No.12 ダグラスF4Dスカイレイ
【巻号】No.12
【機種】ダグラスF4Dスカイレイ
【ISBN】4-89319-009-1
【発売日】1988年9月5日(2000年4月1日第3刷を再購入)
【評価】☆☆☆☆(4/5)
【読日】2016年9月13日
【語り】
きわめてレアな無尾翼デルタの艦上機。音速ギリギリまで出せる速度性能と上昇力は優れていたが、開発にもたつき、空母に配備されるのは5年ほどの短期間に。後に続くのが超音速機F11FやF8Uでは仕方がない。
F7Uと違い離着艦はあまり問題なかったというのが意外。エリアルールは採用していないが降下時に音速突破可能。しかしその際の安定性には問題がありピッチトリマーを自動調整するTTCCが搭載された。キャリブレーションは機体ごとに行ったそうで。
見たところ、改造型のF5Dはエリアルールを採用。
初期トラブルが多かったとはいえF-102と違い原型機から量産型への形状の変更はあまり大きくない。機体を小型軽量にまとめ、エンジンも強力なJ57を搭載できるよう配慮してあったことが奏功したと思われ、エド・ハイネマン氏の才能がうかがえる。
リピッシュ博士にヒアリングしたというが、改めてみるとMe163をジェット機に発展させたような飛行機に見える。
インドのテジャス艦載型が成功すればF4D以来の無尾翼デルタ艦上機となる。A-12の開発中止が残念。
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