これはノンフィクション、親子の成長の実直かつ素直な筆致で著した記録である。
人はその環境の中で、存在感を放って輝きを増していく。そう、自信というエンジンが後から付いてくるので、加速もつくのだろう。
私も自著『人生における四つの味覚』の中でも述べたが、人のやる気や幸せとは、それが手に入る一歩手前の状況となる。
親のこれ以上分かりやすいニンジン🥕作戦と、子のなかなかに頭の良い逆提案などがあったりして面白い。そして、違う生き方をしていくご長男の順位では計り知れない手に入れ難いスキルを身につけていく。
これは、一見すると、母から子へのプレゼント🎁の歴史のように見えて、実は、子から最高のプレゼントを母こそが受け取っていたのだ、という物語である。
幸せを見た。
クリスマスの日にどうぞ♪