第48話 帽子を置いたら、キープですかへの応援コメント
コメント失礼します。
「帽子を置いたら、キープですか」の一言から始まる、ミナの“規則には忠実、でも人の心はちゃんと考える”距離感が最高。
理屈では完全に間違っていないのに、天丼を手にしたあと「それでも、待つことはできた」と自分の中に小さな宿題を残すのが、なんともミナらしい。
特に《意味が分からない行動――判断する前に確認》というメモには、今回の出来事がただのガチャ騒動ではなく、彼女自身の人との向き合い方を一歩変えた余韻がある。
そして最後の「……天丼は、かわいいです」で全部持っていかれるのがずるい(笑)。
修羅場の後に残るのが反省文でも勝利宣言でもなく、天丼への愛。
こういう小さな出来事が、人物をじわじわ好きにさせてくれる。
作者からの返信
虎口兼近様、コメントありがとうございます!
ミナの「理屈では間違っていない。でも、それで全部終わりなのか」という部分を感じ取っていただけて嬉しいです。 特に今回は、反省でも勝利宣言でもなく、最後に天丼への愛へ着地するところまで含めてミナらしく書いたつもりなので、「全部持っていかれる」に笑いました(笑)
「人物をじわじわ好きになってくれる」という言葉、とても嬉しかったです。 素敵な感想ありがとうございました!
第47話 今回の判断材料ではありませんへの応援コメント
コメント失礼します。
「二十五年」を否定しない。
でも「二十五年だから」という理由で、今回の判断に混ぜもしない。
この切り分けが、ものすごく静かで、だからこそ刺さる。
長谷川さんの「やりたくないんです」まで辿り着く流れも、責めるのではなく、事実としてそこへ置くのが印象的。
特に「評価しないのではありません。私が評価する項目ではありません」は、派手さがないのに強烈な一言。
片山が「自分のほうが詳しい」という自負を残したまま、それでもミナの仕事の意味を一つ掴むのも良い。
正しさで人をねじ伏せる話ではなく、感情も功労も否定せず、それぞれの居場所へ戻していく。
最後の「無駄な時間だとは思わなかった」が、静かなカタルシスになっていて好き。
作者からの返信
虎口兼近様、コメントありがとうございます!
長谷川の「二十五年」は、会社員として決して軽く扱えるものではないんですよね。ただ、それと今回確認すべきことは別にある。その線引きを片山が実際の面談を通して見つけていく回でした。
ミナは相手の感情や功労を否定しているわけではなく、「それを判断するのは自分の担当なのか」を分けています。片山も今回初めて、その確認工程の意味を少しだけ掴めたのだと思います。
最後の「無駄な時間だとは思わなかった」まで含めて読んでいただけて嬉しいです。 今回も丁寧に読んでくださり、ありがとうございました!
第46話 見る場所が変わるへの応援コメント
コメント失礼します。
『見る場所が変わる』という題が、読み終えたあとにじわっと効いてくる。
片山が社長を前にした瞬間、問いそのものではなく“怒らせないこと”に意識を持っていかれる場面が、とても生々しい。
人間、相手が偉くなった途端に自分の物差しまで微妙に曲がる……いや、あるあるすぎて耳が痛い(笑)。
それを梨央自身が見抜き、しかも「あなたが私自身に答えを求めに来たから、私自身を材料にした」と返すのが痛快。
さらに、片山が佐伯をまだ認めていないまま「見ると決めたのだ。なら、まだ結論はいらない」と踏み出す余韻がいい。
誰かを信じる話ではなく、自分の見方を疑えるところから始まるのが、この物語らしくて好き。
最後の一歩に、静かな熱がある。
作者からの返信
虎口兼近様、コメントありがとうございます!
「あるあるすぎて耳が痛い(笑)」、まさに片山自身も気づかないうちにやっていた部分ですね。相手が社長になった瞬間、何が正しいかよりも「怒らせないこと」に意識が向いてしまう。そこを梨央自身に見抜かれる形にしてみました。
ただ、片山もそこで佐伯をすぐ認めるのではなく、「まだ結論はいらない」と自分の目で確かめようとしているところは、この人らしく書けたかなと思っています。
最後の「静かな熱」まで感じ取っていただけて嬉しいです。今回も丁寧に読んでくださり、ありがとうございました!
第45話 その新人を飛ばせないへの応援コメント
コメント失礼します。
「新人だから飛ばせないのがおかしい」から始まった違和感が、最後には「なぜ飛ばせないのか、自分の目で見る」に変わっていく。
特に「年齢は評価項目じゃない」と「一回なら簡単だ。何十件やって、それでも理由なく線を変えないほうが難しい」が刺さる。
ミナの凄さを本人の武勇伝ではなく、周囲の人間が少しずつ気づいていく形にしている。
そして加東、説明しないのに妙に核心だけ置いていくの、ずるい(笑)。
「知らない」を連発するのに、むしろ一番ちゃんと人を見ている感じがする。
最後の「佐伯ミナが引く線。」も余韻がいい。
次にその線の意味を、片山自身がどう見るのか。
これは続きを読まずにはいられない。
作者からの返信
虎口兼近様、コメントありがとうございます!
片山の違和感が、「新人だからおかしい」から「なぜ飛ばせないのか、自分の目で確かめる」に変わっていくところを拾っていただけて嬉しいです。
「一回なら簡単でも、何十件やって理由なく線を変えないほうが難しい」というのも、ミナらしさが出る部分かなと思っています。
そして加東、「知らない」を連発しながら核心だけ置いていくの、たしかにずるいですね(笑)
ここから片山がミナの仕事をどう見ていくのか。 今回も丁寧に読んでいただき、ありがとうございました!
第13話 せっかくだからへの応援コメント
ん-、難しいなあ。多分、受け取ってしまうかなあ。
しかし、本当にミナさん鉄メンタル。ここまでずばっと言って、反感をかわないのは作者様の手腕でしょうな。
自分も作品を書く参考になります。
第12話 みんなって、誰ですかへの応援コメント
これ、すごくわかりますねー! そうなんですよ、「みんな」って言うと、大多数の正論に聞こえる。これって、ある意味すごく卑怯なんですよね。
本当に社会に出てのコミュニケーションあるあるです。
作者からの返信
ハデス様、コメントありがとうございます!
そうなんですよね。「みんな」って、たった一人の意見でも、急に大多数の意見みたいな力を持ってしまう言葉だと思います。
しかも、言っている本人に悪気がなくても、言われた側は「みんながそう思ってるなら……」と反論しづらくなってしまう。
今回はそんな、職場で何気なく使われがちだけど、実はけっこう強い言葉を取り上げてみました。
「社会に出てのコミュニケーションあるある」と感じてもらえて嬉しいです!
今回も丁寧に読んでくださって、ありがとうございました!
第44話 反対してくれる人への応援コメント
コメント失礼します。
“友達には絶対なりたくない。でも、仕事仲間としては一番頼れる”。
この関係性、めちゃくちゃ好き。
立花の「駄目だ」が、ただの頑固さではなく、数字の裏側にいる人間や、判断の先にある責任まで見ているからこそ重い。
そして梨央も、反対されることを嫌うのではなく、自分を止めてくれる人を必要としている。
その信頼が実に気持ちいい。
特に「間違った決定を三日早く出して、何になる」は刺さる。
速さを求められる時代だからこそ、あえて立ち止まる意味が際立つ。
最後の「それは違う」と言える関係に、二人の積み重ねが全部詰まっている。
あと休日まで議論したくないのは本当に分かる(笑)。
作者からの返信
虎口兼近様、いつもコメントありがとうございます!
「間違った決定を三日早く出して、何になる」は、今回かなり立花らしい台詞になったかなと思っています。
速く決めることももちろん大事なんですが、速さそのものが目的になってしまうと、確認する意味まで削ってしまうんですよね。逆に立花も、必要だと確認できれば人員削減には普通に賛成する。このあたり、頑固というより「何を根拠に決めるのか」にうるさい人なんだと思います。
そして休日まで議論したくないのは……梨央に全面的に同意です(笑)。
今回もありがとうございます!
第43話 綺麗な線への応援コメント
コメント失礼します。
綺麗な線。
厳しくするでも、優しくするでもなく、事実が変われば線も動く。
それでも理由もなく動かない。
ミナの凄さが、派手な能力ではなく、この静かな一貫性として描かれているのが本当に気持ちいい。
特に「経験がある人間には、経験がある。……必要じゃない情報まで混ざる」という立花の言葉には、組織で人を見る怖さと難しさが凝縮されていて唸る。
そして、そんな緊張感の中で揺れる小さなエビフライ……いや、君だけ妙に平和だな(笑)。
ミナ本人が噂にも評価にも興味を持たず、「明日の案件で、どんな線が引かれているのか」だけを見る姿が、最後の一文まで美しく繋がっている。
静かな話なのに、芯にはかなり熱いものがある。
次にどんな線が引かれるのか、自然と見届けたくなる。
作者からの返信
虎口兼近様、コメントありがとうございます!
ミナは厳しくするでも、優しくするでもなく、必要なら線そのものを動かすんですよね。
立花の「動かないわけじゃない。理由もなく動かないんだ」は、自分でもミナらしさがよく出た言葉だなあと思っています。
そしてエビフライ(笑)
張り詰めた話が続く中で、あれだけは妙に平和なんですよね。
今回も丁寧に読んでいただき、ありがとうございました!
第7話 それはハラスメントではない——佐伯、線を引かないへの応援コメント
とりあえず、ここまでの感想です。これは新社会人に是非、読んでもらいたいお話ですね。ある程度社会に出てしまうと、わかりみが深いのですが、それだけでは非常に残念。大学生とかに、是非お勧めしたい内容です。
作者からの返信
ハデス様、ここまでお読みいただきありがとうございます!
