【巻号】No.8

【機種】グラマンF11Fタイガー

【ISBN】4-89319-006-7

【発売日】1988年1月5日（2000年4月1日第3刷を再購入）

【評価】☆☆☆(3/5)

【読日】2016年9月2日

【語り】

　F11Fは世界初の超音速艦上戦闘機で、設計段階からエリアルールを採用した初の実用機でもある。艦上戦闘機として成功とは言えないがブルーエンジェルスで12期使われたことは本機の運動性・操縦性のよさ、そして機体の美しさを表す記録として十分なものだろう。

　F11Fといえば自分が撃った機関銃の弾で撃墜される、という珍しい事故を起こしている。確か本書にその詳細が、と思い買いなおして確認したのであるが、記事がないどころか、本文中に＜あれは硝煙吸ってエンジントラブルになったんじゃないの？＞という推測があって事故自体が否定されている。

　どうもその後の航空雑誌で読んだ記事らしい。

　３号機の自分撃墜事故については英語のwikipediaには記述がある。機体は陸上に不時着していて、エンジンから銃弾が回収されているので（例えば下記参照）、これはやはり事実であろう。

http://www.aerofiles.com/tiger-tail.html

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