました。絵の具でたとえるなら、編香は混ぜるもの、侵香は上から塗り重ねるもの、という違いに近いかもしれません。
    あの出来事はセラフィナにも大きく残るものなので、ここでは曖昧にせず、きちんと輪郭を分けることを大事にしておりました。
    そこを受け取っていただけて嬉しいです。

  • 「騎士の務めです、セラフィナ様」

    イリオスもほんとに中身までイケメンですね……💕

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    イリオスもイケメンに育てております。

    大きな声では言えませんが、私はイリオス推しです。

  • うわあ、きました。こういうシチュを待ってました!
    個人的には、短時間で好きだ!と結論が出るのではなく、恋に至るまでの情動のすべてを言語化するような、そんな物語を読むのが好きなので、この繊細な二人の感情の動きにとってもときめきました。

    「――殿下も、完璧ではない。」から、「甘さに変わった。」までの流れとか。
    もう後半の文章、すべてが心を震わせます。
    まだまだ、個人的な関係からは程遠いけれど、それでも少しずつ滲み出る私的な想いを探して拾い上げたい気持ちです。

    お互いの言葉はいらないですね。
    香が語るこの距離感と感情が、何よりも雄弁だと感じます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    うわあ、ありがとうございます!!
    めちゃくちゃ嬉しいです!
    大序章からここまでの苦しさを、この歩み寄りに込めてます。

    ダリウスがただの過保護な親ではなく、ほかの人たちも一筋縄ではいかないからこその、ただ「好き」では済まない重い愛の第一歩でした。
    後半も、香ならではの気持ちの通じ合いを考えていたので、感じていただけて嬉しいです。

    この先も困難はありますが、それ以上に報われるものをお届けできたらと思いながら書いています。

  • 張り詰めていた空気が続いていたので、アルディスの少年らしさを覗かせた一息ついた休息の時間に、ほっといたしました。

    アルディス。人の仕草までよく見ていますね。よく気付ける方は、気付ける分、心労が溜まりそうですね。

    文体の一文一語に美しがともっていてゆっくり噛み締めて読みたくなります。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    コメントありがとうございます。
    王からの圧力と、自分の目指すものとの板挟みになっておりまして。
    この先、あることをきっかけに、少しずつ信念を貫いていくことになります。
    文体についてもそのように仰っていただけて、とても励みになります。

  • 前のエピソードで、え?まさか誰か侵入者?と、ビクビクしていましたが、なんとアゼル!
    お前やったんかー!!
    えええ。殿下が扉の向こうにいたにも関わらず、窓から侵入して、髪チョキ✂️?!
    何者なんですか、あなた。忍者ですか。というか、それ犯罪ですよね?(いや、この世界の法律は知らないのですけど)

    すぐにルシアにセラフィナを守らせて追跡する殿下、相変わらず有能で素敵です。

    しかしその殿下をうまくやり過ごして目的を果たすアゼルの能力に、今回はゾッとしました。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます!
    はい、アゼルがやらかしています。あの口調なのに、この動き……。この世界、審問官は頭脳だけではエリートになれないようです。
    殿下の追跡をもってしても捕まらなかったアゼル、なかなか嫌な人です。

    この先の谷では殿下もさらに力が入ってまいりますので、そこも楽しんでいただけたら嬉しいです。

  • うわーアゼル、なんでここまで来るのー!
    彼を差し向けているのは、神殿なのかしら?
    異端の名のもとになんでも言いうる存在はやはり怖いものですが、この方は異端を見つけることを悦びとしてそうで余計に怖いです。
    もっとやる気ない審問官なら良いのに……

    丈王さんの描写は、美しいものは本当に美しい一方、不気味なものや恐ろしいものは肌がゾワゾワするほどの恐怖を漂わせているのが、素晴らしいなと思っています。

    そしてアルディス殿下がもうずっとカッコ良すぎて、彼のちょっとした仕草や視線の動きにもときめいています✨

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    読んでいただきありがとうございます!
    また、表現を褒めていただけて嬉しいです。

    アゼルの台詞の置き方や間はかなり意識して書いていたので、あのぞわっとする感じを受け取っていただけて、とても嬉しいです。
    そして、殿下のかっこよさにも触れていただきありがとうございます。そばにいること、それだけで安心ですよね。こちらとしても、任せがいがあります。

  • うまく言い表せなくて申し訳ないのですが。
    いつも読みながら、耽美とか官能的とか色んな言葉が思い浮かび、清廉な香りが漂ってきそうとさえ思うのですが、必ずどこかにチクリと不穏な棘が忍んでいるような。
    それで、読後は妙な気持ちになります。さすがダークファンタジーです!

    作者からの返信

    佐子 八万季 さま

    コメントありがとうございます。
    香があると、なぜか湿度が上がってしまい……。そして王都は湿気と不穏な空気で、ダーク色がだいぶ濃くなっております。
    第一章に入ると、相変わらずダークではあるのですが、空気感は少し変わってまいりますので、お付き合いいただけると嬉しいです。

  • とても美しくも、妖しい雰囲気のある魅了的な空気感ですね。

    香りの植物の名から始まり、どの単語も文章も表現も綺麗で、引き込まれます。

    作者からの返信

    苗田はな さま

    コメント、ありがとうございます!
    そして、椿の夜を越えていただき、ありがとうございます。
    大序章は儀式や王権の気配が濃いぶん、少しかたく、息の詰まるような空気も意識して書いております。
    しばらく重たい雰囲気が続きますが、この先は少しずつ景色も変わってまいります。
    どうぞお付き合いいただけると嬉しいです。

  •  血の通った温かな描写でした。セラフィナの馬に向ける優しい眼差しの奥に、作者様が息づいているように思います。丈王音羽さまは、厩舎乗馬経験がお有りなのかな、と感じました。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。
    馬が大好きなんです。乗馬も少しだけしておりました。
    セラフィナには、私の汗と涙、そしてなけなしの根性と経験を、詰め込んでおります。
    そこを感じていただけて、とても嬉しいです。

  • ええ、いやいや怖過ぎました。なんなんですかあの商人!
    香を抜くとか移すとか、香が人の本質と結びついている世界で、なんてこと言うんですか。
    いきなり道端で臓器売ってとか言われるレベル!

    直前まで飾り紐とか革手袋を見ていて、その描写がとても綺麗……なんて思っていたら、いきなりヤバい人出てきて凍りました。

    アルディス殿下……本当に救いです。ちゃんと守るを実行してくださってる。
    殿下の揺るぎない感じがとてもありがたく感じられました。心強いです。

    それにしても、この国もいろいろと闇がありそうですね。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます。
    怖かったですよね……。あの場面は、不穏さを出したくて書いていました。
    「道端で臓器売って」ほんと、それです。
    商人については今後がありますのでごにょごにょですが、だからこそのアルディスです。
    闇、ありますね……。この国のいろいろな歪みは、聖女が二十三年いないまま積み重なってきたものです。

  • セラフィナがようやく安心して身を置ける場所に辿り着けたことに、胸がほどけるような安堵を感じました。アルディス殿下の細やかな気遣いと配慮が、静かに彼女を守っているのがとても素敵です。そして何より、谷を抜ける風の冷たさや匂いまで伝わってくる描写力に引き込まれ、場の空気ごと味わえる回でした。

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン) さま

    コメントありがとうございます!
    セラフィナがようやく安心して身を置ける場所に辿り着けたことを、そんなふうに受け取っていただけてとても嬉しいです。
    王都とは違う空気の中で、言葉より先に守りが見えるような場面になっていたらいいなと思いながら書いていました。
    ここからの変化も、見守っていただけたら嬉しいです。

  • エヴァリエの心の奥底に眠っていた「癒えない傷」が露わになり、言葉を失いました。
    「威厳」を求められた姉と、「面影」を愛された妹。ダリウスは娘2人をそれぞれ別の方法で傷つけていたわけですよね。うーむ。

    「母と同じ場所に立てた」という喜びは、彼女にとって単なる栄誉ではなく、自分を愛さなかった父や、自分に目を向けなかった世界への、必死の証明にみえました。

    何度もコメントに書いてしまっていますが、エヴァリエも報われてほしい!

