第2話 チュートリアル村、デバッグ開始

 世界が、巻き戻る。


 星空が逆再生され、風が吸い込まれるように消えていく。

 木々のざわめきがさかのぼり、折れた枝が元通りにくっついていく。


 そして──ふ、と世界が止まった。


 さっきと同じ、冷えた夜の森。

 ただし、さっきよりも星は高く、空気もわずかに違う。


「……ロールバック、成功か」


 視界の端に、半透明のウィンドウが浮かぶ。


> 【ロールバック(局所)】

対象範囲:半径1.0km

巻き戻し時間:60分

残り使用回数:2/3




 ちゃんと減ってる。夢じゃない。


「じゃあ今は、村が壊滅する“1時間半前”ってことか」


 三十分後に襲撃予定なら、そこからさらに一時間分巻き戻したわけだ。

 まだ、余裕がある。チュートリアルにしちゃ悪趣味だけど、まだ詰みではない。


(とりあえず、村の様子を見ないと)


 俺は森の奥から聞こえる小さな灯りとざわめきに向かって歩き出した。



 木々の隙間から、暖かな光が漏れている。

 近づくにつれ、藁ぶき屋根の家々が見えてきた。


 ――辺境村リエナ。


 木柵で簡易的に囲まれた、小さな村だ。

 夜更けということもあり、ほとんどの家は灯りを落としているが、ところどころからかすかな明かりと人の気配が漏れている。


 俺が柵の前まで来た時、見張りの声が飛んだ。


「誰だ!」


 松明の炎が揺れ、若い男が槍を構えてこちらを睨んでいる。

 粗末な革鎧、まだ少年と呼んでもいい年頃。緊張した手つきだ。


(あ、そうだ。俺、今の見た目……)


 自分の手を見下ろす。

 小さく、細い。十歳の少年そのものだ。


 服も村の子供と変わらない麻のシャツ。

 そりゃ、森から子供がひとり出てくれば警戒もされる。


「えっと、俺……じゃなくて、僕は、この村の……」


 そこで、視界に別のウィンドウがぴょこんと出た。


> 【プロフィール】

名前:レクト・アーベント

年齢:10

出身:リエナ村

職業:村役人見習い(予定)

備考:本来は明朝、村長の紹介で職に就く予定




(レクト……これが俺の転生後の名前か)


 ゲームのデバッグでも、テスト用アカウントの名義ってこんな感じだったな、とどうでもいいことを思い出す。


「……レクト? お前、村長んとこのとこの子か?」


 見張りの青年が、槍を少しだけ下げる。


「え?」


「昼間、村長が言ってたぞ。今日から“戻ってきた”レクトって子が村に住むことになったって。

 てっきり、もう家に入って寝てるもんだと思ってたが……森で何してたんだ?」


 どうやら、この体には「元々村にいたけど事情があって外に出ていた子が戻ってきた」という設定がついているらしい。便利だ。


「ごめん、ちょっと道に迷っちゃって……」


 とりあえず、無難な嘘をついておく。


「まったく。こんな時間に外ふらつくなよ。今日はこれから“例の儀式”だってのに」


「儀式?」


 聞き逃せない単語が耳に引っかかった。


「ああ、知らねえのか。ま、詳しくは村長に聞け。早く帰れよ。

 ……それと、夜の森は危ねえから、今日だけはマジで出るなよ? いいな?」


 青年は、やけに真剣な目で俺を見る。


(“今日だけは”って言い方、絶対何かあるだろ)


 だが、ここで問い詰めても「子供には教えられない」で終わりそうだ。

 情報を得たいなら、まず村の中心人物――ログで見た“村長”に話を通した方が早い。


「うん、わかった。ありがとう、お兄ちゃん」


「お、お兄ちゃん……っ」


 青年は耳まで真っ赤になって、咳払いした。


「と、とにかく、気をつけろよ!」


 かわいかったらしい。十歳ボディの利点を、早速実感することになった。



 村の中心部には、少し大きめの家が一軒。

 周囲の家よりも造りが良く、入り口には簡素な紋章が掲げられている。


(多分、あれが村長の家だな)


