第8話

この当時、会社から自宅が近かったこともあり主人はいつも昼ごはんは家に帰って来て食べていました。

主婦からしたら旦那の昼ご飯まで家で作るなんて拷問ですが。笑


いつものようにテーブルにご飯を出すと、食事をしていた主人が突然大声を上げ、食器と箸を床に叩きつけました。


顔は真っ青に引き攣り目には涙が浮かんでいました。


知り合ってから初めて見る夫の姿でした。


私は男兄弟の中で育ったせいか、よく肝が座っていると言われます。


この惨状に怯える事はせず、

床にこぼれた食事に少々イラッとしつつも

「で?何があったの?」と、主人に話を聞きました。


予想通りではありますが、やはり原因は義父とあきのの事でした。


男性の方が女性よりもメンタルが弱いとよく言われておりますが、主人がここまで酷いPTSDの症状が出ている様子を見てしまうと、

家族としてもこのまま黙っている事は出来ないなと思いました。


だから主人には、

「いつも仲の良い私の言うことなら 義父さんも少しは話を聞いてくれるかもしれないから」と、

私が義父に話をしに行くことを提案しました。


義父と直接話しをする前に

あきのが勤務態度を少しでも改善してくれれば済むのかもしれないと思い、私は彼女にLINEを送りました。


高額な給料やカードの不正利用の件は伏せ、

他の方と同じ決められた就業規則通りの時間を働いて欲しいと、社長が求めている事を彼女に伝え改善をお願いしました。


【これで彼女さえ改善をしてくれれば直接お義父さんと話す事もないかもしれないな】と、

この時の私はとても安易に考えていたのでした。


あきのへ送ったLINEはすぐに既読にはなったものの、そのまま返信はありませんでした。


すると、この日主人が突然義父から

「あなたの嫁がA社にいると空気が悪くなるからもう今後は手伝いに来ないで欲しい」と言われました。


丸2日、一向に返信のないあきの。


悩んだ末に再度こちらから

「既読にもなっているので、一言だけでも何か返信していただけませんか」と送ると、


すぐさま返信がありました。


『返信が必要だとは思いませんでした。

指示命令系統が社長→私だと思いますので、社長から直接ご指示があったら従いますね。

奥さんからのLINEを見てしまうとLINEの通知音も恐怖で精神的ダメージを受け仕事に支障をきしてしまいますためブロックさせていただきます』と…。


そのまま私のLINEはブロックされ電話も着信拒否にされました。


それと同時に義父が家族のグループLINEから消え、義父からもブロックをされてしまいました。


2人から同時にブロックをされた私は、やはり直接2人に話をしに行くことを決めました。逆に!?笑

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る