「新社会人や大学生に勧めたい」と感じていただけたこと、本当に嬉しいです。
社会に出てから「分かる」と感じる部分だけでなく、これから社会に出る方が、人との距離や責任の境界について少し考えるきっかけになる作品にできたら、という思いも込めて書いています。
その部分を第7話までで感じ取っていただけたことが、とても励みになりました。
丁寧に読んでくださり、本当にありがとうございます!
第42話 その人だけ、線が違うへの応援コメント
コメント失礼します。
厳しくしたのではない。
ほかの人に使われていた線を、その人にも同じ位置へ置いただけだった。
この一文が、静かなのにめちゃくちゃ刺さる。
過去の功績も、人脈も、長年の貢献も否定しない。
それでも、だから線を越えていい理由にはならないと淡々と扱うミナの姿勢が、とても気持ちいい。
しかも、本人を嫌っていないからこそ余計に強い。
感情で裁かず、感情を無かったことにもしない。
この絶妙な距離感がたまらない。
そして最後の焼き餃子(笑)。
「そこまで聞いてないです」で緊張がふっと抜けるのも最高。
正しさだけで終わらず、人間味まで残る。
三か月後の判断材料へつながる余韻も含め、線を引くというテーマが静かに次へ伸びていく。
作者からの返信
虎口兼近様、感想ありがとうございます!
過去の功績はちゃんと功績として残す。でも、それを今の問題を軽くする理由にはしない。このあたりはミナらしいなあと思いながら書いていました。
そして最後の焼き餃子(笑) ミナはこういうところだけ妙に自由なんですよね。「そこまで聞いてないです」は自分でも結構好きなやり取りです。
三か月後、この記録がどう使われるのか。ここは後々、ちゃんとつながってきます。
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
ふむ、これまでカクヨムであまり読んでこなかったタイプの作品ですな。興味深いです。頭を切り替えて、ゆっくりと読ませていただきますね!
作者からの返信
ハデス様、ありがとうございます! 興味を持っていただけて嬉しいです。 かなり独特な主人公ですが(笑)、ぜひゆっくり読んでみてください!
第41話 その人を、どこで測ったのかへの応援コメント
コメント失礼します。
「人が仕事に合わない」と「その人が働けない」は、似ているようでまるで違う。
その違いを、森川の一週間という具体的な時間で見せてくれたのが、とても沁みる。
特に「問題なし?」に対する「それも違います」が好き。
救うために事実を曲げるのではなく、悪かったところは悪かったまま残し、それでも“その人そのもの”まで否定しない。
この線引きこそ、ミナの強さ。
そして重い話の途中に挟まる「京都大学卒でも?」「出身大学は、業務への適応速度を保証しません」の往復が絶妙(笑)。
最後に「間違った場所に引かれていた線なら、正しい場所まで静かに動かす」という着地も美しい。
人を測る物差しを疑うのではなく、まず“どこで測ったのか”を問う。
静かなのに、読後にずっと残る一篇でした。
作者からの返信
虎口兼近様
コメントありがとうございます!
「問題なし?」に対して「それも違います」は、ミナらしい返しになったかなと思っています。悪かった部分まで消してしまったら、それはそれで線を引き直す意味がないんですよね。
そして京都大学のくだり(笑) 肩書きがどれだけ立派でも、今その仕事ができるかとは別。そこはミナ本人に言わせるのが一番説得力あるなと思って入れました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
第40話 その線は、誰に引いたものですかへの応援コメント
コメント失礼します。
問題ありという便利すぎる言葉に、ミナが一本ずつ楔を打ち込んでいく。
定時退勤を責めるのではなく、責任を放り投げていることを問題にする。
その線引きの鮮やかさに唸る。
しかも「もっと自覚を持て」では何も直せない、という指摘が本当に刺さる。
人を裁くのではなく、何が問題なのかを具体的にすることで、その人自身が立て直す余地まで残しているのが、この物語らしい優しさだと思う。
最後の三か月後の一文もずるい。
鮭のストラップでふっと和ませてから、次の火種をそっと置いていく。
おいら、逃げられません。
ミナが引き直した線が、次は誰と誰の人生を分けるのか。
続きが気になって仕方ない。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「もっと自覚を持って」って、言う側には便利なんですけど、それで何を直せばいいのかと言われると、かなり曖昧なんですよね。
定時退勤そのものは問題から外す。でも、管理職として部下に仕事だけでなく責任まで渡している部分は残す。今回はミナらしく、そこをきっちり分けてもらいました。
最後の三か月後の一文、ちょっと不穏に置いてみました(笑)ここから物語も少しずつ動いていきます。
いつも読んでいただき、ありがとうございます!
第39話 余るはずのなかった人への応援コメント
コメント失礼します。
“人手不足なのに、人が余る”という矛盾が、ついに“遠い社会問題”ではなく、田中たちの机の上まで来たことにぞくっとする。
しかも怖いのが、誰か一人を悪者にすれば済む話ではないところ。
便利になった、効率が上がった、その先で“では、誰が余るのか”を決めなければならない。
そこにミナの「分かりません」という誠実さが沁みる。
大丈夫とも脅しとも言わず、分からないものを分からないまま抱える強さ。
そして「人を切るための線じゃない」という立花の言葉、これは刺さる。
修羅場の入口なのに、妙に人間を信じたくなる。
いやしかし、AIに仕事を奪われる未来より先に、評価表と会議室が牙をむいてくるとは……会社、怖すぎる。
次に誰がこの“線”を引くのか、目が離せない。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ミナの「分かりません」は、こういう場面でも変わらないんですよね。 安心させるために適当なことを言わないところは、書いていても本当にミナらしいなと思います。
そして会社は……評価表と会議室が出てくると、急に怖さが現実的になりますね。
第38話 ふたり分の定食への応援コメント
コメント失礼します。
「自分は唐揚げ、あなたは生姜焼き。それでいい」が、優しく沁みる。
ミナの「非常に重要です」と即答する味噌汁へのこだわりに笑った直後、定食屋で交わした「少し寂しい」が静かに胸へ落ちてくる。
この温度差がたまらない。
田中も、踏み込みすぎず、でも受け止める。
その距離感が二人らしくて好き。
何より、同じものを好きになることではなく、違うものを選んだまま同じ時間を過ごせる。
この関係の育ち方が本当に美しい。
恋愛の進展として大きな一歩ではないのに、読後には「これは確実に一歩だ」と思える余韻が残る。
そして唐揚げ派ミナ、推奨した生姜焼きの感想をしっかり確認するの、やっぱり強い。
次の定食が待ち遠しい。
作者からの返信
虎口兼近様、いつもコメントありがとうございます!
唐揚げ派のミナが、生姜焼きをちゃんと推奨して、しかも最後に感想まで確認するところは、我ながらミナらしいなあと思いました(笑)
田中も今回は踏み込みすぎず、でもちゃんと受け止めてくれてます。この二人は、同じものを好きになるんじゃなくて、違うものを選んだまま一緒にいられるくらいの距離感がちょうどいいのかもしれません。
次の定食も楽しみにしていただけて嬉しいです!
第37話 同じ線を引く人への応援コメント
コメント失礼します。
「おかえりなさい」と言われて「ただいま戻りました」と返すミナの復帰が、派手な祝福ではなく、必要以上に病人扱いもしない距離感で描かれているのが、とても好き。
三か月前と同じではない場所に、それでもエビフライがひとつ戻ってくる。
この小さな帰還が妙に沁みる。
しかも「かなり」気に入っている。
ここで急に解像度の高いエビフライ愛が出てくるの、ずるい。
重い話の合間にこういう微笑ましさを置いてくれるから、人物がちゃんと人になる。
そして今回、一番胸に残ったのは「誰が抜けても回る体制にするの」という言葉。
ミナがいなくても相談室は続く。
それは彼女の存在を否定するのではなく、彼女が積み上げたものを、彼女だけに依存しない形に変えていくこと。
去った人の穴を塞ぐのではなく、その人がいなくても続く仕組みにする。
静かだけど、とても強い愛情だと思う。
さらに立花の「こいつの引く線だ」が刺さる。
役職も立場も好悪も事情も全部ある世界で、それでも同じ線を引く。
しかも、その線を他人だけでなく自分自身にも引ける。
これは単なる公平さというより、人間の弱さを知ったうえで、それでも基準を手放さない強さなのだと思う。
最後の三か月後がまた絶妙。
ミナが知らないところで、彼女の当たり前が誰かの記憶に残り、やがて会社を分ける判断へ繋がっていく。
本人はただいつも通り線を引いているだけなのに、その線が世界を動かしていく予感がたまらない。
静かな小話なのに、次の扉を開ける音がちゃんと聞こえる。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
エビフライ、そこまで気に入ってもらえるとは思ってませんでした(笑)
重めの話が続いていたので、復帰したミナの日常が少し戻ってきた感じを出したかったんですが、「かなり」と即答するあたりは自分でもミナらしいなあと思っています。
そして「誰が抜けても回る体制にするの」は、この回ではかなり大事な言葉でした。ミナが頑張ったからこそ、今度はミナ一人が頑張らなくてもいい形に変わっていく。相談室が普通に動いている場面は、書いていて自分もちょっと好きでした。
今回もじっくり読んでいただき、本当にありがとうございます!
次回からまた少しずつ会社の景色が変わっていきますので、引き続き楽しんでもらえたら嬉しいです!
第36話 線は、間違っていなかったへの応援コメント
コメント失礼します。
ちゃんと線を引いていたのに、それでも倒れたという事実を、これまでの判断まで否定する材料にしないところが、ものすごく優しい。
特に「両方、本当です」が刺さる。
倒れたことも、止まった判断が正しかったことも、どちらも消さない。
この物語がずっと描いてきた自分を守るに、さらに一段深いところへ連れていかれる。
そして濃さという言葉、ミナにそれを言ったら記録を始めるに決まってるんよ。
医師の「やっぱり、そこへ行きますね」に思わず笑ってまう。
味噌汁のくだりも最高。
大きな教訓ではなく、ぬるい味噌汁に気づく速度から自分を知っていく。
その細やかさが、この物語の人間への眼差しそのもの。
最後の『線は、間違っていなかった』には、ここまで積み重ねてきたものが全部つながって、静かなカタルシスがありました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「両方、本当です」は、この回で自分でもかなり大事な言葉になったなあと思っています。
止まる判断は正しかった。でも、それでも倒れた。その二つを無理にどちらか一方にしなくていいんですよね。
味噌汁のくだりも、ミナなら大きな変化より、こういう小さな「気づく速度」を記録するだろうなと思って入れました(笑)
最後の《線は、間違っていなかった》まで含めて、丁寧に読んでくれてありがとうございます!
