歯医者の助手さん

私が中学校二年生のときのお話。

定期検診で行った歯医者で担当してくれた助手さん。先生が来るまでの待機時間、私の部活について聞いてくれた。


この前の試合で準決勝まで進めたのに敗れてしまったこと、たくさんの部員の中、副部長に選ばれたこと。

その時はそれで話終わり、診てもらった。


先程の助手さんに後のケアのお話をしてもらってるとき、一つ一つ丁寧に説明してくれたり、マスクをしていてもわかるぐらいのすてきな笑顔から人当たりのよさや優しさが滲み出ていた。


検診が終わり挨拶をして、診察室を出ようとすると、あの助手さんに少し呼び止められて、

「私も中学時代バドミントン部だったんです。副部長大変だと思うけど頑張ってね!」

と言ってもらえて、本当に嬉しかった。

今でも彼女の"頑張ってね"が私を支えてくれている。


星が輝く夏の夜にお話できたすてきな助手さんのお話。

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