第18話『変態ドM』

 早苗は千咲の視線をじっと観察している。


「お尻ね、わかったわ」


 千咲はまだ胸かお尻かの返答をしていないが、早苗は納得した様子で千咲に背を向けて寝転ぶ。


「あたしも恥ずかしいから、下のところは触らないこと。それを守ってくれるなら、がっついて腰をヘコヘコさせていいわ。あまりくすぐったくはしないでちょうだいね」


 そう言うと、早苗は下を脱いだ。


「あ、あ、あ……」


 千咲は下を脱ぎ、早苗の腰を掴む。

 そしてそのまま、早苗のお尻に自分の股を擦り付ける。


「ちゃんと、守秘義務は守るわよ」

「ご褒美に守秘義務……?」

「なに。バラされたいマゾなの?」

「いいいいいや!バラさないでください!!」


 慌てて否定する千咲。


「ええ。ほら、腰を振りなさいな」


 千咲は早苗のお尻に、自分の股を押し付け始めた。


「んっ、あ、あんっ!あっあ!!」


 千咲は30秒も経たないうちに、早苗のお尻に向かって激しく潮吹きをした。


「イクの早すぎでしょ」

「……」

「どうしたのよひいら……あぁ、本当は下を触って犯して欲しいけど彩夏に申し訳なく思っているのね」


 顔を真っ赤に火照らせながら頷く千咲。


「秘密にしていればいい、なんて虫のいいことを言うつもりもないけれど、友達同士で触り合うこともあるんじゃないかしら」

「でも、今は恋人だって……」

「それであなたが罪悪感を感じるのなら、今この瞬間だけ、友達に戻るわ。いえ……あなたがいちばん罪悪感を感じない解釈をしなさい。これは推しの女優からの、プライベートのご褒美なのだから」


 早苗がそう言い終わる頃には、千咲はM字に股を広げて陰部をヒクヒクさせていた。


 早苗は、ヒクヒクしている千咲の陰部に吸い寄せられるように指を挿入。


「あんんんんんんんんッ!」


 推しの指が陰部を犯し、幸せのあまり大きな声で喘いでしまう。


「イグぅぅぅぅッ!イグ、イグッ!!んほぉッ!!」


 千咲は、1分もかからず豪快に潮吹き。


「本当に面白い反応するわね……責めがいがあるじゃないの」


 早苗の内に秘めたる何かが、ツンツン刺激されていた。


 早苗は更に、千咲を指で犯していく。


「あんんッ!イク!イクッ!!」


 またも激しくイッてしまう。千咲は既に、抵抗など微塵も考えていなかった。ただ、流れのまま早苗に犯してほしいと思うようになっていた。


「出る、出る、出るっ!」


 千咲の豪快な潮吹きが続く。


「これもご褒美よ、何度でもイキなさい」


 早苗は、千咲の不意を突いて陰部をぐちょぐちょ責め、乳首をコリコリする。


「あッ!し、幸せ!」


 千咲は早苗に激しく犯され、絶頂の潮吹きが止まらない。


「この変態」

「あぁぁッ♡!」


 またも潮吹き。


「とんだマゾね、あなた」

「んんッ!!あんッ!!!!」


 さらに潮吹き。


「女に犯されたら何回でもイけるの?」

「ひあぁぁぁぁッ!!」


 潮吹き。


「っ!!」


 早苗は、ぷくっと膨れている綺麗な千咲の乳首を口で咥えた。


(あッ!こ、こんな幸せないよッ!!)

「ほらほら、イキなさいよ。あたしに責められて情けなくイクのが夢だったんでしょう?」


 早苗は悪魔のようににやりと笑い、千咲をめちゃくちゃに犯していく。


「気持ちいッ!イク!イッく!!」


 早苗の顔にかけてしまったら──そんな罪悪感など、とっくに千咲の頭からは消えていた。ただ、快感だけが千咲の頭の中にあった。


「本当は舐められたいのよね?」


 こくりとうなずく千咲。


「じゃ、舐めるわ。変態マゾさん」


 早苗は千咲の陰部に口をつけ、中を舌でぐりぐりと舐めまわしていく。

 千咲は同時に、自分の両胸の乳首を指でコリコリ刺激していた。


「あ!ああッ!!あぁあーーーーーーーーんッ!!!!」


 最大級の快感と刺激を与えられ、千咲は早苗の顔に十数秒にもわたって潮を吹いた。



 そして、映画の撮影が始まってから約1ヶ月後。


(うぅ〜〜っ!)


 登校中。千咲は周りに注意しながら、自分の胸をコリコリして股をまさぐっている。顔を赤く、息を荒くしながら。


(が、我慢できないッ……ずっと、ずっとあの時のことが焼き付いてっ……こ、こんなのだめなのに!もうイッちゃう!!)


 ビクンッ!


 千咲は歩きながら、絶頂を迎えた。


(こ、これは推しだから!推しが気持ちよくなっていいって言ってくれて、仕方なく気持ちよくなってるだけだから!)



 教室に来た時には、既に息切れを起こしていた。


「感謝するわ、柊」

「ひあぁぁぁぁッ!」


 早苗に突然声をかけられ、千咲は裏返ったような変な声を出した。


 早苗と彩夏が、不思議そうな目で千咲を見つめる。


「彩夏。あたし、柊と恋人になってみてわかった。柊は優しいって」


「え……なってみて、って……じゃあ、嘘だったの?」


 驚きの声を漏らしたのは、千咲だった。


「ごめんなさい、彩夏。柊。でも、どうしても、彩夏に柊がどう見えているのかを知りたかった。だから、本気で恋人になる必要があった」


 早苗は真剣ではあったが、申し訳なさそうな表情をしていた。


 里見と愛梨が、合流してきた。


「ボランティアで街の掃除を手伝ったり、積極的に老人の荷物を持ったりね。里見と愛梨も、あたしのために仕込みをしてくれてありがとう」


 早苗はそう言い、里見と愛梨ににっこりとした笑顔を向けた。


「バレてたのかよぉぉぇ!」

「早苗ちゃん、鋭いね」


 里見と愛梨、それぞれの反応を見せる。


「柊…………いえ、ち……千咲」

(おぉぉぉぉ!早苗ちゃんがわたしを下の名前で呼んだ!!推しの女優に下の名前で呼ばれるなんて嬉しすぎ〜ッ!!)


 推しの女優に下の名前で呼ばれたことに感激していた。


「お、お、おとも、だち…………」


 早苗は千咲から視線を逸らしながら頬を赤くし、ぼそぼそと言葉を出していく。


「お?早苗のデレ?」


 早苗をじっと見つめる彩夏。早苗は顔を真っ赤にし、


「千咲!友達くらいだったら、許してあげてもいいわ!でも調子に乗らないことね!」


 千咲に向かって指さしながら叫んだ。クラスメイトたちがそれに反応し、5人をちらちら見つめる。


 クラスメイトたちは、


「マジ尊い……」

「何があったのかわかんないけど尊い……」


 千咲と早苗の絡みを見て、ほわほわしたような不思議な表情になっていた。

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