第35話 頼るという線への応援コメント
コメント失礼します。
頼ると依存するの間に、こんなに静かで優しい線が引かれるのか。
ミナの「必要だったので」という、いかにもミナらしい理由づけがまた良い。
感情を大げさに飾らず、それでも確かに誰かを受け入れている。
その変化が沁みる。
田中も絶妙で、プリンを勝手に入れたり戻したり、最終的に確認してから買うあたりに人柄が滲んでいて、思わず笑ってまう。
しかも玄関より先へ踏み込まない距離感まで含めて、優しさって“何をするか”だけじゃなく“どこまでしないか”なんだな、と。
母の「それでもいいわ」もいい。
正しさを押しつけず、娘のやり方をそのまま肯定する温度がある。
最後の“誰かへ渡すための線”が、この話全体を静かに抱きしめていて、読後にじわっと残る。
作者からの返信
ありがとうございます!
田中がプリンを勝手に入れず、一度戻してから確認するところ、自分でも「だいぶこの作品の人間になってきたな」と思いました(笑)
優しさって、何かをしてあげることだけじゃなくて、踏み込まないことでもあるんですよね。 ミナも少しずつですが、「必要なら頼る」という線を引けるようになってきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
第34話 時間では測れないへの応援コメント
コメント失礼します。
ちゃんと管理しているから大丈夫という安心を、静かに、そして容赦なくひっくり返される。
残業時間も休憩も申請も、全部きちんと線を引いている。
それでも人間の消耗は、その線の外側からじわじわ染み出してくる。
特にミナが「本日の業務を終了します」と自分で止められるようになった直後、それでも身体が止まってしまう流れが苦しい。
自己管理できる人ほど、管理では救い切れない場所まで行ってしまう怖さがある。
それでも三人が「残った三人の残業で埋めない」と決めるのが本当に良かった。
優しさだけではなく、仕組みとして誰かを守ろうとする強さがある。
人間、三六協定より先に充電ランプが点滅するんよ。
『時間では測れない』という題が、最後に静かに胸へ落ちる。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ちゃんと管理して、ちゃんと休んで、それでも駄目なときはあるんですよね。今回はミナが自分から「本日の業務を終了します」と言えた直後だからこそ、身体が止まってしまう流れにしました。
「人間、三六協定より先に充電ランプが点滅するんよ。」は、作者の自分もまさにそれだなあと思いました(笑)
三人にも残業で穴埋めさせず、ここからはちゃんと人数で解決してもらいます。
コメントありがとうございました!
第33話 あなたなら、ではなくへの応援コメント
コメント失礼します。
「全部持っていかないんですね。手柄も、責任も」という言葉が、今回の話の核心を射抜いている。
信頼されることと、相手の人生まで背負うことは違う。
ミナがそこに静かに線を引く姿が、とても誠実で、だからこそ頼もしい。
「佐伯さんなら何とかしてくれる」が増えていくほど、救世主にならないことを選ぶのが格好いい。
しかも「佐伯窓口になる」「それは困ります」の即答に思わず笑ってまう。
重い相談を扱いながら、誰かの力を借りることも、決めないことも、休むことも肯定してくれる。
この相談室、問題を解決する場所というより、人が自分の人生を取り戻すための場所になってきた感じがする。
最後の「相手の選択まで、自分のものにしない。それでよかった。」が静かに沁みる。
ミナ、背負わない強さが本当に格好いい。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
ミナらしい距離感や「背負わない強さ」を感じてもらえて嬉しいです。
「佐伯窓口になる」「それは困ります」のあたりは、重い相談が続く中でもミナらしさが出た回になったかなと思います。
相談する側も、受ける側も、全部を一人で抱え込まない。そんな関係になっていけばいいですね。
今回も丁寧な感想をありがとうございました!🙇
第32話 知らない人の空席への応援コメント
コメント失礼します。
『知らない人が一人いなくなったことを、少しだけ寂しいと思う』
この一文に、この話のすべてが静かに集約されている気がする。
親しくならなくても、深く踏み込まなくても、人は誰かの記憶に小さな席を残していく。
ミナが曽我との距離を後悔せず、それでも空席を見てしまう。
感情にまで“知り合い判定”を求めなくていい。
なんともミナらしい、不器用で誠実な着地。
そして『焼肉定食・評価保留』が妙に効いていて、こんな静かな小話にまでミナの律儀さがいるのかと、少し笑ってまう。
大事件ではないのに、読み終えたあと心の隅にずっと空席が残る。
こういう話、好きです。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
ミナは曽我さんとの距離を後悔しませんし、「もっと話しておけばよかった」とも思いません。それでも、ほんの少し言葉を交わした誰かがいなくなれば、そこには小さな寂しさが残る。今回は、そんな「関係に名前がなくても生まれる感情」を描きたいと思っていました。
『焼肉定食・評価保留』にも触れていただけて嬉しいです(笑) 何でも基準と数字で整理するミナだからこそ、評価できないものを無理に評価しない、というのも彼女なりの誠実さなのかなと思います。
「大事件ではないのに、心の隅にずっと空席が残る」というお言葉も、この話にぴったりで嬉しかったです。
丁寧に読んでいただき、ありがとうございました!🙇
第31話 止めるのは、誰でもいいへの応援コメント
コメント失礼します。
「佐伯ミナがいなくなったから、止める人までいなくなる必要はない」
この着地が、静かに胸へ沁みる。
田中が「佐伯さんなら聞くだろうな」で終わらず、「自分が気になっている。なら、自分で聞けばいい」と一歩踏み出すのが本当にいい。
しかも会議を止めたのは、たった三分。
それなのに、その三分が一つの数字を「一一八%」から「一〇六%」へ変える。
大事件ではない。
でも、こういう小さな勇気が組織を少しずつ変えていく。
そして何より、「気になった人が聞けば」という一ノ瀬の言葉が優しい。
ミナの不在を誰かが埋めるのではなく、ミナが残したものを、それぞれが自分のやり方で受け取っている。
最後の「止めるのは、誰でもよかった。」が、派手さのない物語だからこそ強烈。
なお、豆腐・鮭・おにぎりの痕跡まで消えているの、地味に切ない。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
田中が「佐伯さんなら」から「自分が気になったから聞く」に変わったところ、自分もこの回では大事にしてました。 三分止まっただけで数字が118%から106%になるなら、聞いてみるのも悪くないですよね(笑)
豆腐・鮭・おにぎりは、ミナがいなくなったので一緒に消えました(笑) でも別のものはちゃんと残ってます。
今回も細かいところまで丁寧に読んでいただいて、ありがとうございます!
第30話 見ている範囲への応援コメント
コメント失礼します。
「見ている範囲が違うんだな」という言葉が、静かに胸へ残る。
四万八千人を見る立花と、目の前の一人を見るミナ。
同じ会社を見ているのに、立っている場所が違えば見える景色も違う。
その違いを「どちらが正しい」で切らずに並べている。
そして何より、「無理はするな」に対して「業務上の指示でしょうか」は、ミナ、そこは人間として受け取ってあげて(笑)。
でも、その直後の「なら、判断します」がまたミナらしくて、思わず笑ってまう。
最後に残る「自分自身の引いた線もまた、確認される側にある」という一文が、この対話をただの確認作業ではなく、ミナ自身の変化へ繋げているのも印象的。
正しさを振りかざすのではなく、自分の正しささえ確認対象にする。
静かな会話なのに、ちゃんと次へ進む力がある。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
立花とミナ、同じ会社にいても立場が違えば見えるものも違うんですよね。 どちらが正しい、という話にはしたくなかったので、そのあたりまで読んでもらえてよかったです。
ミナもずっと同じではなくて、自分の考え方も確認するようになってきました。 ほんの少しですけど、ちゃんと変わってきてるんだと思います。
「無理はするな」に「業務上の指示でしょうか」は、書いていて自分でも「ミナだなあ」と思いました(笑)
今回も丁寧なコメントありがとうございます!
第29話 手続きという壁への応援コメント
コメント失礼します。
「正しいことをする側にも、守るべき手続きがある」という着地が、ものすごく気持ちいい。
立花の「監査する側が正しければ、何をしてもいいという組織にしたら、次は、監査する側を誰が止めるんだ」という一言が刺さる。
しかも、それを敵味方の単純な二択にしないのがいい。
現場の不安も、相談室の正当性も、どちらも否定せずに「では双方とも線の内側へ」と返す。
その公平さが、この物語の世界そのものを一段深くしている。
そして最後の“壁”が最高。
ミナにとって初めての壁なのに、敵ではない。
むしろ自分たちの足元を照らす壁。
さて、専務との「確認」が何を生むのか。
これは次が気になって仕方ない。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
「敵味方の単純な二択にしない」ところまで拾っていただけて嬉しいです。
現場に線を引く相談室にも、当然守るべき線がある。 そこでミナが反発するのではなく、「必要な手続きであれば、従います」と普通に受け入れるのが、この子らしいところかなと思います。
専務との「確認」で何が出てくるのか。 次も楽しんでいただけたら嬉しいです!