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。
    あの大序章の登場の仕方だったエヴァリエに、ここまで心を寄せていただけて本当に嬉しいです。

    彼女の歩みはまだ苦しいものになりますが、救いのないままでは終わりません。
    いつかその日が来るまで、見守っていただけましたら嬉しいです。

  • 香をこのように使うこともできるのですね!
    高貴な人々だけのものかと思ってました。
    セラフィナが優しいというか特殊なだけ?
    自分の行いにかすかな疑問を持つこととか、セラフィナはただのお嬢様ではない感じがします。
    梔子は大好きな花です。湿り気のある暗い所に咲きますよね。香りも大好きです。

    作者からの返信

    佐子 八万季 さま

    コメントありがとうございます。
    香誓では、強弱はありますが、基本的に人は香をもって生まれてきます。強さは生まれに関係ないので、香姫の中には平民出身もいたりしますよ。
    セラフィナについても、これから少しずつ彼女らしさが見えてくると思います。

    梔子、わたしも好きです。実家に咲いていて、咲けばよい香りがしていました。虫がよくついて大変だったのを覚えています。

  • 他の方も書かれていますが、
    アルディスの矜持を感じる内面描写、すごく好みです。

    現実を見ながらも信念を曲げないところが本当に格好いいですね。
    最後の誓いには痺れました。

    作者からの返信

    福山 蓮 さま

    コメントありがとうございます。
    アルディスの矜持を感じていただけて、とても嬉しいです。
    好みと言っていただけて励みになりました。
    最後の誓いは、まさにアルディスの核になる部分なので、痺れたと言っていただけて嬉しかったです。
    この先は理不尽なこともいろいろ重なっていくのですが、ぜひ星語あたりまで見守っていただけたら嬉しいです。そこを越えたあたりから、アルディスの溺愛もかなり前に出てきます。

  • 殿下、結局扉の外で不寝番だったのでしょうか。
    なんというイケメンタル!
    黒鹿毛ちゃんと仲良くできるところにも、スヤスヤアルディスを普通に気遣えるところにも、セラフィナの自然体な優しさが感じられます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます。
    はい、ルシアとイリオスがそれぞれ昼の務めを果たしているので、昨夜はあのまま殿下が寝ずの番となりました。馬車の中では、苺香の影響もあって、殿下はぐっすりです。
    黒鹿毛ちゃんはなかなか個性のある子なので、そこにも目を留めていただけて嬉しいです。セラフィナの自然体な優しさも受け取っていただけて、ほっとしました。

    この先も、ここまで受け取っていただいたものが、いつか「愛」というかたちで報われるようにと思いながら書いております。

  • セラフィナが自分の足で歩き始める姿が印象的なエピソードでした。
    特に、自身の溢れ出す香を、戸惑いもおそれも恥じもせず、自律的に優しさとして届けようとするあたりがとても素敵です。
    アルディスのさりげない優しさも好き。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます。
    セラフィナが自分の足で歩き始める姿を、そう受け取っていただけてとても嬉しいです。
    この回では、香をおそれるだけではなく、自分のものとして受け止めて、優しさとして届けようとするところを書きたかったので、そこを見ていただけてほっとしました。
    アルディスのさりげない優しさも、ああいう形でそっと置きたかったので、好きと言っていただけて嬉しいです。

  • すごいですね、読んでいてほわーっとなりました。官能的で美しくて。
    香りの濃淡や揺らぎで、何をしているのかが判る。直截的な言葉よりもなぜか鮮明に判る。
    王の焦がれようが怖いです。聖女はそれ程に王権にとって切実な意味を帯びているのですね。
    最後、レクシアの嫉妬?複雑な思いが、吐く息の香りに表れたのが憐れでした。

    作者からの返信

    佐子 八万季 さま

    コメントありがとうございます。

    読んでいてほわーっとなったと言っていただけて、感激です。
    香の揺らぎで場面や気配が伝わるように書きたかったので、そこを受け取っていただけて嬉しいです。
    そうなんです、王の焦がれは二十三年の重みがありますので、かなり切実になっていると思います。

    レクシアの香の揺らぎに滲む複雑な思いまで見ていただけて、丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。

  • コメント失礼します。

    王太子として振る舞いながらも、内側に飲み込んだ苦さや苛立ちが残っている感じが印象的でした。静かな場面なのに緊張感がありますね。
    双子を見る視線の描き方が素敵だなと。
    同じように見えて、ちゃんと違いを拾っているのがアルディスらしくて、とても良かったです。

    拙作の応援もありがとうございます。

    作者からの返信

    福山 蓮 さま
    初めまして。コメントありがとうございます。
    また、★もつけていただき、大変光栄です。
    「椿の影」を越えて読んでくださって、こうしてお声をいただけたことがとても嬉しいです。

    アルディスは王太子として崩れないように立ちながらも、内側ではかなりいろいろ飲み込んでいるので、その苦さや苛立ちを受け取っていただけて嬉しいです。
    静かな場面なのに緊張感があると言っていただけたのも、とてもありがたかったです。まさにあの場面で書きたかった空気でした。
    双子を見る視線についても、同じように見えて、猛禽めいた鋭さでちゃんと違いを拾っているのがアルディスらしさだと思っているので、そこを感じ取っていただけて嬉しかったです。
    こちらこそ、応援していただきありがとうございました。

    また伺わせていただきます。
    今後とも交流していただけると嬉しいです。

  • 息が詰まるようなお話でした。
    読んでいて苦しくなります。子どもの頃から積み重ねられてきたダリウスの仕打ちがあまりにも残酷で、エヴァリエの「幸福でなければならない」という言葉が、よけいに痛かったです。
    今日ばかりは、音羽さまの言葉の選び方、重ね方が見事すぎて、心を抉られるようでした。とても美しいのに、ひたすら苦しい回でした。

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン)さま

    コメントありがとうございます。

    読んでいて苦しくなったとのこと、それほど深くエヴァリエの痛みに寄り添っていただけたことを、とてもありがたく思いました。

    子どもの頃から積み重なってきたものがあるからこそ、彼女の「幸福でなければならない」という言葉は、書いていてもとても痛い場面でした。
    それでも彼女の中には、なお父からの愛情を求めてしまう気持ちが残っていて、その埋まらなさが彼女の苦しさになっているのだと思います。

    私自身も、エヴァリエを書くたびにかなり心を持っていかれています。

    言葉の選び方、重ね方についてのお言葉も本当に光栄です。
    美しいのにひたすら苦しい回、と感じていただけたことが、強く胸に残りました。

    この先も見守っていただけましたら嬉しいです。

    ※近況ノートにもエヴァリエのことを書いておりますので、よろしければそちらもご覧ください

  •  こんな幼少期から、明らかな差を付けられていたとは。ダリウス、許すまじ。そしてエヴァリエ様が王太子妃になれないと知った暁には……一途でいたいけな良い子だけに、不憫でございます。おのれ、ダリウス! 失礼いたしました。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    さっそく読んでくださってありがとうございます。

    おのれ、ダリウス。ええ、本当にその通りです。
    エヴァリエにとっては、聖女に選ばれたことですべてが埋まるわけではなく、もっとずっと幼いところに残った空白があるのだと思っています。

    一途で、ただ愛されたかっただけの子だからこそ、なおさら不憫ですよね……。
    そして、王太子妃になれないと知ったときに何がこぼれてしまうのかは、私もとても大事に書きたいところです。

    そんなダリウスですが、いつか「おのれ」だけでは終わらないところまで辿り着けたらと思っております。
    引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  • コルネリアの「幸福を保ちなさい」という助言が、今のエヴァリエにはあまりにも重く、そして皮肉に響いて胸がざわつきました。
    「聖女になれば…」「父に認められれば、愛されれば……」と、外側の条件を追い求めてきた彼女は、肝心の自分自身の幸せの形がまだ朧げなままであるように感じました。それを保ち続けるようにと言われても、なぁ……と。
    セラフィナだけでなく、エヴァリエにも、自分の幸せとは何かを掴める日が来るとよいのですが。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。
    「幸福を保ちなさい」というコルネリアからの助言は、今のエヴァリエにはとても大きく響いたのだと思います。
    なりたかった聖女。けれど、幸福であり続けなければならないという重みもまた、今のエヴァリエには大きいのだと思います。
    本当はもっとささやかな幸福もあるはずなのに、それでもなお求め続けてしまう。いまの彼女は、まだそのことに気づけていないのかもしれません。

  • 香蜜が生まれ、確かに大きな務めを果たしたはずなのに、その直後の回廊でエヴァリエに返ってくるものがあまりにも静かで、かえって孤独が際立って見えました。
    祝福というより、記録され、配置され、役目を与えられていく感覚が強くて、とても切なかったです。
    その冷たさの中でなお薔薇香を崩さないエヴァリエの健気さが沁みました。
    どうか、報われて欲しい……

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン) さま

    コメントありがとうございます。

    あの場面、香蜜が生まれたこと儀式は大きな祝福のはずなのに、その直後の静けさがかえってエヴァリエの孤独を際立たせていたので、そこを受け取っていただけてとても嬉しいです。

    「どうか、報われて欲しい……」のお言葉が、本当にやさしくて沁みました。

    双子という特別な”対”を持つからこそ、エヴァリエは自分の立ち位置や孤独をいっそう強く意識してしまうのかもしれません。

    この先の彼女も見守っていただけたら嬉しいです。

  • ダリウスの絶対取り戻すマンな決意が怖すぎますね。
    しかしここで、彼にとっての、リリカを通した双子の見え方の違いが明かされてきてハッとしました。
    ダリウスの渇望というか執念は、その時から始まっている?
    似てる似てない以前に、そもそもセラフィナは、自分の娘とはいえないという認識があるんですね。だから、一線を越えることができちゃう。

    ただ、「父として統べ、縛」るのも「恐れずに抱きしめ、ただ愛せる」のも、どっちも間違ってます。誰かお父さんを教育してやってください。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    ダリウスの怖さを受け取っていただいてありがとうございます。
    そうなんです。彼にとっての双子の見え方の違いも、かなり根の深いところにあります。
    彼自身にも埋められない欠けがあるのだと思うのですが、それがそのまま渇望と執着になってしまっているのが、また厄介なところです。

    そして、「誰かお父さんを教育してやってください」には、思わずうなずいてしまいました。
    その役目を担うのは、きっとセラフィナです。
    でも、ダリウスにいちばん効くのは、たぶん彼女の香なのだと思います。

  •  星蜜から香蜜へ、天と地を聖女が結ぶ。なんと美しい儀式でしょうか。でも双子の想いはアルディスにひとりに……。

     叶わぬと知ったとき、果たしてエヴァリエは。暗い陰謀に付け込まれそうな、不穏な気配も漂っていたように感じました。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    星蜜から香蜜へ変わっていく儀式の美しさを、そのように感じ取っていただけてとても嬉しいです。