 近づこうとした瞬間、視界の端に、淡い光の粒が集まった。


> 【ヒント:チュートリアル】

・まずは村長と会話し、現在の村の状況を把握しましょう。

・情報はログだけでなく『生きたNPC』からも得られます。

・イベントフラグの変化に注意してください。




「……ヒント出るのかよ」


 どこまでゲームライクなんだ、この世界。


 扉を叩くと、すぐに中から足音がして、木戸が開いた。


「おや、レクトかい。こんな時間にどうしたね?」


 白髪まじりの髭を蓄えた、丸い体格の老人。

 優しげな目尻には深い皺が刻まれているが、その奥には油断ならない光も宿っていた。


 ――村長、オルド・アーベント。


 ログで見た名前が、頭の片隅に浮かぶ。


「ごめんなさい、村長さん。森で迷っちゃって……」


「おやおや、危ないじゃないか。今日はいつもより森の気配が荒れておる。

 ほら、中に入りなさい。冷えるだろう」


 村長に促され、家の中に入る。


 暖炉の火が揺れ、薬草のような匂いが室内に漂っている。

 木の机と椅子、壁には地図らしき羊皮紙と、古びた帳簿がずらりと並んでいた。


(“村役人見習い”って、この帳簿の管理とかかな)


 そんなことを考えていると、視界にまた小さなウィンドウが浮かぶ。


> 【サブクエスト発生】

クエスト名:村の記録を確認せよ

内容:村長の帳簿を閲覧し、村の最近の異変を把握する

報酬:経験値+少量、村長からの信頼度上昇




(完全にゲームじゃん……)


 思わずため息が出た。


「どうしたね?」


「いえ、ちょっと、ほっとして」


 俺は深く息を吸い込み、村長の前に座った。


「村長さん、ひとつ聞いてもいいですか?」


「なんじゃね?」


「今日、夜に“儀式”があるって、見張りの人が言ってました。

 ……それって、どんな儀式なんですか?」


 村長の目が、ほんのわずかに細められる。


(あ、今のでイベントフラグ立ったな)


 ログ解析スキルを使わずとも、長年のゲーム感でわかる。


「……お前さん、戻ってきたばかりで、まだ知らんのだな」


 村長は、暖炉の火をじっと見つめた。


「この村では、毎年この日、“守り手の儀”を行う。

 森に棲まう魔物どもに、村を襲わせないための、古い古い約束じゃよ」


「約束……?」


「そうじゃ。森の奥には古き“主”がおってな。そやつに供物を捧げ、村の安全と引き換えにする。

 この辺りじゃあ、どこの村も似たようなものじゃろう」


 供物。

 その単語に、背筋が冷たくなる。


「その供物って……」


「……家畜や作物じゃ」


 一瞬、間があった。

 そのわずかな逡巡を、俺の耳は逃さない。


「昔は、じゃが」


 村長は苦い顔をした。


「今は違うんですね」


「……レクト、お前さん、急に鋭くなったのう」


 村長は肩を落とし、小さく笑った。


「そうじゃ。数年前から、供物の量を増やせと“主”が言うようになってな。

 最初は穀物を倍に、次は家畜を、そして──」


 そこで言葉を切り、村長はこちらを見た。


「今年からは“人”も捧げよ、と言ってきおった」


 脳裏に、さっき見たログの一行が鮮明によみがえる。


> 【イベントID:#A-02344 “辺境村リエナ襲撃”】

備考:バグの疑いあり(魔物出現パターンが仕様を逸脱)




(仕様を逸脱……)


 本来のシステムでは、森の主は「供物を受け取る代わりに村を守る存在」のはずだ。

 だが何らかのバグによって、人間を要求し、さらには村を襲う側へと変質した。


 そう考えるのが自然だ。


「村の者たちは、もう限界じゃ。

 ここ数年、収穫は減り、魔物は増え、若い者は街へ出たがる。

 それでも何とか守り手の言う通りにしてきたが……」


 村長は拳を握りしめ、テーブルを軽く叩く。


「“人を捧げよ”など、許されるはずがない」


「じゃあ、今日は……?」


「儀式に“人を捧げる”ことを、村として拒む」


 それはつまり、森の主との契約破棄宣言だ。


「……それで、村が襲われる、と」


 俺の言葉に、村長は驚いたように目を見開いた。


「どこまで知っておるんじゃ、お前さんは」


「なんとなく、嫌な予感がして」


 ごまかすように笑うと、村長はゆっくりと頷いた。


「そうじゃ。今夜は、村が試される。

 守り手と呼んできたものが、我らの敵になるかどうか。

 ワシらは、それでも“人を捧げることはせん”と決めた」


 立場としては、正しい。

 だが、ログ上の結果は――村の全滅だ。


(倫理的には正しくても、システム的には“死亡ルート”ってわけか)


 ゲームあるあるだ。

 プレイヤーが道徳的に正しい選択肢を選んだ結果、バッドエンドに突き進むやつ。


 だが、ここはゲームじゃない。


 村長の皺だらけの手。

 暖炉の火に照らされた帳簿の山。

 外から微かに聞こえてくる、村人の笑い声や赤ん坊の泣き声。


 全部“生きている”。


(ここを壊滅させて、後からロールバックでやり直すこともできる。

 でも……一度死んだ人間は、二度と戻らない)