第28話 線の内側への応援コメント
コメント失礼します。
「線は引けています」というミナの一言に、以前の彼女と今の彼女の違いが静かに、でも確かに滲んでいて、とても沁みる。
他人の人生まで背負わない。
それでいて、必要なときはちゃんと話を聞く。
この絶妙な距離感が、ミナ自身を守る“境界”になっている。
しかも、その境界の内側にちゃんと「休日」と「ラーメン」が残っているのが最高。
重いテーマを扱いながら、最後には「今日は仕事をしない。……店へ行く」という小さな自由に着地するのが実に心地いい。
医師とのやり取りも、ラーメンの話になった瞬間だけ食いつくミナに思わず笑ってまう。
人生、全部を解決しなくてもいい。
ただ、自分の線の内側に戻ってこられればいい。
そんな優しい余韻が残る一篇でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ミナの線は、誰かを遠ざけるためではなく、相手の人生を背負いすぎず、自分自身も守るためのものになりました。
その線の内側に、休日とラーメンがちゃんと残っている。そこまで含めて、今のミナなのだと思います。
医師との会話でも、ラーメンにだけは迷わず食いつく。そんな彼女らしさにも笑っていただけて嬉しかったです。
「自分の線の内側に戻ってこられればいい」
とても素敵な言葉で、この一篇を受け取ってくださり、ありがとうございました。
第27話 最初のノックへの応援コメント
コメント失礼します。
最初のノックが、こんなにも静かで強いとは。
相談したから誰かが裁かれるのではなく、ただ「話してもいい」「今は決めなくてもいい」という場所が、ひとつ生まれた。
その事実を最初の一人が身をもって残し、それを見た誰かが次のノックへ繋げていく流れに、じんわり胸が熱くなる。
特に「精神、普通に戻ってきた。」という一言が効く。
大事件の決着ではなく、日常へ戻れることこそが、この物語では救いになる。
そしてミナの「勝手には?」「進めません」が頼もしすぎる。
派手な英雄はいないのに、確かに誰かの背中を押している。
最後の「義務を与えたわけではない。ただ、ここを叩いてもいいという事実を残した」が美しい。
静かな一篇なのに、次のノックが待ち遠しくなる余韻でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「精神、普通に戻ってきた。」に触れていただけたのが、すごく嬉しかったです。 相談室に入ったからといって、何かが劇的に変わるわけじゃない。 ただ話して、またいつもの仕事に戻っていく。
その姿を見た誰かが、「自分も話していいのかもしれない」と思う。 今回は、そんな小さな連鎖を書いてみました。
そして「勝手には?」「進めません」は、やっぱりミナですね(笑)
丁寧な感想、ありがとうございました!
第26話 扉の前までへの応援コメント
コメント失礼します。
“三人呼んで、三人とも戻ってきた”のに、ちゃんと何かが変わっている。
この塩梅がたまらなく好き。
人を消して一件落着、ではなく、起きたことに応じて少しずつ形を変えていく。
その積み重ねが、最後の「明日、行くかもしれない」に繋がるのが本当に沁みる。
特に、相談室の扉を前にしてノックできない社員を、無理に勇者にしない優しさがいい。
怖いものは怖い。
でも相談するという選択肢が存在するだけで、昨日とは世界の見え方が変わる。
古橋も消えない。
だからこそ、人は変われるのかもしれないと思える。
制度が人を裁く話ではなく、人が自分の人生の舵を取り直すための“扉”になっているのが素敵。
……そして三人とも普通に戻ってきたの、地味に社内の「え、結局どういうこと?」感が絶妙。
大事件の後に残るのは、案外こういう小さなざわめきなのかもしれない。
作者からの返信
虎口兼近さん、今回も丁寧なコメントありがとうございます!
まさに今回は、相談窓口を作ったからといって「さあ勇気を出して相談してください」と迫るのも、少し違うんじゃないかと思いながら書きました。
入ってもいい。入らなくてもいい。今日はやめて、明日また考えてもいい。
ただ「相談する」という選択肢がそこに残っている。
それだけでも、昨日とは少し違うんですよね。
そして三人とも戻ってきたのに、三人とも少しずつ変わっているところも拾っていただけて嬉しいです。人を消して解決するのではなく、起きたことに応じて必要な部分だけ変える。そんな相談室にしたいと思っています。
第25話 許可の境界線への応援コメント
コメント失礼します。
「境界を置くことは、関係を遠ざけるためだけではない」という言葉が、静かに胸に残る。
夫婦も、美容師と客も、近さや好意だけで全部を許し合う必要はなくて、「ここまでは大丈夫、ここからは聞いて」と伝え合えるからこそ続いていく。
その距離感がとても人間らしくて好き。
特にミナの「カットは丁寧でした」「ブローも問題ありません」という切り分け、あまりにもミナらしくて思わず笑ってまう。
全部を有罪にしない。
かといって、嫌だったこともなかったことにしない。
この絶妙な着地点が心地いい。
許可って、扉を閉める合図ではなく、この扉なら一緒に開けていけるという確認なのかもしれない。
最後の「カットが、気に入っていた。」まで含めて、派手さはないのに妙に沁みる一篇でした。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
今回はまさに、境界線って相手を拒絶したり関係を切ったりするためだけじゃなく、「ここを直してくれれば、この先も一緒にいられる」と伝えるためにもあるんじゃないか、という話を書きたかったんです。
ミナも、嫌だった部分と良かった部分を混ぜないんですよね(笑)
カットは気に入った。マッサージは確認してほしい。だから次も同じ人にお願いする。
そのミナらしい切り分けまで楽しんでいただけて嬉しいです。
「許可って、扉を閉める合図ではなく、この扉なら一緒に開けていけるという確認」
素敵な受け取り方をしていただき、ありがとうございました!
第24話 誓約は、反省ではないへの応援コメント
コメント失礼します。
『誓約は、反省ではない』という題が、最後まで読むとじわっと効いてくる。
誰か一人を悪者にして丸く収めるのではなく、人員不足も、怒鳴ることも、教育も、設備も、それぞれ別の問題として拾っていくのが実に誠実。
特にミナの「分けたほうがいいと思います」が、この話の芯を静かに撃ち抜いていて好き。
そして古橋、急に聖人にならないのがいい。
怒鳴らず必要な指示だけ出す、その一歩が妙にリアルで、だからこそ「変わったかはまだ分からない」に重みがある。
橋本の肩が固くなる描写も刺さる。
人間関係って、署名一枚で昨日までの恐怖が消えるほど単純じゃない。
だからこそ、曖昧だったものに線を引き、次の選択肢を残す。
派手じゃないのに、ものすごく強い決着でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「誰か一人を悪者にして丸く収めない」という部分を拾っていただけたのが、本当に嬉しいです。
古橋の怒鳴る行為は駄目。でも、人員不足や応援要請が通らない問題まで古橋個人の責任にしてはいけない。今回はそこをきちんと分けて描きたいと思っていました。
そしておっしゃる通り、誓約書一枚で人が変わるほど単純ではないんですよね。だからこそ「反省した証拠」ではなく、「次に選べる行動を曖昧にしないための記録」として描きました。
ミナの「分けたほうがいいと思います」も、この作品らしい一言になったかなと思っています。
丁寧に読んでいただき、ありがとうございました!
第23話 それは、教育ですかへの応援コメント
コメント失礼します。
教育という言葉、万能な免罪符じゃない。
怒鳴る古橋をただの悪役にせず、その苛立ちの奥にある“責任を背負わされている現場の疲弊”まで拾い上げる一方で、だからといって怒鳴ることが正当化されるわけでもない。
この白黒にしない視線が、とても沁みる。
特にミナの「だから確認します」が強い。断罪ではなく、逃げ道でもなく、事実を一枚ずつ積んでいく。
その冷静さが、むしろ人を救っているのが格好いい。
そして「表情の意味までは、本人に聞いていないので記録しなかった」に、思わず唸る。
優しさと知性が同居している。
修羅場なのに、妙に背筋が伸びる。
最後の一文も見事で、教育という看板より、その中で人に何をしたかを見ろ、と真正面から突きつけられた余韻が残る。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
古橋の行為を正当化するわけでもなく、かといって古橋個人だけを悪者にして終わらせるわけでもない。橋本の気持ちも、本人が語っていないところまで勝手に決めない。
今回は、その「分からない部分を分からないまま扱う」ことを大切にして書きました。
特に「表情の意味までは、本人に聞いていないので記録しなかった」は、ミナらしさをかなり込めた一文だったので、そこに気づいていただけたのは本当に嬉しいです。
「教育」という言葉ではなく、実際にそこで何が行われたのかを見る、最後の一文まで丁寧に受け取ってくださって、ありがとうございました!
第22話 まだ、意味は決めないへの応援コメント
コメント失礼します。
意味は決めないという姿勢が、この話の芯に静かに刺さる。
止まったカメラも、隠れた相談窓口も、社員の視線も、善悪や意図を即断せず“見たもの”として残す。
その慎重さが、むしろ人間を雑に扱わない強さになっている。
そして重たい初日の締めが横浜で最初に行く店問題なのが、ミナの人生における優先順位が絶妙すぎて笑ってまう。
修羅場の入口に立ちながら、ラーメンの候補は増える。
仕事も食事も、まだ意味は決めない。
明日、何が見えてくるのか楽しみ。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
「意味は決めない」という部分を拾っていただけて嬉しいです。
今回は新しい場所での初日なので、ミナには何かを暴くのではなく、まず「見たものをそのまま残す」ことに徹してもらいました。
そして結局、一番悩んでいるのが横浜で最初に行く店という(笑)
ミナにとって仕事と食事、どちらも自分なりの基準で確認していくものなのかもしれません。
明日から少しずつ見えてくるものがあります。
引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです!