    そして、双子の想いの行方や、不穏な気配まで受け取っていただけて、どきりとしながら拝見しました。
    形は違っても、二人ともそれぞれに幸福を探しているからこそ、簡単にはいかないのだと思います。

    エヴァリエが今の思い込みに気づいたとき、どのようなことになってしまうのか……。

    まだしばらく時間はかかりそうですが、引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  •  エヴァリエの孤独、そして愛されることへの渇望、そして彼女なりの妹への想いが心に染みる回でした。それにしましても、聖女に選ばれるという決着がついたのに。お姫様方の嫉妬心、コワイ……。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    エヴァリエの孤独や愛されることへの渇望、そして妹への想いまで感じ取っていただけて、とても嬉しいです。

    あの子は、セラフィナとはまた違う形で、こうした悪意には棘を立てて返せる子なのですが、そのぶん内側は決して強いばかりではなくて……。
    そこが少しでも伝わっていたなら何よりです。

    決着がついたあとでも消えない嫉妬の怖さにも触れていただけて嬉しかったです。

  • ピナとはお別れ……! 寂しい(涙)。
    アルディスの気遣いを感じつつも、自らの足で立って進もうとするセラフィナが眩しいですね。
    恐れずに歩き抜こう、という彼女の決意が、黎明の光景と重なって美しいです。
    がんばれセラフィナ!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    まずは、ついに王都脱出までお越しくださりありがとうございます……!

    ここまで見届けていただけて、とても嬉しいです。ピナとの別れを寂しく感じていただけたのも、セラフィナが自分の足で進もうとする決意を受け取っていただけたのも、あの重い大序章を越えてきたからこその出立として感じていただけたのかなと思い、嬉しくなりました。

    ここからの章は、空気も少しずつ解けていきます。もちろん楽なことばかりではないのですが、序盤とはまた違う景色が見えてくるはずですので、どうぞ楽しんでいただけたら嬉しいです。

    「がんばれセラフィナ!」ありがとうございます。セラフィナ、これから一段と頑張っております。

  • なんと……眠っている部屋に侵入して、乙女の髪を切って持ち去るとはっ!アゼルに対するゾワゾワ感が倍増しました。
    一体、持ち去った髪で何をするのか……。どう考えてもよからぬことですよね。


    一方で、次第に距離を詰めていく二人の関係も良いですね。
    アルディスは、責務だ、なんだと言っていますが、少しずつそれが責務だけのものでなくなる様子が垣間見えて良いです、。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。

    あの気味の悪さにぞわぞわしていただけたなら、まさに、でした。
    大序章で感じていただいた査察のときとはまた違う形で、アゼルの執着の不穏さが出る場面だったと思います。

    持ち去った髪がこの先どう使われるのかも含めて、あまり穏やかでは済まなさそうですね……。

    そして、アルディスの「責務」も、二人の関係もこれからどのようになっていくのか引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  • リリカは薔薇香だった、苺ではないのですね。香は違えども、容姿はお母様似、ということでしょうか。
    そしてルセリアは、リ・ヴァリエール侯爵家の娘。ふむふむ。父上が殿下に売り込んでおりましたね。

    エヴァリエが、繊細に敏感に、元高姫やその母親たちの心情を感じ取っているのが、とてもよく伝わってきて……ああ、自分だったら胃が痛い、などと凡人の感想を抱いてしまいました。あの場で、聖女かくあるべしと自らを律するエヴァリエ、偉いなあ。

    そして彼女が、アルディス様が見てくれたとか、色々心の奥で嬉しがったりときめいたりしているのが、なんとも切ないです。
    エヴァリエにも最後は素敵な伴侶ができて欲しいけれど、このままだと王と結婚ぽい?!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    読んでいただいてありがとうございます。

    そうなんです。母リリカは、薔薇香だったと言われていますね。
    ただ、評定の場では「お一人は面差しがよく似ておられる」とも語られていて、作中ではセラフィナのほうにリリカの面影が重ねられることも多いです。

    エヴァリエは表向きは気丈ですが、中はとても繊細です。
    そしてセラフィナもまた、別の形でかなり繊細なので……双子の対比を面白く見ていただけたら嬉しいです。

    アルディスのことを含めて、エヴァリエの行く先はまだこの時点ではお伝えしにくいのですが、最後にはきちんと救いがある形にしておりますので、まずはご安心いただければと思います。

    王都脱出まで、あともう少し。
    どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

  • 出たー!アゼル!と読んだ瞬間思いました。
    あの査察の時も、本当に感じ悪くてゾワゾワしたんですよ…。
    相変わらずの執念深さと空気の凍りつかせ方には本当に背筋が寒くなりました。

    せっかくルシアに髪をすいてもらい、宿の温かい食事でセラフィナが安らぎかけていたのに、あの「黒檀冷香」が漂ってきた瞬間の絶望感といったら……。

    翌朝無事に出立し、砦へ向かえますように。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    ええ、出てしまいました、アゼル……。
    あの独特の話し方や、間の取り方の不気味さまで受け取っていただけて嬉しいです。査察のときのぞわぞわを思い出していただけたのも、まさに、と思いました。

    今回はアルディスがすぐ近くにいてくれることが、セラフィナにとって大きな違いだったのだと思います。安らぎかけたところへ差し込む黒檀冷香の気配も含めて、場の空気を感じ取っていただけて嬉しかったです。

  • 楽しみにしていた馬市で、手袋や鞍布を見つけて喜んでいたセラフィナの無邪気な姿が、あの不気味な商人のせいで恐怖に塗り替えられてしまう展開に胸が痛みました。宿香を「瓶に移す」って不穏すぎる!「抜けば楽になる」って何!?と思いまあした。

    だからこそ、最高のタイミングで現れたアルディス殿下の「そこまでだ」という一言の、なんと心強かったことか!急かさず離さずエスコートする姿かっこよかったです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。

    セラフィナが好きなもののたくさんある馬市で、あの商人の登場によって一気に空気が変わってしまう怖さや、セラフィナの気持ちを汲んでくださりありがとうございます。

    アルディスが近くにいること、その安心感も伝わっていたなら嬉しいです。

  • 同じシーン、アルディス視点ではこのように映るのですね。
    確かに、「聖女ひとりの印」で問題が解決するはずないですし、国政が回るわけでもない。
    とはいえ、聖女に意味がない筈もなく。施政者としては、付き合い方に慎重さが求められそうです。

    自分が王でセラフィナが聖女だったら……と、うっかり想像しかけてしまうアルディスが良いです。

    殿下、モテモテですけど、ご本人はそういうことには無頓着なのでしょうか。
    だとしたらちょっと罪なお方ですね。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます。

    どの視点で書くか本当に悩んだ場面だったので、こうして受け取っていただけてとても嬉しいです。

    アルディスは最初、父王のような「聖女必須」の考えではなかったのですが、セラフィナを見てから少しずつ、その見方が揺らぎ始めているのだと思います。

    そして、自分が王でセラフィナが聖女だったら……と、うっかり想像しかけてしまうところまで拾っていただけて、にやにやしてしまいました。

    殿下、たしかにモテるのですが、向けられる好意の中には憧れや政治的なしがらみも多すぎて、自分個人への恋愛にはむしろ猜疑的なのかもしれません。そういう意味では、本人はあまり自覚のないまま、ちょっと罪なお方です。

  • グレイオスにかかれば、エヴァリエもまだまだ子供なんですね。絶対、ちょろいと思ってますね、このおっさん。
    エヴァリエが、ある意味、真面目で良い子で、欠落を抱えているからこそ、グレイオス的には上手く付け込めてしまうのだなあ。悔しい。

    あれ。また珠、増えてます?
    ヴァルドも、手袋が映るたびに、不気味な雰囲気を感じてしまいます。
    セラフィナも、まだ聖女として諦められたわけではないのかな。
    「私の手の届くところで」って、その台詞も怖いんですが!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    姉って、守られるより先にちゃんとしていることを求められやすくて、我慢して、正しくあろうとしてしまうのですよね。

    でも父があのダリウスで、しかもグレイオスもそこをよく分かっているので……本当に悔しい場面でした。

    そして、珠やヴァルドの手袋にまで目を留めてくださってありがとうございます。
    はい、珠、増えております。
    あのあたりは、のちのちじわーっと効いてくるところです。

    この章にはいくつかそういう小さな印を置いておりますので、いつか、これか! と読み返したくなる日が来たら嬉しいです。

  • エヴァリエ……彼女にとっては、セラフィナへの父親の執着は、自分には与えられない溺愛と映っていたのですね。
    ううーん、なんという、辛いすれ違い。
    セラフィナが父親を受け入れたと思うことが、エヴァリエ的には、あそこにあるのは「穢れた」関係なのだから、自分にはそれがなくても良かったんだ、という慰めになっているのかも。
    更になんとなくですが、父親への渇望が、グレイオスで代用されているような危うさも感じてしまいました。

    しかも密かに思うアルディスは、セラフィナを選んだような状況ですし。
    まだしばらく、姉妹の和解はむりそうですね。
    エヴァリエ自身も、傷つきそうですし、心配です。
    このまま王都の陰謀の中に残されるとしたら、彼女もかわいそう。

    エヴァリエも最後には幸せになってほしいものです。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    エヴァリエのすれ違いの痛さを、こんなにも細やかに受け取っていただけてとても嬉しいです。

    父から愛されたいのに、愛されない。そのことがまた、彼女の中に歪みを生んでしまうのだろうなと思っています。

    そして、グレイオスの存在にも危うさを感じていただけたの、まさに……という気持ちです。

    アルディスのことも含めて、まだしばらく姉妹の和解は遠いのですが、だからこそ、エヴァリエにも最後には幸せになってほしいというお言葉がとても沁みました。

    引き続き見守っていただけたら嬉しいです。

  • いやー、最後に、抑えていた白檀が……のところで、こちらも止めた息吐き出すような、そんな気持ちになりました。緊張の評定殿でした。
    アルディスお疲れ様です。その自制と思慮が眩いです!