 少なくとも、感情的にはそうだ。


「村長さん」


 俺は、決意を固めて口を開いた。


「儀式の場所を教えてください」


「……何をするつもりじゃ?」


「森の主が“仕様通り”じゃないなら、直さないといけません」


 言いながら、自分でも苦笑したくなる。


「僕は、村役人見習い……じゃなくて、“世界を見張る役目”なんです。

 おかしなことがあったら、ちゃんと見て、ちゃんと直さないと」


 村長は、しばらく黙って俺を見つめていた。


 やがて、深いため息をつき、笑った。


「……変わった子になったもんじゃのう、レクト。

 だが、その目は嘘をついておらん。

 よかろう。儀式の場へ案内しよう」


 そう言って、村長は立ち上がった。



 村長の家を出ると、空にはさっきよりも星が多く瞬いていた。

 体感で、ロールバックから三十分ほど経っている。


> 【現在時刻】

村壊滅予定イベントまで:59分38秒




 ウィンドウの端に、控えめなカウントダウン表示が出ている。

 心臓に悪い仕様だ。


「レクト、寒くないか?」


「大丈夫です」


 村長と並んで、村の外れへ向かう。


 途中、村の人々がちらほらと顔を出した。


「村長、今からなのかい?」


「ええ、先に様子を見てくる」


「……気をつけてください」


 不安の色を浮かべた視線が、俺たちを追う。


 この人たちは知らない。

 この先のログに、自分たちの死が予定されていることを。


(絶対に、バグを突き止めてやる)


 静かに、心の中で誓った。



 森の中を、村長は慣れた足取りで進んでいく。

 夜目にもわかるほど踏み固められた獣道を抜け、やがて開けた場所に出た。


 そこは、小さな泉のほとりだった。


 水面には星空が映り、中央には苔むした石の祭壇がある。

 祭壇の周囲には干からびた骨と、古びた木彫りの像が並び、その中央には黒ずんだ大きな牙が突き立てられていた。


(ここが、儀式の場……)


 と、その瞬間。


> 【ログ解析】

イベントID:#A-02343 “守り手の儀:準備フェーズ”

状態:進行中

異常:守り手プロセスに不正な外部コードが混入しています




(外部コード……?)


 つまり、森の主の“処理”に、何者かが割り込んでいるということだ。


「レクト、ここが儀式の場じゃ。お前さんは、今日が初めてじゃな」


 村長は祭壇の前に立ち、古びた木像へと手を合わせた。


「本来なら、この像の向こうに、“守り手”の姿が現れる。

 この村を守るための古き精霊じゃ」


「本来なら、ですね」


「……そうじゃ」


 村長は、牙を見つめながら、低く続けた。


「ここ数年、その姿は変わってしまった」


「変わった?」


「前は優しい光のようなものだった。

 だが今は、黒い霧のような影が、牙と共に現れる。

 声も変わった。“守る”ではなく、“喰らう”と繰り返すようになった」


 仕様変更というには、あまりに悪質だ。


 ログ解析の結果と合わせれば、ほぼ確信できる。


(森の主のプロセスに、“何か”が感染した)


 魔王の配下なのか、世界システムの別バグなのか。

 どちらにせよ、このまま儀式を行えば――


> 【予測】

現状のまま儀式を開始した場合

・森の主(汚染済み)が顕現

・供物拒否をトリガーに襲撃開始

・村人全滅率:99.8%




「村長さん」


「なんじゃ?」


「今夜の儀式、少しだけ、やり方を変えてもらえませんか」


「やり方を……?」


 村長の眉がひそめられる。


「守り手は、元々村を守る存在だったんですよね。

 それが今、村を襲おうとしている。

 もし“本来の守り手”がまだどこかに残っているなら……呼び戻す方法を試したいんです」


「そんなことができるのか?」


 できるかどうかは、わからない。

 だが、やらなければ全滅確定だ。


(デバッグの現場も同じだ。

 やってみなければ何もわからない。

 ログと仮説だけじゃ、バグは潰せない)


「僕に、少しだけ時間をください。

 儀式が始まるまでに、“守り手のログ”を覗いてみます」


 村長は、しばし考え込んだ末、ゆっくりと頷いた。


「……よかろう。どうせ、何もしなくとも我らは崖っぷちじゃ。

 レクト、お前さんに賭けてみよう」


 そう言って、村長は一歩下がる。


 泉のほとりに残されたのは、俺と、石の祭壇と、黒い牙だけ。


(さあ、最初の“本番テスト”だ)


 俺は、祭壇に歩み寄り、牙へと手を伸ばした。


> 【警告】

対象オブジェクト:〈守り手の牙(汚染)〉

ログ解析を行いますか?