第21話 配置される正しさへの応援コメント
コメント失礼します。
「正しさが認められたわけではない。間違いだとされたわけでもない。ただ、別の場所へ、配置された。」という着地が、ものすごく好き。
ミナを持ち上げるでも裁くでもなく、環境を変えて“何が見えるのか”を確かめる。
その判断をする梨央の冷静さにも、妙なあたたかさを感じる。
何より、田中の「ちょっと寂しいです」が刺さる。
大仰な別れの言葉より、こういう不器用な一言のほうが関係性の本物らしさが滲む。
そして翌朝、豆腐もおにぎりも鮭もいない席。
笑ってまうのに、ちゃんと寂しい。
ミナ本人は淡々としているのに、周囲のほうが少しずつ彼女の不在を知っていくのがたまらない。
三か月後、彼女が何を見て、何を持ち帰るのか。
これは異動ではなく、物語が次の場所へ歩き出した瞬間や。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「別の場所へ、配置された」という着地を好きと言ってもらえて嬉しいです。
今回はミナ自身よりも、田中や佐藤、周囲のほうが彼女の不在を少しずつ実感していく形にしたかったので、「ちょっと寂しいです」や翌朝の空いた席まで拾っていただけたのも嬉しかったです。
今回も丁寧なコメント、ありがとうございました!
第20話 許可のない接近への応援コメント
コメント失礼します。
親しく話せたと、近づいていいは別物。
そこを、豆腐ストラップと味噌汁ランキングという絶妙な平和ボケを挟みながら、こんなにも鮮やかに描くのが好き。
神谷の「悪気はなかった」とミナの「意図的ではなかったと思っています」が、どちらも相手を悪者にしないのに、境界線だけは一歩も曖昧にしないのが気持ちいい。
特に「神谷さんが親近感を持つことは、神谷さんの領域なので」は強すぎる。
人の感情まで所有しない、その距離感にミナという人の芯が見える。
そして神谷も、拒絶されたのではなく「次にどう近づけばいいか」を持ち帰る。
この着地がすごく優しい。
人間関係、近づくより一歩戻るほうが難しい時もある。
だからこそ最後の一歩が、妙に沁みる。
作者からの返信
虎口兼近さん、今回も丁寧なコメントありがとうございます。
「親近感を持つことは、神谷さんの領域」という部分や、最後の一歩に注目していただけたのが嬉しいです。
親しく話せることと、相手との距離を自由に縮めていいことは別。その線を、ミナは相手を悪者にせず引くんですよね。
神谷も「拒絶された」ではなく、「次はどう近づけばいいか」を持ち帰る。その優しさまで汲み取っていただけて、とても嬉しかったです。
いつも一話一話、細かなところまで読んでくださってありがとうございます!
第19話 手放しただけへの応援コメント
コメント失礼します。
“助ける”と“手放す”の境界線が、こんなにも静かで、こんなにも優しいとは。
ミナの「かわいそうだと思っていません」と「渡した時点で、一郎さんのものなので」が特に好き。
相手の人生に踏み込みすぎず、それでも必要なものはちゃんと差し出す。
この距離感、冷たく見えて実はものすごく情が深い。
しかも一郎が受け取ったのは参考書だけじゃなく、「間違えても、書き直して、また進めばいい」という誰かの痕跡だったと思うと、胸に残る。
何より「佐伯さんでも間違えるんだ」「三回やってる」のくだりが最高。
人間、完璧だから背中を押せるんじゃなく、三回間違えて四回目に正解した跡こそが、いちばん効くのかもしれない。
静かな話なのに、最後にはちゃんと「行ってらっしゃい」が未来へ響いていて、とても好きです。
作者からの返信
虎口兼近さま
コメントありがとうございます!
「完璧だから背中を押せるんじゃなく、三回間違えて四回目に正解した跡こそが、いちばん効くのかもしれない」
この捉え方、とても好きです。
書いている側としては、一郎にとって参考書そのものだけでなく、そこに残っているミナの失敗の跡にも意味があれば、くらいに考えていたのですが、こうして言葉にしていただくと、なるほど確かにと思わされました。
ミナは励ましもしないし、人生に踏み込みもしない。でも、必要かもしれないものだけ置いて、あとは本人に任せる。
そんな関係が少しずつ「行ってらっしゃい」と言えるところまで来たんだな、と私自身も改めて感じました。
丁寧に読んでいただき、ありがとうございます!
第18話 止める人がいない日への応援コメント
コメント失礼します。
何も起きなかった日が、こんなにも不穏に見えるとは。
佐伯がいないだけで仕事は早く進む。
でも、その速さの正体が誰も止めなかったことだと気づいた瞬間、ぞくっとする。
しかも佐伯の細かな記録を問題を増やしていると切り捨てず、統括室側もまた淡々と記録を残す。
この構図が静かなのに妙に強い。
田中が「僕、入ってたりします?」と聞く場面には思わず笑いましたが、笑った直後に「いや、これ笑ってて大丈夫か?」となる絶妙な温度差。
佐伯は人を裁くためではなく、見えなくなるものを残しているのかもしれない。
その姿勢が、最後の《第一企画部》という一行に重なって、余韻がじわじわ怖い。
止める人がいない日ほど、実は誰かが見ている。
次に何が記録されるのか、気になって仕方ない。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「何も起きなかった日ほど、実は誰かが見ている」というところまで拾っていただけて嬉しいです。 今回は佐伯がほとんど第一企画部にいない回なので、田中たちから見た「佐伯がいない職場」を書いてみました。
仕事は早く進むし、実際に何も問題は起きない。でも、それで本当に何もなかったと言えるのか。その微妙なところを感じてもらえたなら、書いた甲斐がありました。
田中の「僕、入ってたりします?」は、私も書きながらちょっと笑いました(笑)
丁寧に読んでくださって、ありがとうございます!
第17話 我慢は、業務にならないへの応援コメント
コメント失礼します。
『我慢は、業務にならない』という題が、最後まで読んでこんなにも静かに刺さるとは。
嫌な相手を倒すでも、正論で叩き潰すでもなく、『誰が、どこまで、どう対応するか』に置き換えるだけで、仕事も人もちゃんと守れる。
その着地がたまらなく好き。
特に佐藤課長の「我慢しろって言ったのが悪かったな」からの引き継ぎ設定、上司として一段階強くなった感じがして胸が熱くなる。
そして佐伯の「我慢します」には、思わず「するんかい!」と心の中でツッコミつつ、その後の言葉に深く納得。
耐える/耐えないの二択じゃないと気づいた田中が、翌日ほんの少し軽い肩で仕事に戻れるのが本当にいい。
派手な勝利じゃない。
でも、こういう小さな勝利こそ、働く人の明日を救う。
作者からの返信
コメントありがとうございます! 「我慢は、業務にならない」という部分をこんなふうに受け取ってもらえて嬉しいです。 派手に誰かをやり込めるのではなく、次に同じことが起きた時に少し楽に働ける形へ変える。そんな小さな変化を書きたかった回でした😊
第16話 「普通」は、まだ共有されていないへの応援コメント
コメント失礼します。
普通というたった二文字が、こんなにも人を追い詰めもすれば、救いにもなるのかと、じんわり沁みる。
田中がどこを直せばいいでしょうかと尋ねられるようになったことも、佐伯が常識を否定せず、共有されているかという一点だけを見つめることも、とても温かい。
何より普通盛りのくだり、そこでラーメンを持ってくる佐伯、強い。
でも、この笑いがあるからこそ、普通は誰かを測る物差しではなく、必要なら一緒につくっていけるものだという着地が深く残る。
佐藤課長が次の場面で言い直すのも、誰かが劇的に変わったのではなく、ほんの少し視点が動いた感じで好き。
分からない自分がおかしいのではなく、まだ共有されていないだけ。
この言葉、仕事だけでなく人間関係にもそっと効く気がする。
今日の田中には、このくらいがちょうどいい。
そして読み手のおいらにも、たぶん。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
ここまで丁寧に読み取っていただけて、すごく嬉しいです。
「普通」って便利な言葉なんですけど、使う場面によっては、分からない側が勝手に追い詰められてしまうこともあるんですよね。
でも佐伯なら、「普通という言葉を使うな」とは絶対に言わないだろうなと思って、普通盛りのラーメンを持ってきました(笑)
佐藤課長も別に悪い人ではなくて、ほんの少し言い方を変えただけ。そのくらいの変化にしたかったので、「少し視点が動いた感じ」と受け取っていただけたのも嬉しかったです。
書いた側としては、そこまで読んでもらえるの、本当にありがたいです。
素敵なコメント、ありがとうございました!
第15話 約束の中に、書かれていないことへの応援コメント
コメント失礼します。
十時半集合に潜む、それぞれの“普通”の違いが実に人間らしくて、思わず頷く。
佐伯の、白黒をつけずに次に決めることだけを照らす距離感が好き。
そしてラーメン評価、加点一の積み重ねが妙に可愛くて、最後にほっこりする。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「普通」の違いって、本当に小さいのに、そこですれ違うことってありますよね。 佐伯がどちらかを正しいと決めずに、「まだ決めていなかった部分」だけを見るところを拾ってもらえて嬉しいです。
ラーメン評価まで楽しんでもらえてよかったです。 ああいう佐伯の日常パートは、これからも時々入れていきたいです!
第14話 ちゃんと伝えてくださいへの応援コメント
コメント失礼します。
察することと、ちゃんと伝えることの違いが、こんなにも静かに、でも深く刺さるとは。
ミナの「分からなかった人が不利益を受けなければ」に、思わずサムズアップ。
空気を読める人だけが正解になる職場って、実はかなり息苦しいんですよね。田中の「僕も遅かったのかなって」にも、ああ、分かる……となる。
しかも佐藤課長が翌日にはちゃんと伝達しているのがいい。
人は一晩で聖人にはならなくても、「なるほど」と思ったことを次の行動に移せる。
こういう小さな変化に人間味がある。
最後の「置いていかないことだった」が、じわっと残る。
空気を読む力より、誰かを置いていかないために言葉を使う力。
これは仕事だけじゃなく、人と生きるうえでも覚えておきたい一言。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
田中の「僕も遅かったのかなって」という感覚、ここに共感してもらえたのが嬉しかったです。
時間には遅れていない。ルールも破っていない。それでも周りを見て、自分だけ何か間違えたような気持ちになる。職場では、こういう小さなことって意外とありますよね。
そして佐藤課長が翌日には普通に共有しているところも好きな場面です。大げさに反省するわけでもなく、「なるほど」と思ったことを次から変える。そのくらいでいいんだと思います。
最後の一文まで受け取っていただけて嬉しいです。
今回もじっくり読んでくださって、ありがとうございました!