    そして、相変わらず親父怖い!
    諦めない気満々ですね。砦まで追ってくるんかい!

    あと、ヴァルドとグレイオス、相変わらず不穏です。彼らの狙いはなんなのか。
    審問マニアのアゼルも、悪とは違う気がするけれど、やっぱり怖いです。

    作者からの返信


    @SERIS-KO さま

    止めていた息を、アルディスといっしょに吐き出すように感じていただけて、とても嬉しいです。

    アルディスへのお言葉もありがとうございます。あの場では、感情をぶつけるよりも、黙って耐えて、通せる一手を通すことに賭けていました。自制と思慮を受け取っていただけて報われます。

    そして親父は……はい、諦めません……。
    ヴァルドとグレイオス、アゼルの不穏さにも触れてくださってありがとうございます。あのあたりは、三者三様に怖い人たちです。

  •  なんという不審な男。どの陣営の手の者なのか。香を売る、とは? でも何も知らなそうなセラフィナと異なり、アルディスは心当たりが有りそうですね。無事に辿りつけるのでしょうか……。 

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    あの男の不審さや、「香を売る」という言葉の異様さを受け取っていただけて嬉しいです。
    賑やかな馬市の中で、楽しい空気が少しずつ怖さへ変わっていく場面でしたので、そこを感じ取っていただけたことがとてもありがたかったです。

    セラフィナにとっては何をされるのかも分からないぶん、なおさら恐ろしい出来事だったのだと思います。
    この先、その不穏さが何だったのかも少しずつ見えてまいりますので、引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

  • 23年という空白がどのようなものか、枯れた川筋や井戸を叩く乾いた音として具体的に突きつけられ、セラフィナと一緒に胸が締め付けられる思いでした。聖女がいないというのは、これほど国を疲弊させるのですね。

    今は役に立てないと無力感に沈む彼女に、殿下が言った今必要なのは、生きるための物というのは非常に現実的です。人は、切り捨てるのはまず娯楽や心を整えるものからですからね。
    いつか、セラフィナがこの村を再訪し、生きるために必要なものの次を渡せるといいなと思いました。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。

    23年の空白を、井戸や川筋の乾きとして受け取っていただけて、とても嬉しいです。
    いま人に要るものと、その先にようやく届くものがあるのだと、セラフィナもあの村で痛いほど感じたのだと思います。

    そして、その先を願ってくださるお言葉が心に残りました。
    セラフィナの中にも、静かに残っていく願いなのだと思います。

  • アルディス殿下の判断、本当に見事でした。
    あの場で規則や建前に従うのではなく、違和感とセラフィナの声を信じて踏み込んだ決断――簡単にできることじゃないと思います。

    しかもただの衝動ではなく、その先にある責任まできちんと引き受ける覚悟があるのが、本当にかっこいい。
    「守る」と決めた瞬間に、制度も立場も越えていく強さに震えました。

    ずっと息苦しかったあの世界の中で、やっと一筋の光が差したような気がします。
    あの閉ざされた空気の中で、誰も踏み込めなかった場所に手を伸ばしてくれたのが、アルディス殿下だったのが救いでした。

    セラフィナの「助けて」という声が、きちんと届いてよかった。
    あの子があのまま飲み込まれなくて、本当に良かったと心から思います。

    どうかこのまま、彼女がちゃんと守られて、少しでも穏やかな時間を取り戻せますように。
    セラフィナが、幸せになってくれることを願わずにはいられません。

    作者からの返信

    RE:ANNE(リアン) さま

    コメントありがとうございます。

    あの場のアルディスは、ただ勢いで踏み込んだのではなく、自分が何を背負うことになるか分かったうえで、それでもセラフィナを見捨てない方を選んだのだと思っています。
    なので、「助けて」という声がきちんと届いた、と感じていただけたことがとても嬉しかったです。

    息苦しい空気の強い場面が続いたぶん、あそこで差した一筋の光を受け取っていただけたことにも、ほっとしております。

    セラフィナの穏やかな時間まで願ってくださって、ありがとうございました。

  •  一般的には麦に金色を宛てるところを、銀麦とする。北辺の地に相応しい清さと静けさが加わったように思います。アルディスを起こさないセラフィナの優しさともリンクした、見事な色彩の妙と感じました。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    コメントありがとうございます。

    銀麦、この響きが気に入っております。
    金ではなく銀にしたことで出したかった北の静けさを、こんなふうに受け取っていただけて嬉しいです。

    麦といっても、実りのまぶしさより、ここでは少しひややかな空気や静かな色合いを感じてもらえたらと思っておりました。

    セラフィナの優しさとも重ねて見ていただけて、うれしいです。

  • ストイックに、他者の為に、耐える男は良いですね。
    すみません、アルディスがかっこよすぎて脳が蕩けたコメントしか出てきませんでした。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    脳が蕩けるほど感じていただいて、ありがとうございます!
    このアルディスを見てもらうために、ここまでがあってもいいぐらいです。

    そして、アルディスはこの先もっとかっこよくなります。たぶん……!

  •  父からの解放に安堵して、開いてしまった苺香に戸惑うセラフィナ。責任感が勝って、まだまだ硬いアルヴィス。「君」呼びが変わる日が遠からず訪れると思うのですが、それは何時のことか。楽しみに読み進めたいと思います!

    作者からの返信

    うっ。
    紫瞳鸛さま、あなたという方は……。

    先のことはまだ秘密にしておきますが、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ……。

  • 不安が現実に!
    どんな理由があろうとも、うら若き乙女にこのような苦しみを与えることに正当性があるとは思われません。王太子軍の介入は正解ですね。
    三柱の均衡とか、おっさんたちはそれっぽい理屈をいうけれど、その前に個人の人間性が無視されていいわけでもないですし。

    アルディス、かっこよ!!
    クレヴァンとのやりとりに、彼の決意の重みと強さを感じます。
    でも、アルディスがここに待機するという作戦を立てていなかったらと思うと、怖すぎる……。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま
    熱量をいただいております、ありがとうございます。

    本当に、わけのわからない理屈を振りかざすおっさんには、まっすぐな力を、と思いながら書いていました。だからこそ、あそこでアルディスと王太子軍を介入させています。

    アルディスやクレヴァンのやりとりに、決意の重みを感じていただけて嬉しいです。
    アルディス、かっこよいですよね。クレヴァンもイリオスも、ほんとうに頼れる男たちです。彼らがいるから安心です。

  • お、や、じ……!!
    全然諦めてない! ていうか諦める気がなさすぎる。怖い。
    おまわりさん、この人です!

    しかし何が、ダリウスにここまでの執着をもたらすのか。
    リリカと彼との関係に謎をとく鍵がありそうです。

    幼香禁忌という神の膜、この概念も美しいですね。
    この世界を構成する要素が本当にどれも細やかで、時に危うさが漂い、鋼のように確かにも思え、興味深く感じます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    「お、や、じ……!!」のお言葉に、思わず頷いてしまいました。
    はい、ダリウスとリリカの関係に、大きな鍵があります。

    どうしてここまでセラフィナの苺香に執着してしまうのか……ヒントは少しずつ出てくるのですが、解き明かされるのはもう少し先になりそうです。

    そして、幼香禁忌にも触れていただきありがとうございます。ここはこの世界を形づくる要素のひとつとして、大事にしているところでした。

    編集済
  • 「綻びはいつも、完璧に見える面から始まる」

    この表現が、刺さりました。
    エヴァリエのこともずっと気になっているのですよね。
    今では歪んでしまったセラフィナとの関係も含めて、彼女の在り方にはどこか無理があるような。
    姉妹が仲良くなる日を願っているので、エヴァリエのこの先の運命がどうなるのかと思いつつ読んでいます。

    ついにセラフィナとアルディスの対面が!
    つい手を伸ばしてしまうアルディスがたまらないですね。
    短いようで長い一瞬、世界からそこだけ切り出されたような二人の視線の交わりが……!

