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太鼓を叩く花屋さん。今日も太鼓を叩きながら、命の花々を売っていく。

太鼓を叩く花屋さん。今日も太鼓を叩きながら、命の花々を売っていく。

蒼い緑(ストレート)

おすすめレビュー

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★★★
★14
5人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 早坂知桜
    224件の
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    ★★★ Excellent!!!

    太鼓の音に乗せて、命の輝きを売る花屋さんの話です。

    太鼓のリズムと威勢のいい語りがそのまま文章に流れ込んでくるような短編です。花屋という静かな存在を、あえて「五月蠅いオアシス」として描く発想が印象的で、読んでいるうちに街角の光景が自然と浮かんできます。花はすぐに散る命であり、その一瞬の輝きが人を照らすというメッセージは素朴ですが、まっすぐに伝わってきます。勢いのある言葉遊びとリズム感の中に、日常を少し前向きに見つめ直させる温度が込められた作品だと感じました。

    • 2025年12月15日 10:49