[はい]/[いいえ]




「はい」


 世界が、牙を中心に反転するように揺らいだ。


 視界に、膨大なログの奔流が流れ込んでくる。


 静かな森。

 小さな光の精霊。

 驚く村人たち。

 「守る」「見張る」「見守る」という、穏やかな文字列。


 その中に、ある時点から黒いノイズが混ざり始める。


> 『喰ラウ』

『捧ゲヨ』

『破壊セヨ』

不正コード断片:ソース不明

侵入タイミング:魔王復活予兆発生時期と一致




(やっぱり、魔王周りか)


 さらにログを深堀りした瞬間、別のエラーが弾けた。


> 【致命的エラー】

守り手プロセスが二重起動しています

・プロセスA:オリジナル

・プロセスB:汚染済み




(……二重起動?)


 つまり、本来の“守り手”はまだどこかで生きている。

 汚染されたプロセスに上書きされて、外側から見えなくなっているだけで。


 なら、やることはひとつだ。


(オリジナルを前面に戻す。汚染プロセスを隔離する)


 ゲームでいえば、バックグラウンドで動いている悪質なMODを切り離すようなものだ。


 ただ――


> 【権限確認】

要求操作:システムプロセスへの直接介入

現在権限:Temporary(チュートリアル)

実行権限:不足

代替案:儀式イベント中に“トリガー条件”を満たすことで、守り手プロセスの優先度を書き換え可能




(やっぱり、簡単にはいかないか)


 システムの中枢には、今のテンポラリー権限では手が届かない。

 だが、儀式イベント中なら、例外的に干渉できるタイミングがあるらしい。


(つまり、儀式を“正しく”進行させながら、その中でトリガーを満たす必要がある)


 そのトリガーとは何か。


 ログをさらに読み込むと、ちらりと意味深な一文が見えた。


> 【条件分岐】

IF (供物=“人”) THEN

 プロセスB(汚染)優先度=最大

ELSE IF (供物=“守るべきもの”) THEN

 プロセスA(オリジナル)優先度=最大




(“守るべきもの”……?)


「レクト、どうじゃった?」


 村長の声が、現実に引き戻す。


 俺はウィンドウを閉じ、振り返った。


「儀式は、予定通りやった方がいいです。

 ただし――供物を、変える必要があります」


「供物を?」


「“人”でも、“家畜”でも、“穀物”でもないものです。

 守り手が、本来守っていたもの。

 ……村にとって、一番大事なものを」


 村長は戸惑い、首をひねった。


「一番、大事なもの……?」


 俺は、村長の背後――村の方角に視線を向けた。


 笑い声、泣き声、生活の音。

 そこにある全てを守ろうとしてきた“何か”。


(この世界の“仕様”は、まだ全部は見えていない。

 だから――)


 俺は、静かに言った。


「村長さん。今夜の儀式に、村のみんなを集めてください。

 それと、今まで守り手に捧げてきたものを、全部持って」


「全部……じゃと?」


「はい。

 本来の守り手が守ろうとしていたものが何か、確かめる必要があります」


 それが何なのかは、まだわからない。

 けれど、ログは確かにこう言っていた。


> 供物=“守るべきもの”




 それはたぶん、誰かひとりの命なんかじゃない。

 もっと大きくて、もっと抽象的で、もっと大事な何か。


(……チュートリアルにしちゃ、難易度高すぎないか? 女神さん)


 内心で文句を言いつつ、どこかでわくわくしている自分もいた。


 仕様書もマニュアルもない、世界そのもののデバッグ。

 これ以上、やりがいのある仕事はない。


「レクト」


 村長が、真剣な目つきで俺を見た。


「お前さんの言う通りにして、村が滅んだとしても――ワシは、お前さんを責めん。

 これは、ワシらが選ぶ道じゃ。

 じゃが、それでも……ワシは、信じてみたくなった」


「僕を、ですか?」


「いや、“お前さんが見ている世界”を、じゃ」


 その言葉の重さに、思わず息を呑んだ。


 村長は、ゆっくりと頷く。


「村に戻って、皆を集めよう。

 レクト、お前さんも来るか?」


「はい。

 ――この村のバグ、絶対に特定してみせます」


 カウントダウンは、着々と進む。


> 村壊滅予定イベントまで:42分12秒




 あと二回、局所ロールバックは残っている。

 最悪、失敗してもやり直せる。


 だが、できることなら――一度で決めたい。


 俺は、村長と並んで、再び村へと歩き出した。


 世界のデバッグは、まだ始まったばかりだ。


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