    あとヴァルドが何だか不穏さを感じてしまう。彼の透明珠、以前は三つだったような? 読み違えかも……💦 とにかく何だか怖いぞ。

    そもそも聖女周りを取り仕切っているのが男性陣ばかりなのも微妙に落ち着かないですね。権力に絡んでいる以上そうなってしまうのも已むなしなのでしょうけど。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    ありがとうございます。

    「綻びはいつも、完璧に見える面から始まる」に刺さっていただけたの、とても嬉しいです。エヴァリエはまさに、外からは完成されて見えるからこそ、その内側の無理や危うさがじわじわ滲んでくる人だと思っています。セラフィナとの関係も含めて、気にかけていただけてありがたいです。

    そして、ついにセラフィナとアルディスが対面しました……! やっとです……お待たせしました。

    あの一瞬の視線の交わりや香、思わず手を伸ばしてしまうアルディスを受け取っていただけて、にやにやしてしまいました。

    ヴァルドの不穏さにも触れてくださってありがとうございます。珠にお気づきとは……嬉しいです。あのあたりは細部も含めて、じわじわ効いてくるように置いているので、気に留めていただけてありがたいです。

  • 以前のセラフィナなら、自分の香が神の意志から外れて自分自身の言葉として他人に届いてしまうことを、恐ろしいと感じて縮こまっていたのでは?と思うと、この成長は素晴らしいですね。
    香を抑えるのではなく、どうせ溢れてしまうならば届く相手が優しさに包まれるようにと考え方を変えられるのは、もともと彼女はそれだけ柔軟にモノを考えられる人だったのでは?と思いました。やはり環境って人に大きな影響を与えますね。

    着る服も自分で選んで整えて……とどんどん自立していく姿がたくましいです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    ありがとうございます。
    以前のセラフィナとの違いをそんなふうに受け取っていただけて、とても嬉しいです。

    抑え込むのではなく、届き方を選ぼうとする変化は、彼女の中にもともとあった柔らかさが、ようやく安心できる場所で育ち始めた結果なのかもしれません。

    服を自分で選ぶような小さな自立も含めて、この先の歩みにどう繋がっていくのか見守っていただけたら嬉しいです。

  • アゼル、やばい。こわい。さすが審問会。
    信仰の名の下に、どのような言いがかりや要求も言いうる立場というのは、たとえ善良な人間でも、歪んだ道に入り込んでしまう可能性があると思うのですよね。
    テオドールとレナートが、この場の良心で支えとなってくれて、良かったです。

    持ち物や衣服にもケチつけられるなんて、聖女候補、側から見るよりもかなり大変な役なのだと実感しました。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    今回も丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。

    アゼルへの「やばい。こわい」、まさにその通りで、あの場面は信仰や規律の名のもとに人を追い詰める怖さも含めて描きたかったところでした。

    そして、テオドールとレナートをこの場の支えとして見ていただけたのも、とても嬉しいです。息苦しい査察の中でも、セラフィナが完全に一人ではないことは大事にしていました。

    聖女候補という立場の、外からは見えにくい重さまで受け取っていただけてありがたいです。

    この先も、光のある場面ほど影の濃さが見えてくるかもしれませんが、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。

  •  これまでの生涯を暗く支配していた父と離れることに安堵しながらも、そのこと自体に後ろめたさを感じてしまう、純に過ぎるセラフィナ。

     祈りたいときに祈りたい。それこそが本物の聖女の筈なのに、型に嵌められた窮屈な存在になっている「聖女」に、エヴァリエは気付くのか。

     黒い影は父性の象徴だったのか、予想外に人格神寄りだった神々の関与はあるのか。引き続き、丈王音羽さまの世界に浸りたいと思います!

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    今回も素敵なコメントをありがとうございます。

    「祈りたいときに祈りたい」。そのお言葉を拾っていただけたことに、どきりとしてしまいました。

    父と離れる安堵と、そのことへの後ろめたさを同時に抱えてしまうセラフィナ、そして「聖女」という名のもとに型へ嵌められていく窮屈さに目を留めていただけて、とても嬉しいです。

    また、人物の心の揺れから世界の奥にあるものまで見通すような鋭いご考察に、毎回どきどきしながら拝見しております。

    何より、この大序章をここまで読み切ってくださって本当にありがとうございます。
    ここから少しずつ、張ってきたものが動き始めますので、引き続き見守っていただけましたら嬉しいです。

    編集済
  • 別れを告げられぬまま離れる友人やピナ、戻れない自室、かつての居場所から遠ざかる寂しさを抱えながらも、この先の旅程を聞いて、苺香が少しだけ軽くなるのにホッとしました。

    ソレイユの腕輪は心の支えの一つだと思うので、トレヴァは魅力的ですね。可愛い子と会えたりするのでしょうか。神殿の中では知ることのなかった「生きた世界の匂い」に触れて、セラフィナがどう変わっていくのか楽しみです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます。
    王都を離れる寂しさと、そのぶん少しだけ空気が軽くなる感じを受け取っていただけて、とても嬉しいです。

    セラフィナにとって、ソレイユや馬との絆は欠かせないものです。トレヴァや、この先の出会いや関係性の変化の中で、セラフィナがどう成長していくのか見守っていただけばと思います。

    この物語は馬と切り離せませんので、そのあたりも楽しんでいただけましたら何よりです。

    そして、王都脱出おめでとうございます!

  • 「双子星タウライアは、離れていても、同じ空の下でそれぞれを照らし合う。いつかまた、別の形で光を合わせるだろう」
     天使の光輪がハート型に合わさるような情景が浮かびました。セラフィナとエヴァリエも、この予言めいた言葉を成就する日が来るのでしょうか。

     そして聖女上りのコルネリア様、導き手たるテオドール様。助平揃いの、もとい、権勢欲に塗れた殿方の中で、なんとか上手く泳ぎ切って欲しいです。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    今回も素敵なコメントをありがとうございます。

    双子星の言葉を、そのような情景で受け取っていただけてとても嬉しいです。離れていても互いを照らし合い、いつか別の形で光を重ねる。あの場面には、そんな願いのようなものを込めておりました。セラフィナとエヴァリエが、この言葉にどんな形で辿り着くのか、どうか見守っていただけましたら嬉しいです。

    そして、コルネリアとテオドールにも目を留めてくださってありがとうございます。助平揃いの、もとい、権勢欲に塗れた殿方たちの中で、こうした導き手の存在がどれほど貴重か、作者としても大切に描いていきたいところです。「どうかうまく泳ぎ切ってくれ……!」と祈る思いで書いております。

  • フェルディナンドのこともあって、疑心暗鬼になりかけていたけれど、レナート普通にいい人だった……。
    恐怖や混乱に、ちゃんと名前を与えてくれて、「侵香があっても、編香は汚れない」と教えてくれて、セラフィナ救われましたね。
    「あなたは悪くない」と、ずっと誰かに言ってもらいたかったはず。エヴァリエにもあんな態度を取られてしまったし。
    「自分で選べる」とセラフィナが確認できたことで、わずかでも強さをもらえたのかなと感じました。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    ありがとうございます。『救われましたね』と言っていただけて、こちらもほっとしました。

    恐怖や混乱に名前がついたこと、自分で選べると確かめられたことは、セラフィナにとってとても大きかったのだと思います。この先の歩みにも、きっと残っていくのだろうと思います。

  • セラフィナの慈善活動、確かに善行のはずなのだけれど、心にそのような揺れが生じるのもわかります。ただの自己満足や自己肯定になってしまうセラフィナではないと思うけど。
    フェルディナンドもなんだか微妙〜。もうお若くはないようですけど、セラフィナの傍にあって、その心の裡は、善意と敬意だけでは片付かないのでは。
    奇妙な木板の家も、気になりますね。
    心の支えを求める、とは意味深な。

    最近苺を食べるたびに、パックから広がる苺の香りに、あ、セラフィナさんいる! と思っています(笑)。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    今回も丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございます。

    セラフィナの揺れに目を留めていただけたのが、とても嬉しかったです。おっしゃる通り、彼女は善行を善行のままで終わらせられないところがあって、その“まっすぐでは済まなさ”も含めて見守っていただけたらと思っています。

    フェルディナンドについても、まさにそこです。
    ただ善意や配慮だけでは収まりきらないものが、少しずつ滲んでいく場面でもありました。

    そして、奇妙な木板の家や「心の支えを求める」という言葉にも触れてくださってありがとうございます。
    あのあたりは、この先に向かって静かに置いたものなので、あとで振り返ると見え方が変わってくるかもしれません。

    苺の香りでセラフィナを思い出していただけるのも、作者としてはたまらなく嬉しいです。

    その苺の気配が、これからどんな場面で甘くなるのか、あるいは少し切なく香るのかも、楽しんでいただけたら幸いです。

    引き続き、見守っていただけましたら嬉しいです。

  • 大人になれば、その人だけの香が得られる。面白い設定だなと思いながら拝読させていただいています。
    私も少し前にお香にはまって、色んな匂いを試しているのですが、自分の体からいい匂いがしたらどれほどいいかなんて、そんなことを考えてしまいました。笑

    それにしてもダリウスさん、お母さんのことはもしかして力ずくで得たのでしょうか?
    だとしたらちょっと見る目が変わってしまいそうです。セラフィナがしっかり拒否できてよかった。

    一文一文に力の入った文章で、文章すら匂い立つような感じを受けます。
    少々ゆっくりになってしまうかもしれませんが、また参ります。失礼いたしました。

    作者からの返信

    If さま
    コメントありがとうございます。
    香の設定を面白いと感じていただけて、とても嬉しいです。ご自身でも実際にお香を楽しまれているとのこと、そのような方に「文章すら匂い立つようだ」と読んでいただけるのは、光栄です。

    ダリウスまわりも気にしていただけて嬉しいです。お母さまとの結婚そのものは、決して力ずくや無理やりではないのですが……単純に幸せな形とも言い切れない事情がありまして。そのあたりの重い背景も、追々見えてくるかと思います。

    セラフィナが必死に拒否できたことに、ほっとしていただけて良かったです。これからも一文一文を大切に綴ってまいりますので、どうぞご無理のないペースで、また香りの世界へお立ち寄りいただけましたら嬉しいです。

    (追記)
    念のため補足ですが、あの場面でダリウスが触れたのは、身体そのものというより「香」を確かめるための接触でした。

    編集済
  • 運命の裁定を経て、セラフィナが抱いた父から離れられる安堵という正直な本音が、見られて良いかったです。周囲の期待に応えられなかった罪悪感よりも、自分の心が求めていた自由を静かに受け入れる姿が、挫折ではなく、一人の女性としての力強い自立の第一歩なのだと感じました。

    「双子星タウライア」の言葉通り、聖女として光の中に立つ姉と、地図の端で自分を取り戻していく妹、それぞれが別の場所で輝き始める予感にワクワクします。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    大序章「香の呪縛」の完走、本当にありがとうございます!&そして、おつかれさまでした!

