第6話 使い分け

 A級ダンジョン「盗賊の巣窟」で「隠密のローブ」はゲットした。あとは「変装の仮面」がドロップするまで狩り続けるのみ。


 ゴブリンが視界に映る。スキルで槍をつくり、穴を開ける。

 キラキラとした石がドロップする。


 別のゴブリンが視界に映る。スキルで槍をつくり、穴を開ける。

 またキラキラとした石がドロップする。


 それとは違うゴブリンが視界に映る。スキルで槍をつくり、穴を開ける。

 またまたキラキラとした石がドロップする。


 またゴブリンが視界に映る。スキルで槍をつくり、穴を開ける。

 またまたまたキラキラとした石がドロップする。

 ・

 ・

 ・

 ・

倒しても倒しても一向に出る気配がない仮面にイラついているとでっかい扉の前にいた。ボス部屋というやつだ。ここのボスが「変装の仮面」をドロップすると信じて、いざ!!!


重厚な扉を開け、敵が何なのかを確認することなく―――――――――


「『神槍グンニクル』!!」


ボスが跡形もなく消し飛ぶ。


ドロップを確認すると、黒色に金の装飾が施されたドミノマスクがあった。一応鑑定。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

変装の仮面/ドミノマスク

・着用時、顔を覚えられなくする。

・即死級のダメージを受けたとき、一度だけ無効化する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


これからS級として活動するときはこれらを着けておこう。使うスキルも分けておいたほうがいいよな……。よし!

A級としては「『炎神アグニ』」をメインに

S級としては「『神槍グンニクル』」をメインにしていこう。

これからの活動方針を大まかに決めてから俺はダンジョンを出た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る