第4話
「和葉様と接触した?!」
「う、うん」
2回目の登校日を終え家に帰り芽之宮さん?と会ったことを説明すると、ヒスイさんがこれまで聞いたことがないくらい大きい声で反応した。
「すみません、取り乱してしまいました」
そういってヒスイさんは服を払い平静を取り戻した。
「なんかすごい別嬪さんだったよ」
「そうなんですね…じゃなく、男性ということを伝えたのですか?」
「いや、男装って勘違いされて男ってことはばれなかったよ」
「よかったです。確か和葉様も男装女子でしたよね?」
「そうそう。似合っててこりゃ女子からも人気だなと」
「芽之宮家は初芽という名前も家系図から隠しているはずですので血縁関係を疑われることもないですし...ファーストコンタクトとしては上々ですね」
「だね。もう入学式まで登校しないしいいんじゃない?」
「ですね。入学式になれば大騒ぎは避けられませんし」
避けられないんだ...
「とにかく、これからは騒ぎを最小限にすることが優先です。まずは――」
____
【和葉視点】
登校日が終わり帰宅をしたが…やっぱり気になる。
初芽奏音。男なのか女なのかすらわからない。
「ふーむ。芽之宮家の見れるデータベースには何も載っていないのか」
パンパン
「お呼びでしょうかお嬢様」
「ミクレ、初芽奏音という人間について調べてほしい。何か引っかかるんだ」
「承知いたしました」
門松ミクレは私の従者だ。芽之宮家と門松家は長いこと主従関係があり、その流れで私の家では一人一人に従者がついている。
そんなことは置いておいて初芽奏音だ。
本当に私が出会った中で一番美形の人間だ。
男でも女でも構わない。
——あれは、私の手の届く場所にあるべき存在だ。
きれいなものは傍に置いておく。それが私の信条だ。
どんな宝石も真珠もかなわない人間の美しさ。その美しさを傍に置いておきたいと思うのはどんな人間でも変わらないはず。
要はそれを実行するかしないか。覚悟を決めるか決めないか。
私にはその覚悟を決める力がある。
絶対に私のものにするんだ。
他にも美形はいたがひとまずは初芽奏音。他の人間は今のところ後回しでいい。
芽之宮家の力すべてを利用してでも手に入れてやる
______
本日短くて申し訳ございません。インフルでした。
次回の更新は金曜日か土曜日を予定しております。
激重感情が渦巻くこの貞操逆転世界で 月乃糸 @rast-one
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