    セラフィナの決して綺麗事だけではない等身大の本音に寄り添っていただけて、作者としてこれ以上嬉しいことはありません。

    仰る通り、これは挫折ではなく、彼女が彼女自身の足で立つための力強い第一歩です。

    胃の痛くなるような苦しい大序章を、セラフィナと一緒に伴走していただけたので、次の第一章「香の解放」では、とてつもない解放感と自由、そしてラブを感じていただけると思います!

    離れた場所で輝き始める双子星の行く末と、外の世界でひらく「野苺の香」を、どうぞゆっくり味わっていただければ幸いです。

  • 匂わせる、と言いますけれど、まさに文字通り香りによって挙措も情動もすべてが表現されていて、その繊細な表現にうっとりしています。
    カシウスはレクシアを気に入っていたとしても、王として聖女を娶ることに微塵の揺らぎもない。しかも二人ともゲットしようとか、ちょっと欲深じゃあございません? そこにある王ゆえの切実さもわからないではありませんが、聖女の存在のためなら、他の人々がどれほど悲しんだり苦しんだりしてもいいわけではないですものね。
    ましてや、聖女が幸せでなければ香蜜が失われるという点、どうお考えなのでしょう。

    一方のレクシアの内奥は揺れ動いていますね。ここにもやるせない思いがある。
    こんなところにも、王国の澱みを感じます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま
    コメントありがとうございます!香の表現を褒めていただけてとても嬉しいです。

    カシウスですが、強欲でもありつつ、実は「怠惰」なんです。23年間、聖女がいないと嘆いているだけで、システムに丸投げしてしまっています。だから「聖女の幸せ=香蜜」という理屈さえも自分のエゴで解釈し、他人の痛みが見えなくなっているんですよね。

    寵愛を受けながらも一番にはなれないレクシアのやるせなさも。勝手に嫁候補にされてる双子も。
    どう抗っていくのか……。いつか袋叩きにされる日が来るのか(笑)

    これからの展開もよろしくお願いいたします!

  •  エヴァリエもやはりセラフィナの双子の姉だな、と実感しました。無垢で純粋で素直で。そして彼女たちを道具としか思っていないような、アルディス以外の周囲の権力者たちの欲望剥き出しの醜さよ!

     それでも理解ある者も皆無ではありませんし、元聖女コルネリアが頼りとなるのでしょうか。でも、こういう男尊女卑の世界では、得てして「女傑」でないと生き残れないような気もいたします……。

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    権力者たちへのご憤慨、ありがとうございます!
    どんなに事情や背景があろうと、ヴィランは憎まれてこそ。彼らの醜悪さにしっかりとヘイトを持っていただけて、作者冥利に尽きます(笑)。

    実は、忘れてはいけない最大の皮肉が、偉そうに振る舞う男たちこそが、少女たちの幸福から生み出される「奇跡」に依存しなければ国を保てない……という歪んだ構図になっていることです。

    だからこそ、「女傑でなければ生き残れない」というお言葉、まさに大正解です。優しいだけの恋物語ではありません。少女たちが、ただの被害者で終わることなく、やがて自分の意志と香で、大人たちの盤面に鋭い牙を剥き始めるのかどうか……。その過酷な軌跡が、ここから少しずつ現れてまいります。

  • 栄光の絶頂にいるはずのエヴァリエが、周囲の令夫人たちの正しすぎる礼に選ばれなかった者の影を見出し、自らの棘痛ませる描写が非常に繊細で彼女の魅力を知りました。セラフィナも繊細な心の持ち主ですが、彼女もまたそうなのですね。
    選ばれた誇りだけでなく、選ばれなかった者への傲慢になれない優しさが、とても印象的でした。

    この場に集まった選ばれなかった元香姫たちも、三者三様で、セラフィナの友人たちもこの先どうなるのだろう?と思いました。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま
    コメントありがとうございます。

    そうなんです。対照的に見える双子ですが、根本にある脆さや不器用さはセラフィナとそっくりなんです。
    18歳という大人と子供の境界線の年。まだ何者でもないからこそ、エヴァリエは「完璧な聖女」という名前にすがろうとして苦しんでます。

    友人たちも新たな道を今後進んでいきます。
    この時期にできた友情は一生もの。物語でもこの絆を書いていきます。

  • グレイオス的には、エヴァリエの思い込み(まぁ、これまでのことがありますし、ダリウスがセラフィナに手を伸ばしたのは事実ですが!)を棚ぼた的に利用するとは……。策士ですねぇ。伊達に香塔の要職についている人ではありませんねぇ。

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    コメント、本当にありがとうございます!

    グレイオスは策士です。ある意味、塔主よりも偉そうです。(カミュール頑張って……あなたは同じ監職なんだから)

    彼は長年、聖女の出現を切実に待ち望んでおりました。 だからこそ、エヴァリエが勝手にセラフィナのことを誤解したり、ダリウスとの親子の情の薄さは、彼にとって願ってもない「棚ぼた」でしたね。

    彼女の悲痛な誤解を訂正するどころか、都合よく利用して盤面を動かす……これぞ香塔の要職を務める大人の恐ろしさです。


  • 編集済

    エヴァリエの心情がここでようやく見えて、彼女も辛かったのだろうなと切なくなりました。双子で並んで育ってきたのに、父の視線は自分に向いていなかったんですものね。
    でも、言ってあげたい!妹はちゃんと父上を拒否ったのだよ、と。むしろ傷つけられたのよ、と。


    それに加えて、アルディス王子を想っているとなると、この姉妹の関係がますます拗れそうで辛いです。

    そして、赤薔神との対話のシーンは美しかったです!

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    温かいコメント、ありがとうございます!

    「妹は父を拒否したのだと言ってあげたい!」
    ……まさにそのお言葉を待っておりました!

    セラフィナ視点だけでは書ききれない、エヴァリエの孤独や決して悪い子ではないという部分を見てほしくて、多視点でそれぞれの思いを描いております。

    赤薔神との対話シーンもお褒めいただき光栄です!

    序章(大)は、これからの重い因果をすべて詰め込んでいるため、
    私の技術不足もあいまって、ハードルが高く分かりにくくなっています……。

    このすれ違いや張られた伏線が、やがてすべて編み込まれていきますので、どうか見捨てないでやってください(笑)。

    アルディスを巡ってさらに拗れそうな双子の行く末を、これからもよろしくお願いいたします!

  • 現実的な視点を持つアルディスと、とにかく聖女を求める国王、そしてそれぞれのポジショントークに徹する他の面々。とても興味深い場面でした!
    描写の美しさにうっかり見落としてしまいそうですが、この国も実態はいろいろと矛盾や制度疲弊がありそうと思わせて良いですね。
    双子、といえばあの二人、ですけれど。
    このままですと聖女になれたとしても幸せなのかと不安になります。
    とりあえず、国王と結婚はちょっと……💦という気がしますが、どうなるのかしら。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    深いところまで読み解いてくださり、本当にありがとうございます!
    大人の思惑とポジショントークがぶつかり合う会議のシーン、興味深く読んでいただけて幸せです。

    アルディスは真っ当な視点を持っていますが、まだまだ頭でっかちなところもあります。これから沢山叩かれて成長してもらいたいと思っているのですが……いかんせん、この国の大人たちは容赦がなさすぎて(笑)。

    そして「国王と結婚はちょっと……💦」というお言葉。その本能的な不安、まさに大正解です!!

  •  あの、本文ではなく裕邑月紫さまの返信に乗っかる形で申し訳ありませんが。「スで終わるキャラ名」、わたくしは寧ろ「男性名だな」と判断出来ますので、分かり易いと思っております。

     それにしてもアルディスの高潔な覚悟、見事でございます。逆境にめげずに不変の思慕を貫いて、セラフィナの苺を愛でてあげて欲しいです!

    作者からの返信

    紫瞳鸛 さま

    優しいフォローのコメント、ありがとうございます!

    「スは男性名」という読者様の素敵な解釈に救われました。お言葉に甘えて、これからも自信を持って彼らを動かしていこうと思います(笑)。

    そしてアルディスへのご声援、ありがとうございます!
    白檀の運命を背負う彼にとって、セラフィナの苺香は唯一の救いなのですが、それを素直に愛でるには、この国の盤上はあまりにも過酷すぎまして……。逆境の中で彼がどうやって彼女を守り抜こうとするのか、甘さと苦さの入り混じる展開が続きますが、どうか行く末を見届けていただけますと嬉しいです!