第13話 せっかくだからへの応援コメント
コメント失礼します。
「せっかくだから」に、知らず知らず相手の選択まで乗せてしまう怖さ。
それを静かにほどく佐伯の言葉が沁みる。
「ありがたい」と「受け取る」は別。
なのに、田中が最後に自分の意思でコーヒーを選ぶのがまた良い。
善意も断る自由も、どちらも否定しない優しさが、午後の一杯みたいにじんわり残る。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
「ありがたい」と「受け取る」は別。 そこを感じてもらえたのが嬉しいです。
田中も少しずつ、ミナの言葉をそのまま聞くのではなく、自分なりに考えるようになってきました。 最後に自分でコーヒーを選んだところ、私も結構好きです。
今回も丁寧な感想、ありがとうございました!
第12話 みんなって、誰ですかへの応援コメント
コメント失礼します。
“みんな”という便利な言葉の後ろに、誰か一人の意見が隠れている。
その小さな違和感を、こんなにも静かに、でも確実に掬い上げる話が好き。
佐伯さんの「みんなって誰ですか?」が鋭いのに嫌味ゼロなのも素敵で、言葉で殴らず、逃げ道まで用意してくれる優しさが沁みる。
そして何より、佐藤課長が一度で改心するのではなく、うっかり「みんな」と言ってから「あ、俺がそう思ってるだけだな」と笑えるのが人間らしい。
正論は振り回すものではなく、相手が自分で持てる大きさにして渡すものなのかもしれない。
派手な事件はないのに、読後には職場の空気がほんの少し軽くなったような余韻が残る。
“みんな”で括らないことは、相手をちゃんと一人の人間として扱うことなやな、と。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
「みんな」って、本当に何気なく使ってしまう言葉なんですよね。 でも言われた側からすると、「そのみんなって誰なんだろう?」となることもあって、今回はそこを佐伯らしく拾ってもらいました。
佐藤課長も悪気があるわけではなく、指摘されて素直に「あ、俺がそう思ってるだけだな」と直せる人として書きたかったので、そこを人間らしいと感じてもらえて嬉しいです。
そして「相手が自分で持てる大きさにして渡す」という表現、素敵ですね。 佐伯のやっていることを、すごく綺麗に言葉にしてもらった気がします。
丁寧に読んでいただき、ありがとうございました!
第11話 今日は帰りますへの応援コメント
コメント失礼します。
「今日は帰ります」が、ここまで静かに痛快な一言になるとは。
佐伯の揺るがなさが格好よくて、しかも誰かを否定するのではなく、「残りたい人も残ればいい」に着地するのが本当に好き。
特に田中の「僕も今日、帰りたかったんです」からの「私は田中さんのために帰ったわけではありません」が最高。
優しさと塩対応の絶妙な同居。
いや、そこまでセットで佐伯です(笑)。
「自由参加」とは、参加する自由だけじゃなく、帰る自由まで含む。
肩の力がすっと抜けるのに、翌朝は何も変わらない。
その当たり前の尊さがじんわり残る。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
「優しさと塩対応の絶妙な同居」、まさに佐伯らしさを感じてもらえて嬉しいです(笑)
「自由参加」は、参加する人も帰る人も、その後が何も変わらないところまで含めて自由なんだと思います。 田中も少しずつ、自分で決めて帰れるようになっていくのかもしれません。
丁寧に読んでいただき、ありがとうございました!
第10話 線は、救わないへの応援コメント
コメント失礼します。
「救わない」という言葉が、こんなにも優しく響く物語は初めて。
佐伯さんの距離感が本当に絶妙で、ヒーローのように全部を片付けるのではなく、本人が自分の足で選べる場所を残す。
その静かな強さがたまらない。
職場という逃げ場の少ない場所で、人は正しさだけでは生きられない。
でも、記録という小さな灯りがあるだけで、明日の自分を守れることもあるんだと思う。
佐伯、淡々としているのに一番人を見ている。
こういう人がいる職場、ちょっと安心して働けそう。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます。
ミナはたぶん、誰かを助けようとして動いているわけではないんですよね。 でも、勝手に決めないし、逃げ道も塞がない。 その結果として少し楽になる人がいる、くらいの距離感で書いています。
「こういう人がいる職場、ちょっと安心して働けそう」 ミナ本人が聞いたら、たぶん「そうですか」で終わりそうです。
読んでいただき、ありがとうございました。
第9話 憧れにも、距離があるへの応援コメント
コメント失礼します。
佐伯、静かな顔で相手の心のトゲを抜いていくのが本当に格好いい。
しかも武器が京大でも大企業でもなく、「共用部がきれいです」「わかめです」なのが最高。
人生の格差を語る場面に二百円のわかめを投入する破壊力、ずるいくらい好き。
一郎の「上へ行きたい」という気持ちが、ただの見栄や反発ではなく、母親を楽にしたい思いから生まれている。
だからこそ、佐伯の言葉が刺さる。
夢を否定するのではなく、「その夢を持ったまま、誰かを下に置かなくてもいい」と教えてくれる距離感が優しい。
憧れって、ときどき勝手に相手を神様にして、勝手に敵まで作ってしまうものなのかもしれない。
でも本当は、憧れの向こう側にも普通に味噌汁シリーズのわかめを鞄につけた人間がいる。
その発見が、一郎の背中を少し軽くした温かさ。
大きな成功だけを追いかける話ではなく、どんな自分で進むかを描いている。
笑えて、少し胸が痛くて、最後には前を向ける。
読後に残るのは勝ち負けではなく、人と人の間にあるちょうどいい温度。
大変おいしい一篇でした。
作者からの返信
虎口様、コメントありがとうございます。
こんなに丁寧に読み取っていただけて、本当に嬉しいです。
今回、一郎は「上へ行きたい」という気持ちそのものを否定される必要はないと思って書いていました。
母親を楽にしたい気持ちも、父親を見返したい気持ちも、今いる場所から出たいという思いも、全部一郎自身のものです。
だからミナには、それを正したり、諭したりさせたくありませんでした。
ただ、「私はあなたを下に見ていません」と、自分の境界の内側にあることだけを答えさせています。
そして、わかめ(笑)。
あそこは重くなりすぎた空気をミナらしい形で崩したかったので、
「人生の格差を語る場面に二百円のわかめを投入する破壊力」
と言っていただけて、思わず笑ってしまいました。
大変おいしいコメントでした。
ありがとうございました!
第8話 聞いてもいいですかへの応援コメント
コメント失礼します。
佐伯さんの線は冷たい壁じゃなく、相手をちゃんと迎え入れるための玄関。
田中が勢いだけの自分から、相手を思いやる自分へ変わっていく。
とはいえ、毎朝「おはようって言っていいですか」は確かに面倒すぎるので、そこは佐伯の即答に笑う。
二人の距離感が少しずつ育つ過程が心地よく、五分の会話なのに温かい。
人との境界線って、離れるためではなく、近づくためにもあるんやね。
作者からの返信
「冷たい壁じゃなく、相手をちゃんと迎え入れるための玄関」
この言い方、すごく好きです。
田中が佐伯の考え方をそのまま真似するんじゃなくて、自分なりの距離の取り方を見つけていく話だったので、そこを拾ってもらえて嬉しかったです。
「おはようって言っていいですか」は、佐伯でもさすがに即答でした(笑)
二人の距離感が少しずつ変わっていくところまで読んでもらえて、ありがとうございました!
第7話 それはハラスメントではない——佐伯、線を引かないへの応援コメント
コメント失礼します。
佐伯の線を引かないという姿勢が、とても心に残る。
人はつい、白黒を急いで決めたくなるものですが、この物語は「怖かった」と「ハラスメントだった」を別々に抱えていいのだと教えてくれる。
佐伯、相変わらず冷静すぎるのに冷たくない絶妙な距離感で、まるで心の交通整理をしてくれる案内人。
小林が最後に、自分の困った場所を自分で見つけられたことが何より温かい。
誰かに答えを渡されるのではなく、確認する方法を手に入れる。
その小さな一歩が、職場という迷路でかなり強い装備になる。
そして佐伯の昼食処ランキング七十八点、妙に納得。
人の感情には慎重なのに、店員の声の速さには一点単位で厳しいところ、笑ってまう。
大きな事件ではなく、日常の小さな揺れを丁寧に拾い上げるからこそ、読み終わったあとに「明日、少しだけ上手く話せるかもしれない」と思える。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「怖かったこと」と「ハラスメントかどうか」を分けて受け取っていただけたのが、とても嬉しかったです。
小林も今回、自分が困っていたところに気づいて、次にどうすればいいのかを少しだけ掴めたのかなと思います。
昼食処ランキング七十八点にも触れていただいてありがとうございます(笑)
こういう日常の細かいところも、佐伯らしさとして楽しんでもらえたら嬉しいです。
丁寧に読んでくださって、ありがとうございました!
