世界が終わる最中を、美しいと感じる。全てが停止し凍り付く無情。その瞬間をロマンチックに感じたいと願う。図らずとも叶う展開。優しいのかもしれない。
羞恥心が邪魔することなく純粋な愛をささやけるのも、尽きてたまるかと輝き燃え盛る命も、すべては終わることが分かっているからなのだと思うと……哀しい、けれどとても美しい。よく人間は愚かだというし、その通りだけれど、根底には美しさを秘めているのだと信じられる物語でした。