  • ひとまず、2年間静養という名目でセヴェラン砦へ行けることになりよかったです。あれで、故郷に返されていたらと思うと……!
    真摯に信仰に身を捧げていたセラフィナにとって、この結果は辛いものですが、それでも、いろいろな人の思惑が錯綜する王都に残るよりは良いように思います。

    エヴァリエの星結がいよいよなのですね。
    彼女が無事でいられますように。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    いつも深く読み込んでくださり、ありがとうございます!

    「故郷に返されていたら……!」というお言葉に、思わず深く頷いてしまいました(笑)。
    業の深すぎるダリウスお父様のもとへ戻るのが、今一番のバッドエンドですので、アルディス殿下が頑張って砦という安全圏をもぎ取ってくれました!

    聖女への道を絶たれたことはセラフィナの運命を大きく変えることになりますが、読者様のご推察通り、王都のドロドロした大人の思惑から離れられるのは、彼女にとって間違いなく「救い」になります。

    一方で、その思惑の中心に残るのが姉のエヴァリエです。彼女の星結の夜がどんな結末を迎えるのか、そして残された彼女がどんな道を歩むのか……。過酷な姉妹の対比を、引き続き見守っていただけますと幸いです!

  • 立ち上る香りの描写が、その場の緊張感や登場人物の心理状態を雄弁に物語っており、五感に訴えかけるような臨場感がありますね^^
    自らの懸念を口にするアルディスと、それを嗜める周囲の温度差からは、この国が抱える危うい均衡や複雑な権力構造が透けて見えますね。

    作者からの返信

    銀騎士 さま

    嬉しいコメントをありがとうございます!

    香の描写で「五感に訴えかける臨場感」を感じていただけて、作者としてこれ以上ないほどの褒め言葉です!

    そしてアルディスと周囲の「温度差」について、完璧な読み解きに感動しております……!
    仰る通り、アルディスは次代の王として極めて真っ当な懸念を口にしているのですが、王・神殿・香塔の大人たちは「聖女」という奇跡に依存しきっており、まったく話が通じません(笑)。この「危うい均衡と狂った権力構造」こそが、この国の抱える最大の闇でもあります。

    孤立無援の盤上で、アルディスがどう立ち回り、過酷な運命に巻き込まれるセラフィナたちをどう守ろうとするのか。息の抜けない政治戦を、引き続き楽しんでいただけますと幸いです!

  • アルディスが頑なに沈黙を貫いた理由が、自分の名誉のためではなく「言葉を発するほどセラフィナを汚してしまう」という一点にあるのが非常に切なく、同時に彼らしいなと思いました。読んできたこちらとしては、ヴァルドとグレイオスがものすごく怪しい!のできちんと審議の対象として欲しいのですが…。午後の評定で、少しでも風向きが良くなる…ことを願うばかりです。期待は、コルネリアでしょうか。

    ***
    先日は、失礼しました!お名前復習してきました(汗)

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    深い考察と嬉しいコメント、ありがとうございます!

    アルディスは白檀の運命を背負っているからこそ、あんなにも寡黙で、すべてを一人で抱え込む男になってしまいました。彼の沈黙の意味を汲み取っていただけて感無量です。

    一方でグレイオスとヴァルドは、自ら正論の盾やら被害者として立ち回る海千山千の大人たちです。
    アルディスが黙してしまったことで盤上の目が彼に向かってしまいましたが、午後の評定でどうなるか、コルネリアへのご期待も含めて、ハラハラしながらお楽しみください!


    ***

    名前の復習をしていただけたなんて……。本当に頭が上がりません。

    この物語、スで終わるキャラクターがなんと多いことか。。。
    アルディス、イリオス。ダリウス、カシウス、グレイオス。カシスにトマス……。

    途中で「ス多すぎ!」と気が付いたのですが、その頃にはすっかり愛着が出てしまっていて、名前を変えることができずで(汗)。
    偶然とはいえ、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません!

    それでも読み込んでくださる裕邑月紫さまの優しさに救われております!

  • 別の知へ移ったのは、クレヴァンかしら。
    グレイオスは年齢も不詳? 謎めいてるな〜
    さまざまな思惑が入り混じって、進行はとても静かなのにドキドキしますね。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    香塔を去って別の知へ移った者。それがクレヴァンなのか、それとも……?
    ぜひ「誰のことだろう?」と考察しながら楽しんでみてください。

    しばらく派手な戦闘はありませんが、その代わり登場人物たちはみんな、香で圧をかけ合いながら高度な「腹芸」を繰り広げます(笑)。

    謎めいたグレイオスも、後々詳細が出てまいります。大人たちのドロドロの盤上遊戯を、お楽しみください!

  • アルディス殿下、めっちゃ心がイケメンですね! これはときめく。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    嬉しいコメントと、ときめきをありがとうございます!
    誰よりも国と人を真剣に考えるからこその「一妃の誓い」、殿下の心のイケメンっぷりを感じていただけて、ニヤニヤしております!

    殿下もですが、イリオス、クレヴァンも、負けず劣らずイケメンに仕上げております(笑)
    三人そろって大活躍する時が必ず来ますので、どうか今しばらくお待ちくださいね!

  • エヴァリエの気持ちも痛い……。彼女の棘が内側の彼女自身にも向かっているようで、彼女にも同情してしまいます。
    姉妹二人とも、穏やかに笑い合えればいいのに。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    エヴァリエの心に深く寄り添うコメント、ありがとうございます!

    彼女にも「そうするしかなかった色々な事情と孤独」がありまして……。
    その棘で自分自身の心を深く抉っているエヴァリエの悲哀を感じ取っていただけて幸せです。

  • むむむ。聖女選定に絡む不穏な動きが……!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    そうなんです、不穏は続くのです(笑)


  • 編集済

    誓泉の間での緊迫感から、一気に封星の庭へとなだれ込む展開に圧倒されました!

    ヴァルドとグレイオスの二人が恐ろしいですね……。前の章がグレイオスの思いの章で、それを読んでいるだけに「ヒィ!」となりました。

    だからこそ、アルディスたちの阿吽の呼吸での救出劇が最高にカッコ良かったです!
    殿下の一言で即座に動くイリオスや、殿下の意図を汲んで既に完璧な手配を済ませているクレヴァンなど、王太子軍の「一を言えば十を知る」信頼関係にシビれました。

    彼らの決死の救出がセラフィナに幸運をもたらしますように!


    **追記**
    あああ……!すみません><。
    前の章、「これは父親だな…」と思いつつお名前を間違えてしまいました……。
    大変失礼いたしました。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    臨場感たっぷりの嬉しいコメント、ありがとうございます。
    息の詰まる誓泉の間から、アルディスたち王太子軍の力技での救出劇。彼らの言葉なくとも通じ合う連携をカッコいいと言っていただけて、作者として最高に嬉しいです!イリオスもクレヴァンも、良い仕事をしてくれました。

    大人の恐ろしさについてもありがとうございます!ちなみに、前の章(椿痕)でドロドロの執着を見せていたのは、実はグレイオスではなくお父様(ダリウス)なのですが……本作はグレイオスも含め、業の深いヤバい大人たちが多すぎるので、混ざってしまうお気持ちよく分かります!(笑)どちらにせよ「ヒィ!」となること請け合いです。

    彼らの決死の救出がセラフィナに何をもたらすのか。引き続き見守っていただけますと幸いです!

    (追記)椿痕、ダリウスの名前が一回も出ていなかったので、少し冒頭修正させていただきました。気付きをありがとうございます!

    編集済
  • なるほど、やはり聖女不在が、現国王のストレス要因となっている。同時に言い訳にも?
    乙女たちの憧れの王太子にも苦悩があり、その周囲には様々な思惑が……!
    読み進めるごとに面白さが増していきますね!

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    本当にありがとうございます!
    「面白さが増していく」とのお言葉、とても励みになります!

    カシウス王のストレスと言い訳、まさにその通りなんです!聖女という正統性の証にすがり、焦りを募らせる王。そして、そんな父の重圧(黄金沈香)や各組織の思惑に晒されながらも、理と感情を必死に抑え込んで国を支えようとするアルディス殿下……。

    乙女たちの憧れの裏側にある、胃の痛くなるような男たちの政治戦(盤上遊戯)も楽しんでいただけて本当に嬉しいです!

    これからも色々な思惑がぶつかり合いますので、お楽しみに!

  • 登場人物たちの複雑な感情や人間性、挙措までもが、香によって繊細に表現されていて、読むたびに感銘を受けます。

    お姉様のエヴァリエ、決して妹愛がないわけではなさそうなのに、その言動が厳しいものになってしまうのは……やはりお父様が悪いのか。
    アルディス、クレヴァン、イリオスの三人のまばゆさ、素敵ですね。これは乙女たちが夜毎の夢に見ても当然な感じ。
    そういえば、ずっと聖女が現れていないというのも気になります。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    温かいコメントありがとうございます!
    言葉には出せない感情を「香」が語ってしまう……という本作の世界観を楽しんでいただけて幸せです。

    姉妹のすれ違いには、やはりダリウス(お父さま)が関係しています。作者的には彼にとても愛着があるのですが……いかんせん、業が強すぎて(笑)。

    そして、アルディス、クレヴァン、イリオスの三人。彼らはただまばゆいだけでなく、これから「聖女が23年も現れない国」という難局の中で、それぞれの力を発揮してどんどん活躍していきます!