第6話 確認できない空気への応援コメント
コメント失礼します。
「何か違うところあった?」に「具体的には、分からないです」と返した、あの一往復が後からじわじわ効いてくる。
誰かが悪いわけじゃない。
でも、誰か一人でも「じゃあ、もう少し確認しよう」と言えていたら。
その“もう少し”の重さが、ものすごくリアル。
そして「佐伯さんいたら、聞いてたよな」「……でも、今日だけはいてほしかったな」が刺さる。
普段は面倒で、細かくて、会議を止める人。
でも、いなくなって初めて、その面倒くささがチームを守っていたと分かる。
この距離感がたまらない。
大事故ではないからこそ、余計に残る。
仕事の失敗って、案外こういう「まあ大丈夫だろう」の隙間から忍び込んでくるんよ。
静かな話なのに、最後の「もう少しだけ、確認しておけばよかった」が、きっちり胸に残る。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
佐伯の「面倒くささ」が、いなくなった時に別の形で見えてくる。そこまで受け取っていただけたのが、とても嬉しかったです。
大きな失敗ではないからこそ残る、「あの時もう少しだけ」という感覚。丁寧に読んでくださってありがとうございます。
第5話 正しい人は、使いづらいへの応援コメント
コメント失礼します。
正しい人は、使いづらいの答えが、正しさを捨てることじゃないのが好きです。
ミナの不器用さも、周囲の戸惑いも、少しずつ噛み合っていくのが温かい。
正論を振り回すでも、丸くなるでもなく、線を引く場所を覚える。
これは仕事の話であり、人と働く話でもある。
最後の静かな着地が沁みました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ミナ自身が丸くなるのではなく、周囲も彼女を遠ざけるのではなく、お互いに仕事のやり方を少しずつ調整していく。その不器用な噛み合い方を書きたかった回でもありました。
「これは仕事の話であり、人と働く話でもある」という言葉、とても嬉しかったです。
素敵なコメントをありがとうございました!
第4話 その呼び方は、まだ早いへの応援コメント
コメント失礼します。
「私は親しさの共有をしていません。」の一撃、静かなのに破壊力が凄すぎて思わず笑ってしまう。
佐伯さん、強い。
でも単なる“怖い人”ではなく、自分の境界線を自分で守っているだけなのが伝わるから、むしろ清々しい。
そして「コンプライアンスの六法全書が歩いてる」で全部持っていかれる(笑)。
修羅場を笑いに変えつつ、その奥にある佐伯の過去への引きを残す構成も刺さる。
田中が“拒絶ではない”と気づき始めたのも良い。
防壁の内側にいる“静かな人”を、いつか知る日が来るのか。
その距離の縮まり方を見届けたくなる。
作者からの返信
虎口兼近さん、コメントありがとうございます!
「私は親しさの共有をしていません。」は、佐伯らしさがよく出た一言だと思っています(笑)。
田中も少しずつ、佐伯の境界線の意味に気づき始めました。
丁寧に読んでいただき、ありがとうございました!
第3話 境界線は、生活にも適用されるへの応援コメント
コメント失礼します。
『境界線は、生活にも適用される』という題が、読み終わる頃にはこんなにも優しく響くとは。
ミナの“責任の線引き”は冷たさではなく、自分も相手も雑に扱わないための誠実さ。
大郷さんとのやり取りも、正しさで殴らず、でも譲らない絶妙な距離感がいい。
そして何より、母の味噌汁からの101点。
「基準外ですね」で全部持っていかれる。
生活は合理的なのに、最後にちょっとだけ感情がはみ出す。
この“はみ出し方”がたまらなく好み。
静かな一人暮らしの部屋に、少しずつ人の気配が増えていく余韻も素敵。
うん、面白い。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ミナの線引きを「冷たさではなく誠実さ」と受け取っていただけたのが、とても嬉しいです。
そして101点、気に入っていただけましたか(笑)
合理的なミナからちょっとだけ感情がはみ出す、私も好きな場面です。
読んでいただき、ありがとうございました!
編集済
第2話 好きになる許可への応援コメント
コメント失礼します。
“好きになること”と“その気持ちを相手に渡すこと”は別物。
この言葉が、静かに胸に残る。
田中の脳内だけ先に結婚して子どもまでいる暴走っぷりには笑ってしまったのに、佐伯の「少し困りました」が妙にリアルで、恋愛って自分の感情だけでは完結しないんだなと刺さる。
そして、告白を断られた直後から「味噌汁好きなんですね」「はい」と少しずつ距離が生まれていくのが最高。
恋の始まりって、案外こういう“まだ何も始まっていない時間”なのかもしれない。
何より油揚げ三つ(笑)。
ここで完全に持っていかれる。
佐伯さん、只者ではない。
未来を急いで完成させるのではなく、まず目の前の一人を知る。
その小さな立ち止まりが、これから二人にどんな物語を連れてくるのか、続きが楽しみ。
作者からの返信
虎口兼近さん、ありがとうございます。
「まだ何も始まっていない時間」という言葉、とても嬉しかったです。
頭の中では結婚して子どもまでいたのに、最後に田中が知ったのは「味噌汁が好き」と「油揚げが三つ」だけ。
でも、そのほうがずっと佐伯ミナ本人に近づいているんですよね。
そこを丁寧に読み取っていただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございます!
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
コメント失礼します。
人との間に線を引くということが、こんなにも切実で、こんなにも優しい話になるのか。
ミナの防壁は、誰かを拒むための壁ではなく、自分も相手も守るための境界線。
だからこそ、最後に“本人のことを、本人以外が決めない”という一文へ辿り着く。
それにしても、静かな店を求めていた少女が、やがて数万人規模の組織に“線”を引く側になるとは……人生、伏線の張り方が妙に容赦ない。
しかも本人は誰かを裁きたいわけではなく、ただ“自分の仕事”と“他人の仕事”を混ぜないために学んでいる。
その姿勢が、後の八百二十人という数字を思うほど重く響く。
ミナの不器用さも愛おしい。
人が苦手なのではなく、人の感情まで自分の責任にしてしまう。
その苦しさを知ったからこそ、今度は他人の領域も尊重できる。
防壁が完成した瞬間、むしろ彼女が初めて人と関われるようになった。
この先、ミナの一本の線が誰を守り、誰の人生を動かすのか。
静かなのに、ものすごく続きが気になる幕開けでした。
作者からの返信
虎口兼近さん、ありがとうございます!
ここまでミナのことを読み取ってもらえて、すごく嬉しかったです。
特に「防壁が完成した瞬間、むしろ彼女が初めて人と関われるようになった」というところ、まさにそれだなあと。作者なのに、うまく言葉にしてもらった気がしました。
ミナの線は、誰かを拒むためというより、自分も相手も守るための線です。
この先、その線がどう八百二十人につながっていくのか。ぜひ見届けてもらえたら嬉しいです。
丁寧な感想、本当にありがとうございました!
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
コメント失礼します🙇
独特の改行ですが、リズムに乗ってて読み進んでいけました(≧▽≦)
会話にも許可がいるなんて、嫌な世界ですね〜
楽しませていただいたので、
★★★を進呈いたします🌠
作者からの返信
コメントありがとうございます😊
独特の改行ですが、リズムに乗って読めたと言っていただけて安心しました。
「会話にも許可がいるなんて嫌な世界」 まさにその違和感から始まる物語なので、とても嬉しいです✨
★もありがとうございました🙇
編集済
第11話 今日は帰りますへの応援コメント
ノミハラ回避! さすがです〜(惚れる
空気を読むことが義務になると業務が壊れる
至言ですね。本当に素敵です〜。
53歳おっさんテケナーさん、ありがとうございます。
引き続き拝読致します!
作者からの返信
コメントありがとうございます🙇
「ノミハラ回避!」で少し笑ってしまいました(笑)
この話はまさに書いていただいた通りで、“空気を読むことが義務になった瞬間、業務が壊れ始める” をテーマに置いていました。
雑談そのものを否定したいわけではなく、参加する自由と同じように、参加しない自由も残っていないと任意ではなくなる。その境界線を佐伯ミナに引いてもらった回です。
第2話 好きになる許可への応援コメント
コクハラとはー!
わあ。でも田中さんをそうさせたのはナミさんだから成せる魅力ですね。
うわーうわー。53歳おっさんテケナーさん、すごいです。とても魅力的で面白く、そして勉強になる作品です。
引き続き拝読致します〜。
宜しくお願い致します♪
作者からの返信
ありがとうございます!
「勉強になる作品」と言っていただけてとても嬉しいです。
実はこの作品の出発点は、昨年見た二つの裁判ニュースでした。
ひとつは「告白ハラスメント」、もうひとつは「ちゃん付けハラスメント」。
どちらも実際に裁判となり、訴えた側が勝訴しています。
ケツバットが当たり前だった昭和世代の自分にはかなり衝撃的で、「ここまで時代は変わったのか」と強く印象に残りました。
そこから、コンプライアンスやハラスメント、善意と境界線、言葉と責任を“物語”として描いたら面白いかもしれない――そう考えたところが、『コミュニケーション許可局』の始まりでした。
そして田中を見ていただけたのも嬉しいです。
ミナ自身が人を引っ張るタイプではないのに、それでも誰かの判断や生き方へ影響を残してしまう。その関係性はこの作品でも大切にしている部分だったりします。
引き続き、佐伯ミナたちの“線を引く物語”を読んでいただけたら嬉しいです。
こちらこそよろしくお願いいたします。
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
53歳おっさんテケナーさん、お世話になっております。柳アトムです。
この度は拙作に★星をいただいたり、Xでありがとうございました♪
お礼と言ってはなんですが、拝読に参りました!
宜しくお願い致します〜♪
改行と行間が特徴的で、作品の作風や伝えたいことが行間から滲むように伝わります〜(すごいです!
ミナさん、モテモテだったのに……(悲しい
線引き。それが大量解雇に繋がったのですね。
どういう経緯なのかとても楽しみです。
作者からの返信
柳アトムさん、こちらこそありがとうございます!
拙作へお越しいただき、とても嬉しいです。
改行や行間まで見ていただけたのもありがとうございます。
『コミュニケーション許可局』は、空気感や沈黙、言葉にならない圧力も含めて作品にしたかったので、そう言っていただけて励みになります。
ミナについてもありがとうございます……!
