未来の自分を名乗る奴が現代の僕を助けてくれました。

アウス

第0章 未来からの訪問者

プロローグ 未来からの訪問者

「…また不適合者か。」


ーーパタン。


俺はファイルを閉じた。

何度目の失敗作だろうか。


「…クソっ!渡された奴隷の中から適合者を出さなきゃ俺達の首が飛ぶってのに!」


俺は壁を強く叩いた。自分でも分かる位苛ついていた。


「渡された奴隷は後8人……ってはぁ!?全員いねぇじゃねぇか!?」

「珍しい能力持ちを最後に取っといたのは間違いだったか…。」



「…この機会を逃す訳には行かない。」

「俺達にもようやっとのチャンスだ。」

「さぁ。脱出の時だ」

「まて!そのワープ装置は…」

ーシュン。

彼らが行った場所。それは30年前の世界だった。

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未来の自分を名乗る奴が現代の僕を助けてくれました。 アウス @Satuzinki

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