  • 「聖女は、天と地の中心に立つ環だ。その環の真ん中で、星と香の流れをそろえていく」
     なるほど、これは争奪戦になりますね。美と香りを競う候補たちも、某劇団のようになる訳です。

     そして香は自ら解くこともできる。すると評定殿でも、王は自らの香を意識的に操作して、言葉に上乗せするように議論を主導していたのでしょうか。この世界の宮廷を生き抜くのは、とても難易度が高そうと感じました。

    作者からの返信

    限られた12席を争う年頃の女の子たちですから、どうしてもバチバチとした空気は避けられませんね。
    ですが、そんな過酷な環境だからこそ生まれる「本当の友情」もあるのだと、ルセリアたちとの絆を通して感じていただけたら嬉しいです。
    一生の友達と呼べる存在は、何よりの心のお守りになりますからね。

    そして王の香の操作、完璧な読み解きです!
    香(こう)は単なる香りではなく、意図的に「意思をもって動かす」こともできれば、隠しきれない感情が「揺れて出てしまう」こともあります。

    香り織りなす大人の暗闘と少女たちの絆を、これからも楽しんでいただけますと幸いです。

  • 月の名前も、十二神の名前も、美しいですね。こういう世界観、憧れます。

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    コメントありがとうございます!読んでいただけてとても嬉しいです。月(椿静月など)や十二神の名前、成り立ちは、この物語のベースとしてとてもこだわって作った部分です。

    私も、@SERIS-KO さまの「煌天馬の月」や「一角獣の月」といった、幻獣を冠する美しい月の名前や、圧倒的に重厚な世界観に憧れを抱きながら読ませていただいております。

  • 星禊の一部が空白のままであったり、これまで一途に信仰を捧げてきた黄菊神から青椿神へ神格が変わったことはさぞや不安でしょうね。今まで真摯に祈ってきた黄菊神への信仰が無駄になったわけではないと言ってあげたいのですが、不安を抱えたセラフィナはきっと「青椿神への祈りが足りない」というマイナス面ばかりに目がいってしまうのかな。いよいよ、星語!どうなるかドキドキします!

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    深い考察をありがとうございます!
    神格が変わったこと、そして星禊の記憶の空白……。セラフィナの抱える不安に深く寄り添っていただけて、本当に嬉しいです。

    「信仰が無駄になったわけではない」――その温かいお言葉は、香ひらきの夜からずっとセラフィナと一緒に歩んでくださった裕邑月紫さまだからこそですね。彼女の心にも、きっとお守りのように届いていると思います!

    さて、次はいよいよ「星語」の夜です。セラフィナが臨むこの儀式で、彼女はどんな声をきくことになるのでしょうか……。

    編集済
  • 文章も言葉も概念も、すべてがとても美しく感じます。
    どのような思いから、このように美しい世界が紡がれだしたのかも知りたくなってしまいました。

    エヴァリエとセラフィナは双子だけれど一卵性ではない、ということでしょうか。
    セラフィナのほうがお母様似、とか?

    作者からの返信

    @SERIS-KO さま

    はじめまして。もったいないほどのお言葉&考察、本当にありがとうございます!
    文章や世界観をそのように美しく感じていただけて、これ以上の喜びはありません。とても励みになります!

    双子の容姿について、まさにそこなんです!
    骨格の造りは同じなのですが、この世界特有の香の影響で、あそこまで見た目や纏う空気に違いが出てしまっているのかなと思っています。エヴァリエの薔薇の威厳、セラフィナの苺の儚さですね。

    リリカ(セラフィナ母)の面影については……鋭いです!
    これから先、二人の背景や、周りの大人たちの思惑なども徐々に明かされていきますので、どうか一緒に見届けていただけますと嬉しいです!

    これからも美しい(そして少し重い)世界をお届けできるよう頑張ります。

  • 今回のアゼルの査察、公務とはいえ、怖かったです。ソレイユや大切な人との繋がりを、わざわざ「信仰を曇らせる」なんて言葉で脅すのは、含むところがあるでしょー!と。
    銀律、と言い当てるのもゾワゾワしました。カミュールに癒してもらったのに。
    テオドールたちがいてくれて本当に良かったです。

    作者からの返信

    裕邑月紫 さま

    コメントありがとうございます!
    アゼルに「ゾワゾワ」していただけて、作者としては最高の褒め言葉です!
    (こういうシーンになるとダークすぎたかな……? と、内心ビクビクしています)

    公務という名目を隠れ蓑にしていますが、ただの査察のはずが……ですよね(笑)。あの理詰めで相手の精神をじわじわと追い詰めていく粘着質っぷり、彼が「異端審問官」なのはある意味で適職だと思っています。
    息が詰まるような場面でしたが、審問部長(審眼の座)自ら出てくるという異常事態に、頼もしいテオドールやレナートたちが立ち塞がってくれて本当に良かったです!

  • 聖女という国にとって特別な者を選ぶ場では、嫉妬や家柄や政治的背景は外せないですよね。けれども、ついギスギスしそうな香姫や聖女候補の関係ですがこうしてごくごく普通の友情があるのは癒されます。ルセリア以外にもこんなにお友達がいるのね!とちょっとホッとしました。一方で、エヴァリエがどんどん遠くなってしまっているのが悲しいです。いつも一緒にいたという回想があるだけに、雪解けがあるといいのですが。

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    いつも温かいコメントと深い考察をありがとうございます!

    聖女選定という特殊な環境だからこそ、家柄や嫉妬といった思惑は避けられないのですが……実はあの香姫寮、作者としてはある意味「ちょっと特殊な女子高」のようなイメージで書いておりました(笑)。

    なので、ルセリアやクララたちと過ごす庭園のひとときは、過酷な状況下での貴重な休み時間のようなもので、彼女たちの普通の友情がセラフィナにとってどれほど大きな支えになっているかを感じていただけて、とても嬉しいです!
    裕邑月紫さまの『いろどりの追憶』でも、宮廷の複雑な思惑の中でホッと心休まるような温かい絆が描かれていますが、過酷な環境だからこそ、あのような穏やかな時間は本当に心のお守りになりますよね。

    一方で、エヴァリエ姉さま……。かつてはセラフィナを庇って前に立ってくれていた彼女が、別の光をまとって遠ざかっていく姿は、書いている私も胸が締め付けられる思いです。

    本作はダークファンタジーゆえに、この先も厳しい展開が続いていきます(序章は種類の違う業の深い主要人物が押し合いへし合いで自己紹介するため、実はいちばん「激重」です……!)。……が! ずっと暗闇というわけではありません。過酷な世界だからこそ際立つ温かい救いや、不器用だからこその愛もしっかりご用意してありますので、どうか安心してください!

    エヴァリエとセラフィナ、二人の関係がこの先どう変化していくのか、いつか雪解けの日が来るのか……。どうぞお楽しみに!

  • レナートに、誰にも言えずにいた香ひらきの夜のことを「侵香」だ、被害を受けたのだと教えてもらえて良かったと思います。あのままだと、漠然と、怖いだけで、自分を責め続けてしまいそうでしたもんね。
    聖女の無垢を守る名目で、自衛や尊厳を教えない神殿の歪みは怖いです。レナートが、侵害されてもあなたの本質は汚れない、あなた自身で選んでいいんだと教え導いてくれたのでホッとしました。というか、それ、もっと早くに教えてあげてよー!

    作者からの返信

    裕邑月紫さま

    温かいコメント、本当にありがとうございます!
    「もっと早く教えてあげてよー!」のお言葉、作者としても「本当にそれ!!」と激しく同意しながら書いておりました(笑)。

    作者の脳内には設定としてあったのですが、「あっ、まだ作中でセラフィナに教えてなかった(汗)」というタイムラグがありまして……。でも結果的に、神殿の「無垢を守るという名目で、実は無防備なまま管理しようとする歪み」が浮き彫りになり、セラフィナが一人で抱え込んだ恐怖の生々しさに繋がったのかなと思っています。

    レナートの言葉で、セラフィナだけでなく読者様にもホッとしていただけて良かったです。自分で選んでいいと知った彼女がどう立ち上がっていくのか、これからも見守っていただけますと幸いです!


    ええ、私がレナートに罪を擦り付けました……。

  • 「彼の視線は腰と腕の継ぎ目に落ち、喉が一度だけ動いた」
     おのれフェルディナンド、許さんぞ! 香が乱れないとすると、彼奴めは常習者なのでございましょうか。

     セラフィナとソレイユのシーンも良いですね。馬は人を選ぶとも申しますから、セラフィナの為人が自然と浮かび上がります。アルディスが二度も「不要だと言い切るには早い」と思うのも頷けます。

    作者からの返信

    紫瞳鸛さま

    いつも深いところまで読み込んでくださり、本当にありがとうございます!

    フェルディナンドの視線、お気づきいただき恐縮です(笑)。聖女不在の23年という長い空白は、神聖であるはずの神殿の内部にも、ああいった静かな澱みを落としているようです……。

    だからこそ、そういう俗な気配が身近に潜んでいる中で、アルディスの持つ清冽な白檀の揺るぎなさやストイックさが、より一層映えてくるのかなと思っております。彼のかっこよさを引き立てるためとはいえ、周りの登場人物たちに色々と業を背負わせすぎて、作者としても少し不憫なことをしたなと苦笑いしております……。

    フェルディナンドが一体どのような人物なのかは、またおいおい描いていきますので、どうぞ気長にお待ちくださいませ。

    ソレイユとの絆のシーンも、セラフィナらしさを感じていただけて嬉しいです!アルディスが彼女をどう見極めていくのか、引き続き見守っていただけますと幸いです。