意外と(?)モテていた過去があります(笑)
ただ、その先で「線を引く」という生き方へ辿り着いてしまった人でもあります。
実はこの作品、当初かなり勢いで書き進めた部分も多く、今後は全体プロットや構造を見直して改稿に入る予定です。
ただ、佐伯ミナという人物、作品テーマ、そして企業・組織を舞台に“判断を本来返すべき場所へ返す”という軸だけは変わりません。
これから少し形は変わるかもしれませんが、もしよろしければ引き続き見守っていただけたら嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
第10話 線は、救わないへの応援コメント
「頼ってもいいですか」をバッサリ切るところ、この作品らしくて刺さりますね……
作者からの返信
ありがとうございます。
この作品は「助ける」より先に、どこまでが自分の責任かを切っていく話なので、その場面が刺さったなら嬉しいです。
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
タイトルとキャッチコピーが気になってきました。
この後、拝読させてもらいます。
作者からの返信
ありがとうございます! 『コミュニケーション許可局』、かなり独特な作品ですが、少しでも刺さったら嬉しいです。 お時間ある時に、ぜひゆっくり読んでみてください!
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
こんにちは
ある方のレビューより来ました。(*´ω`*)
テーマが気になり、益々、気になりまして。
まだ読み始めなので、感想は後ほど、書かせて頂きたく。
実社会でコミュニケーションとは、なんぞやと思うんですよね。
ただ駄弁る事もコミュニケーションと称する方もいますし。企業も同じ様に求めてると思ってる方もいますが。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
レビューから来ていただけたとのこと、とても嬉しいです。
『コミュニケーション』という言葉は便利ですが、実社会ではかなり曖昧に使われていますよね。
おっしゃる通り、「ただ話すこと」や「場を円滑にすること」が、そのまま正しいコミュニケーションとして扱われてしまう場面も多いと思います。
この作品では、会話そのものよりも、
「どこまでが誰の責任なのか」
「何を許可なく踏み込んでいるのか」
そんな“境界線”をテーマに描いています。
まだ読み始めとのことですが、少しでも何か引っかかるものがあれば嬉しいです。
感想も、もちろんお時間のある時にぜひ。ありがとうございます。
第34話 時間では測れないへの応援コメント
佐伯ミナがこういう姿を見せるとは思いませんでした。ここ数話は今までと雰囲気が違って、また読み応えがありますね。
作者からの返信
ありがとうございます。 ずっと“線を引く側”だった佐伯ミナが、 初めて支えられる側に落ちた回でした。
正しさを一人に背負わせ続ければ、 その人から先に壊れていく。 今回は、その重さを書いた回でもあります。
そう感じていただけて嬉しいです。
第3話 境界線は、生活にも適用されるへの応援コメント
面白い設定ですね。解雇自由化とか恐ろしい。許可制のコミュニケーションとか、発想が恐ろしいというか面白いです。コクハラとか実際にありそうですし…www。ミナの性格が尖がっていてこれから楽しみですね。フォローいれました。また、拙作レビューありがとうございます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
設定の面白さや現実との近さを感じていただけて嬉しいです。ミナの在り方もこれから少しずつ見えてくると思いますので、ぜひ引き続き楽しんでいただけたら幸いです!
第7話 それはハラスメントではない——佐伯、線を引かないへの応援コメント
ハラスメントの線引きを、相手の感情や自分の感情に左右されない佐伯さん
しっかりしたプロの振る舞いですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そう言っていただけて嬉しいです。
感情に左右されない線引きは、単なる職務上の振る舞いではなく、責任と権限を守るためであると同時に、自分自身が壊れないための前提でもあります。
その距離の取り方や硬さも含めて、伝わっていれば何よりです。
今後も佐伯の在り方を通して、線引きの意味を描いていきますので、引き続き見ていただけたら嬉しいです。
第5話 正しい人は、使いづらいへの応援コメント
ずっと気になってた作品で、楽しく読み進めさせて頂いています。
佐伯ミナさんの融通の効かなさとも取られそうな、きっちりした境界の引き方
合理の極みを体現したコミュニケーションに、時にスカッと、時に危うく感じる部分が特に気になり目を引きます。
この先も楽しく読み進めさせていただきますね。
作者からの返信
丁寧に読んでいただき、そしてコメントまでありがとうございます。
境界の引き方やコミュニケーションの在り方について感じ取っていただけて、とても嬉しいです。
スカッとする部分と同時に危うさも受け取っていただけた点は、まさに描きたかったところでした。
この先も少しずつ広がっていきますので、引き続き見守っていただけたら幸いです。
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
820名のリストラという巨大な数字から始まりそれを執行する側の佐伯ミナの過去へと繋がる流れに冷徹な手触りを感じましたが、法改正によって終身雇用が崩壊した近未来で赤線管理室といった冷酷な部署に配属される彼女の資質が幼少期からの経験によって形作られていく様子が鮮明でしたね😨正論や事実を述べるだけで周囲から孤立し自ら精神科を訪ねて責任の境界線を引くことを選んだ彼女の生き方は合理的で同時に危ういものに映りました
作品フォローもさせていただきましたので今後も活動頑張ってください〜!お互いに執筆楽しみましょう!
作者からの返信
コメントとフォローありがとうございます。
序盤の構造と、佐伯の過去への繋がりまで丁寧に受け取っていただけて嬉しいです。
線引きは合理であると同時に、「壊れないための選択」でもある——その危うさまで感じていただけたなら何よりです。
お互い執筆、楽しみましょう。今後ともよろしくお願いします。
第31話 止めるのは、誰でもいいへの応援コメント
まるで詩のような研ぎ澄まされた改行と、感情を「数値」や「線」で捉える独特な筆致に惹き込まれました。
過剰な説明を削ぎ落とした文章だからこそ、主人公の抱える心の冷えが静かに、そして鋭く伝わってきます。「知らない人を失った」という一文の重みが、読み終えた後も胸に深く残りました。
素晴らしい感性の作品ですね。また続きを読ませていただきます。
作者からの返信
ありがとうございます。
言葉にしなかった部分まで受け取っていただけて、嬉しいです。
「数値」や「線」で切り分けていく書き方は、削ぎ落とした先に何が残るのかを試している部分でもあります。
あの一文が残ったのなら、ちゃんと届いたのだと思います。
続きも静かに進んでいきます。よろしくお願いします。
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
おはようございます。
これはカクヨムだと聞きづらいので、 連続読みができる 小説を聞こう でじっくり聞かせていただきますね。👌
作者からの返信
コメントありがとうございます。
読むでも聴くでも、こうして作品に触れていただけること自体がとてもありがたいです。
ご自身のペースで、ゆっくり楽しんでいただけたら嬉しいです。
第一章《許可のない会話たち》第1話 防壁、完成への応援コメント
こんばんは🌛ゆっくりですが読ませて頂きますね♪ Xでも、こちらでもフォローさせて頂きますね(*^^*)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ゆっくり読んでいただけるだけで十分ありがたいのに、たくさん読んでいただいて本当に感謝です。
Xでもこちらでもフォローまでしていただいて、励みになります。
無理のないペースで大丈夫ですので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです。🙇
第18話 止める人がいない日への応援コメント
これまでとちょっと変化を加えたのがいいですね!
作者からの返信
ありがとうございます。
変化を感じてもらえたの、すごく嬉しいです。
この回は「いないことで見えるもの」と「正しさの別の側面」を意識して書いたので、そこに触れてもらえたなら狙い通りでした。
引き続き丁寧に積み上げていきます。
第25話 許可の境界線への応援コメント
何もしないと決めてもなお世界を分析してしまうミナの姿に、職業病を超えた誠実な業を感じて切なくなりました。
境界線の外へ出ようともがくことで、逆に自分の輪郭を再確認してしまう休日の描き方が、静かですが非常に鋭いですね^^
あと、星の評価と素晴らしいレビューをありがとうございました^^
作者からの返信
コメントありがとうございます🙇
お返事が遅くなってしまいすみません、先ほどようやく書き切りました。
銀騎士様にも応援していただけて、本当に励みになりました。
作品の読み取りもとても嬉しかったです。
銀騎士様のカクヨムコンテスト11でのご健闘と、良い結果を心よりお祈りしています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
第14話 ちゃんと伝えてくださいへの応援コメント
ここまで拝読させていただきました!!!マジで面白かったですぅう!!!お互いに執筆を楽しみましょォオオオい!!!!
作者からの返信
ありがとうございます、そうですねお互い頑張りましょう。
第7話 それはハラスメントではない——佐伯、線を引かないへの応援コメント
少しずつ読ませてもらっています。テレビドラマの原作になったら面白いな、とか思いました。
佐伯
「“ハラスメント”は、便利な言葉です」
佐伯
「便利だからこそ、
乱用すると“制度”が死にます」
ここは本当に頷かされますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
少しずつでも読んでいただけて嬉しいです。
テレビドラマ化、実はかなり意識して構成しています。
会話と間の重さ、線を引く理由が視覚化されたときにどう映るか──
そこを想像しながら書いています。
いただいた言葉を励みに、
キャラクターをさらに深掘りしつつ、
軸がブレない物語にしていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
第49話 確認した事実だけへの応援コメント
コメント失礼します。
「注意する必要があった」と「そのやり方が適切だった」は別物。
この一線を、佐伯が淡々と引いていくのが実に気持ちいい。
特に「謝るのも駄目ですか」「謝罪の意思を持つことは問題ありません。ただし、受け取るかどうかは相手が決めます」が刺さる。
正しさを振りかざさず、誰か一人を悪者にもせず、それでも曖昧にしない。
この物語の知性と優しさが詰まった場面だと思う。
そして片山が「誰が、それを決めたのか」に気づく流れも好き。
派手な事件ではないのに、確実に人が変わっていく。
最後の「また一件」が、静かなのに妙に熱い。
積み重ねた一件一件が、いつか大きな何かを動かす予感に、次も読みたくなる。
作者からの返信
虎口兼近様、コメントありがとうございます!
佐伯の考え方をここまで丁寧に読んでいただけて、とても嬉しいです。
誰かを悪者にするのではなく、必要だったことと、やり方に問題がなかったかを一つずつ分けて確認する。今回はそこを大事にして書きました。
片山も、佐伯と一緒に仕事をする中で少しずつ変わってきています。
最後の「また一件」にも触れていただけて嬉しかったです。 丁寧な感想、本当にありがとうございました!