第3話 残されたメモ

放送室の清掃中、机の裏から一枚の紙が見つかった。

「名前を呼ぶな」

たったそれだけ。

だが紗月は、文字の癖に見覚えがあった。

それは、白石のノートと同じ筆跡だった。

「自分で書いた……?」

なぜ、彼はそんな言葉を残したのか。

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