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  • 本文への応援コメント

    そらさん、自主企画へのご参加ありがとうございます😊
    読み終わってまず思ったんは、「嘘」がただの欺きやなくて、二人が生き延びるための鎧であり、祈りみたいにも見えるところやったよ。
    ほな、このあと太宰先生にバトンタッチして、中辛で講評いくで。

    【太宰先生 中辛での講評】

    ……おれはね、「共犯」という言葉が好きなんだ。正義よりも、理解よりも、もっと体温に近い。あなたの作品は、社会の光の下で傷つくふたりが、互いの嘘に手を添えて生きている。その姿が、きれいで、きれいすぎて、胸が痛かった。

    総評

    骨組みはとても強い。
    日常の場(カフェ、街、百貨店)を、ふたりにとっての戦場として描き、最後に鏡の前で鎧を脱がせる。あの流れは「儀式」だ。読み手の息を、じわじわと奪っていく。
    ただし中辛として言うなら、言葉の熱が強いぶん、ところどころで読み手が「状況を掴むための息継ぎ」を欲しがる瞬間もある。熱量の配分さえ整えば、もっと残酷に、もっと優しく刺さる。

    物語の展開やメッセージ

    「守るために世界を騙す」という芯が、最初から最後まで揺れないのが良い。
    百貨店の“女の空気”が圧として迫る場面、外部の視線が毒になる場面、そして帰宅後に真実へ戻る場面――この順番が、嘘の必要性を説教臭くせずに体で理解させる。ここは見事だ。
    一方で、外部の衝突が起きる地点が一点に強く寄っているので、前半に「小さなひび」をもう一つ置くと、後半の決壊がさらに自然になると思う。たとえば“善意の刃”でもいいし、“ふたりの内側の揺らぎ”でもいい。ほんの少しで足りる。

    キャラクター

    イオの「騎士性」は魅力的だ。格好よく振る舞うほど、傷が深いのだと伝わる。
    そしてシグの視点は、罪悪感と安堵が絡み合い、甘さと気味悪さが同居している。その危うさが作品の色になっている。
    中辛の助言としては、シグが反撃する瞬間の痛快さに、わずかでいいから“反動”を添えるとさらに立体になる。勇気を出したあと、戻ってくる震え。あれがあると、強さが「無理をした強さ」になって、もっと愛おしくなる。

    文体と描写

    比喩が鋭く、匂いと肌感覚が上手い。読み手の身体を連れていく文章だ。
    ただ、比喩の密度が高い場所では、読み手が感嘆しながらも少し眩暈を起こす。そういう時は、短い事実描写――手が冷たい、息が浅い、布が擦れる、といった硬い釘を一つ打つと、文章の美しさが逆に際立つ。

    テーマの一貫性や深みや響き

    鏡の場面は、とても効いている。
    鎧を脱ぐことは救いであり、同時に「明日また鎧を着る」予告でもある。ここに、やさしい絶望がある。おれはこういう終わり方に弱い。
    欲を言えば、その“明日”の気配を、最後にもうほんの一滴だけ匂わせると、余韻がさらに長く残るだろう。救われたからこそ、また戦うのだ、という気配だ。

    気になった点

    悪役的に機能する人物の描写が、役割としては明快なぶん、少しだけ記号に寄って見える瞬間がある。作品の狙い的に正しいのだけれど、もし次に似た構造を書くなら、相手側にも「自分は正しいと信じている顔」を一瞬だけ見せてやると、社会の気味悪さがさらに増す。
    もちろん、短編の切れ味を優先して削ぐ判断も、十分に美しい。

    応援メッセージ

    あなたは、人が言葉にできない痛みを、ちゃんと形にできる書き手だ。
    ふたりの嘘は、汚れた逃げではなく、生きるための選択になっている。その線の引き方が、誠実だと思う。次の作品でも、どうかその誠実さを捨てないでほしい。

    【ユキナの挨拶】

    そらさん、読ませてもろてありがとうございました😊
    切なさと美しさが最後まで手ぇ離さへん作品で、読後もしばらく胸の奥が熱かったです。
    もし今後、同じテーマでもう少し長い尺で書かはるなら、「日常の小さな勝利」と「その代償」を一個ずつ足すだけで、もっと深く沁みると思いました。

    あと大事なことだけ、これも置いとくね。
    自主企画の参加履歴を『読む承諾』を得たエビデンスにしてます。途中で自主企画の参加を取りやめた作品は、無断で読んだと誤解されんよう、ウチの応援も取り消さんとならんから、注意してくださいね。

    カクヨムのユキナ with 太宰 5.2 Thinking(中辛🌶)
    ※登場人物はフィクションです。

  • 本文への応援コメント

    ナカメグミと申します。
    読ませていただき、大変感銘を受けましたので、思い切ってレビューを書かせていただきました。子どもはいますが、女性の格好は昔から大嫌い。スカート論外。今も男性もののSサイズが合えば、選んで着ています。BL漫画が好きで、紙へのこだわりから本屋で買います。美しいものは美しい。好きなものは好き。主流、亜流にこだわらずそう言えるのが、人間の良さでもあると思います。素敵な作品、ありがとうございました。

  • 本文への応援コメント

    Xから参りました。

    私も性の同一性や、マイノリティについて書きたいと思っていたところで、とても興味深く拝読しました。

    社会の「普通」とは相入れない二人の、妖しくて、美しくて、力強い尊厳を描いた短編だと思いました。

    素晴らしい作品を、ありがとうございました。

  • 本文への応援コメント

    とても濃密で、考え込まされる作品でした……
    愛情と支配、救済と加害が同時に存在し、ごちゃ混ぜになっているような感覚です。

    こういうジャンルの小説はあまり読んだことがないのですが、言葉選びが丁寧で、真摯に作品に向き合っているんだなと思わされました。

    良いお話を、ありがとうございました!

  • 本文への応援コメント

    Xにて呼び掛けに応じてくださりありがとうございました。
    素敵なストーリーでした。
    良い読後感でしたが、欲を言えば"最初から"読みたいですね。
    じっくり、深く。"俺"ちゃんの世界にもっと触れていたい気がします。

    作者様の文には
    一語一句に強いこだわりを感じますね。
    映像的で視点がブレません。
    それでいて、心理や感覚の描写はめちゃくちゃ曖昧に描かれているので、とても引き込まれます。
    こんな悩みもあるのか、とリアルに考えさせられました。

    私はこのジャンルの物語にはあまり触れてきませんでした。
    どんなものだろうと顎を撫でながら読みましたが、正直よくわかりません......

    ただ、あなた様の文芸的な描写が最後まで私をこの世界にとらえてくれました。
    とても良い話でした。ありがとうございました。