外側から違った視点で見る後宮ものが好きです。後宮に入った美人の姉とそうではない妹。妹は婿を迎えますが彼には秘密があり…???最後の意外な結末にハッとします。
最初はよくある出来不出来がはっきりとした姉妹の話かと思えば、最後に足元からひっくり返されて、地面に脳天を思いきりぶつけました。そんな大どんでん返しが潜んでいます。この文字数でよくぞ…、と平伏するばかりです。切なくしんみりとするラストに献杯したくなりました。ところで殉葬の風習が出てきますが、これは明代あたりがモチーフでしょうか。手堅い時代考証にも唸りました。