現実と『未知なる病』が交差する物語

17歳に戻ってしまった母親と、母親を介護する娘さん。
それぞれの視点で紡がれたこの物語はまさに『未知』の世界。
認知症はとても複雑な病気なので、介護される側もする側も知らず知らずのうちに『未知の世界』へと迷い込んでしまいます。
もしも、未知の世界へと迷い込んでしまったなら...
恐怖や不安もあれど、適切な機関へと繋がることで迷い込んでしまった未知なる世界から脱出できる。
この物語はそれを教えてくれます。
ほんの少しだけ、自分自身の母親の介護をしたことがある身としてとても共感できて、ためになるお話でした。
素敵な物語を読ませて頂きありがとうございます!